NotebookLMで複数口座を統合管理!楽天・SBI証券のCSVをAIで1つにまとめるプロンプトと活用術

NotebookLMで複数口座を統合管理!楽天・SBI証券のCSVをAIで1つにまとめるプロンプトと活用術

複数の証券会社にまたがる保有銘柄の管理、みなさんはどうしていますか。Googleの生成AIノート・ツール「NotebookLM」を使えば簡単に管理できます。といっても少しコツが必要ですが…。いまは理論株価と日経指数を物差しに保有銘柄の分析をしていますが、その基礎となるのが銘柄データ。管理方法やコツを画像付きで共有します。(2026,3,20) 

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複数口座の管理が面倒…NotebookLMならCSVを統合して自動分析できる

わが家の保有資産は、わたしの楽天証券とSBI証券、妻の楽天証券とSBI証券に集約しています。それぞれCSVファイルを入手してNotebookLMで分析させてみたことが、わたしがNotebookLMを使い始めたきっかけでした。 

👉NotebookLMを使った保有資産の分析の記事はこちら

NotebookLM活用術|保有株をAIで無料分析!理論株価と日経指数と掛け合わせる投資戦略
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しかし、NotebookLMを無料で使い続けるのは、1つのノートブックあたりに登録できるソースは50個以内と決まっています。 

毎週末にデータを読ませてフローを分析したくても、毎週4つのCSVファイルを使うと3か月で満杯になっちゃうよな… 

でも、相手はとても優秀な生成AIです。4つのCSVファイルのデータを1つのファイルに生成するのはお手のものではないか? そう思って書物で調べると、やっぱりできそうです。 

NotebookLMの魅力は、登録したソースを整理するだけでなく、その情報をもとに新しいコンテンツを生成できる点です。 

他のAIツールがユーザーの指示に対して回答を返すことを主眼としていたのに対し、NotebookLMは蓄積されたソースを理解し、そこから新しい成果物を構築させることができます。登録したソースを素材として、新しい文章を再構築してくれるのです。 

武井一巳『GoogleAI仕事術』(翔泳社)171ページ 

これこれ!まさにこれです。さっそくやってみました。

【実践】楽天・SBI証券のデータを1本化する魔法のプロンプト公開 

もっとも、AIは指示があいまいだと誤作動することは経験済みです。

楽天証券とSBI証券ではCSVファイルの項目にも違いがあるので、両方のCSVファイルから設定する項目を選び、次のような条件設定で指示しました。 

《プロンプト》
・B列に銘柄コード、C列に銘柄名称/銘柄名、D列に保有株数/保有数量[株]、E列に取得単価/平均取得価額[円]、F列に現在値[円]、G列に取得金額/平均取得価額[円]、H列に評価額/時価評価額[円]、I列に評価損益[円]で楽天証券、SBI証券のデータを証券コード順(昇順)で並べてください。
・SBI証券は特定口座のみですが、楽天証券は特定口座とNISA成長投資枠があるため、特定口座とNISA成長投資枠は区別して並べてください。(以下、省略)

このほか4つの口座にまたがる銘柄は合算しないように…とか結構細かくプロンプトを考えて指示。すると「Studio」の下の方でクルクルと回転してファイルの生成作業がスタートしました。 

ここは瞬時というわけではなく、体感で5分程度待っていたら、「20260319統合資産管理レポート」を作ってくれました。 

Googleスプレッドシートにエクスポートできるので、スプレッドシートで確認すると、まさにきちんとできています。 

テーブル(エクセルのシートに相当)が7つあり、夫婦の楽天証券とSBI証券、特定口座とNISA口座も区別して合計6つのテーブルに分類してくれています。7番目のテーブルには、特定口座とNISA口座ごとに時価評価額と評価損益の合計額がまとまっています。まさにイメージどおりの統合資産管理レポートができました。 

