下級武士の悲哀と怪異をせつなく描く…菊地秀行「幽剣抄」
きょう紹介するのは菊地秀行氏の怪談時代小説集「幽剣抄」です。幽霊や怪異は出てきますが、下級武士の悲哀を織り交ぜた作品が多いのが特徴です(2025.3.11)&…
きょう紹介するのは菊地秀行氏の怪談時代小説集「幽剣抄」です。幽霊や怪異は出てきますが、下級武士の悲哀を織り交ぜた作品が多いのが特徴です(2025.3.11)&…
きょうはホラー小説のアンソロジーから、不条理な怖さが際立つ短編ーー菊地秀行氏の「茂助に関わる談合」他3篇を紹介します。怪異の正体について理屈をつけるのでなく、…
きょうは北沢陶氏の新作「骨を喰む真珠」(KADOKAWA刊)を紹介します。デビュー作「をんごく」同様に大正時代の大阪を舞台にした物語。ホラーテイストと思いきや…
きょう紹介するのは山岸凉子さんのホラー漫画「夜叉御前」です。夢枕獏氏の鬼にまつわるアンソロジー「鬼譚」所収の一篇。幽霊や怪異よりも恐ろしいのはやっぱり人間ーー…
きょうは夢枕獏氏が鬼に関する文章を集めた「鬼譚(きたん)」を紹介します。鬼にまつわる小説や漫画、古典、評論が揃うだけでなく、夢枕獏氏の代表作「陰陽師」シリーズ…
きょうは宮脇明子さんの少女ホラー漫画を紹介します。恨みをもった幽霊が怖いか、それとも心の闇をもつ人間のほうが怖いかーー。宮脇さんの作品はどれも後者に重きがある…
きょうは「ガラスの仮面」で有名な美内すずえさんの少女ホラー漫画「白い影法師」を紹介します。50年前の1975年に書かれた漫画ですが、トラウマ級の”最恐”シーン…
きょう紹介するのは夢枕獏氏の小説「陰陽師 生成り姫」(文春文庫)です。人はなぜ鬼になるのかーー。哀切あふれる物語に涙をとめるのが難しくなる小説です(2025.…
少女ホラー漫画の「レジェンド」ならこの人を忘れてはいけない!という漫画家は大勢います。そのひとりがささやななえこさん。角川ホラー文庫の「生霊(いきすだま)」は…
少女ホラー漫画というジャンルがあります。その中でレジェンド的作品と言えば、わたしが真っ先に思い浮かべるのが、昨年亡くなられた楳図かずお氏の「赤んぼ少女」です。…
山岸凉子さんのホラー漫画「わたしの人形は良い人形」が文春文庫から再刊されました。宣伝文句が「少女漫画界のレジェンド、山岸凉子の“最恐”ホラー、令和に降臨」ーー…
きょう紹介するのは宮部みゆきさんが創り出した可愛い妖物「あんじゅう」。宮部さんの連作短編集シリーズ「三島屋変調百物語」の一篇に出てくる妖物です。隠居生活に入っ…
きょう紹介するのは岩波少年文庫の一冊「八月の暑さのなかで」です。金原瑞人氏編訳のホラー短編集。中学生向けと書かれていますが、大人も垂涎のホラー短編が収録されて…
ホラー漫画家の伊藤潤二氏の魅力を知るうえでおすすめの短編集はーー。前回記事に続いて、もう1作だけ紹介させてください。2018年に出版された「伊藤潤二自選傑作集…
ホラー漫画家の伊藤潤二氏が海外でも人気という記事を読みました。国境を超える人気ぶりは嬉しいかぎりですが、伊藤氏のホラー漫画は読み切り短編が多いうえ、かなりの多…
映画化されて旬な話題となっている押切蓮介氏のホラー漫画「サユリ」(幻冬舎コミックス)。人間が怪異に敢然と立ち向かう展開にも驚きますし、含蓄あるセリフが多くて、…
きょう紹介するのは篠田節子さんの「神鳥(イビス)」です。異界に足を踏み入れた主人公たちを襲う恐怖からホラーに分類されますが、謎解き、サスペンスの趣も…。ジャン…
きょうは篠田節子さんの「聖域」を紹介します。強いてジャンル分けすればサスペンス小説でしょうが、せつなさ溢れるホラー小説の趣もあって、事故死した女性への主人公の…
3人の名監督がホラーを競ったオムニバス映画「世にも怪奇な物語」(1967年)が4Kリマスターされたそうです。いまもカルト的な熱い人気を誇る証拠ですが、その中の…
「Netflixの息子」という異名を持ち、世界中で注目を集めている俳優ソン・ガンの魅力について熱く語るシリーズ第2回のきょうは、ソン・ガンを語る上で欠かせない…