さすが生成AIだなあ…と感心したのですが、このあと意外なところで躓きました。 

「ソース50個制限」を突破するコツ!Googleドキュメント活用の裏技

NotebookLMは、Googleのスプレッドシートを含めて、エクセルファイル(.xlsx拡張子)をソース登録できないのです。 

PDFファイルで印刷を試みて失敗(スプレッドシート起因なのか、印刷設定が反映されない…)、CSVファイルにするとテーブルがバラバラになって、これではまったく意味がない!と憤慨したり……。 

15分ほど格闘したあげくに降参。結局、NotebookLMに相談しました(最初から相談してればよかっただけ…という声も) 

こんな答えが返ってきました。 

.xlsxファイルのアップロードに関する誤った情報をお伝えしてしまい、混乱を招いて申し訳ありません。NotebookLMでは、パソコンから直接アップロードできるのはPDF、テキスト(.txt)、およびMarkdown(.md)形式であり、Excel(.xlsx)形式はサポート対象外となっています(この情報は私のソース外の一般的な仕様に基づいています)。 

各テーブルを一つのファイルとしてソースに加えるための、最も確実な手順をご案内します。 

1. 「統合資産管理レポート」をエクスポートする 

先ほど、ご指示いただいた構成(昇順、テーブル7追加、個人名なし)で「20260319統合資産管理レポート」を新たに作成しました。 

  • このレポートは現在、「Studio(スタジオ)」タブに作成されています。 
  • レポートの右上などにある「エクスポート(またはGoogle ドキュメントに保存)」ボタンを押し、Google ドキュメントとしてGoogle ドライブに保存してください。 

2. 保存したGoogle ドキュメントをソースに追加する 

  • 左側の「ソース」パネルにある「+(ソースを追加)」ボタンをクリックします。 
  • 「Google ドライブ」を選択し、先ほどエクスポートしたGoogle ドキュメントを選択してインポートしてください。 
  • これにより、統合された全テーブルのデータが一つのソースとして登録され、今後の分析に利用できるようになります。 

3. 他のExcelファイルをお持ちの場合 

もしお手元にある別のExcelファイルをソースに加えたい場合は、一度Google ドライブにアップロードしてGoogle スプレッドシート(またはGoogle ドキュメント)に変換してから、同様の手順でインポートすることをお勧めします。 

エクスポートはスプレッドシートではなくGoogle ドキュメントにすればいいだけ…ということでした。7つのテーブルをきちんと認識して、1つのファイルとしてドキュメント化してくれるとは知りませんでした。 

結局、エクセル化しやすいGoogle スプレッドシートと、NotebookLMのソース登録用のGoogle ドキュメントと、それぞれエクスポートして保存することにし、Google ドキュメントのリンクをNotebookLMにソース登録して完成です。 

AIがデータの正確性をセルフチェック?NotebookLMに統合を任せる安心感

肝心なのはオリジナルの4つのCSVファイルを削除することです。そうしないと50個が上限のソース登録を有効に使えないので。 

これもNotebookLMに訊いてみました(画像1) 

画像1=もとのCSVファイルを削除しても大丈夫か訊ねたところ、赤枠のように最終チェックの方法まで教えてくれた
画像1=もとのCSVファイルを削除しても大丈夫か訊ねたところ、赤枠のように最終チェックの方法まで教えてくれた

結論は削除して構わないということですが、注目してほしいのは赤枠部分です。 

ただし、以下の点だけ事前にご確認ください。 

  • データの正確性: 新しくアップロードしたテキストファイル形式のソースを私が正しく読み取れているか、一度「20260319の合計時価評価額を教えて」といった簡単な質問をして、正しい数値が返ってくるか確認してから削除することをお勧めします。 

すごいですね~。人間のウッカリさんなところまでケアしてくれるなんて! しかも、AIがAIを疑っているかのような確認方法です。

でも、これは確かめておきたいところ。アドバイスどおりのプロンプトを入れた回答が以下のとおりです。

はい、「20260319統合資産管理レポート」に記載されている合計額と、元データである各CSVファイルの合計額は完全に一致しています。 

出典資料の「テーブル7 統合資産集計表」の数値と、各証券会社のCSVファイルに記載された合計値を照合した結果は以下の通りです。 

(以下、省略) 

ということで、今朝(3月20日)は、今週分のCSVファイルをソース登録して「20260320統合管理レポート」の作成をお願いしました。最初ソースを絞らないで実施したら時間がかかったので、読み込むファイルを4つに絞って指示しました(画像2) 

画像2=左側のソースでCSVファイル以外はチェックを外して、中央のチャットに統合管理レポートの作成のプロンプトを入れたところ。右側のStudioで矢印マークがクルクルまわって「レポートを生成しています」となっています
画像2=左側のソースでCSVファイル以外はチェックを外して、中央のチャットに統合管理レポートの作成のプロンプトを入れたところ。右側のStudioで矢印マークがクルクルまわって「レポートを生成しています」となっています

Studio」の下のほうで「レポートを生成しています」とあります。これをあとはコーヒーでも飲みながら待てばいいだけです(念のためタイムを測ったら、完成まで8分かかりました) 

こうやれば毎週末に「統合資産管理レポート」だけがソースに貯まっていきます。資産データを対比するソース(現状は理論株価や日経指数)も登録する必要がありますが、それでも40本程度は「統合資産管理レポート」を登録できるはずです。 

40本ということは約10か月分ですが、作ったファイルはGoogle ドキュメントとGoogle スプレッドシートに保存するつもりです。 

ですから、1年分(大発会から大納会まで)のGoogle ドキュメントをソースに読み込んで「ひとつのリポートにまとめてくれ」と指示すれば、「2026年統合管理リポート」「2027年統合管理リポート」…と作っていけるはずです。 

理論株価や日経指数と連携!蓄積したデータで投資戦略をアップデート

ダイヤモンドZAi』の別冊付録「理論株価」も年4回発行されます。きのうすでに「2026年春号」をPDF化してソースにアップロードしました。これで「新春号」「春号」がソース登録されています。 

《プロンプト》最新の統合資産管理レポートに記載の銘柄について、「理論株価」の新春号と春号を比較して、理論株価が上昇した銘柄をリスト化(降順)してください 

といったプロンプトが真っ先に思いつきます(あとでやってみるつもりです) 

あるいは、統合管理レポート同士で比較して、

《プロンプト》20260319と20260320のレポートに記載の銘柄で、時価評価額が増加した順(降順)と減少した順(降順)でリスト化してください 

という指示も可能でしょう。統合資産管理レポートはまだ2つしかありませんが、蓄積されていけば、増加のカーブが激しいもの、減少のカーブが激しいもの…といった分析もできるはずです。 

セキュリティリスクへの保険|名前は使わず数字とアルファベットで整理

このように、いろいろな可能性が広がるのは間違いありません。そして、その基礎となるのが自身の保有銘柄に関するデータです。 

他の生成AIと違ってNotebookLMはデータを外部に出すことはないとされています。それでも念には念を入れて、ソース登録するファイルに記載するのは、数字とアルファベットの組み合わせで、

  • 1r(わたしの楽天証券のCSV) 
  • 1s(わたしのSBI証券のCSV) 
  • 2r(妻の楽天証券のCSV) 
  • 2r(妻のSBI証券のCSV) 

としました。万が一の措置ですが、わたしはリスクよりも得られるメリットの方が格段に大きい…と判断しています。 

パソコンをいじったことがないなんて人ならともかく(絶滅危惧種でしょうが、90代で存命の母がまさにそう)、パソコンを持っていて、Googleのアカウントがあるなら、もうCSVファイルをいちいち印刷してファイリングして…なんていうアナログな管理からおさらばできます。参考にしていただけたら幸いです。

(いしばしわたる) 

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