積立投資信託ならインデックス型投信で手数料(信託報酬)が安い方を選ぶーーこれが鉄則です。楽天証券で積み立てるなら「楽天プラス」シリーズの楽天S&P500と楽天オルカンがおすすめだよ…と知人に勧めたところなので、実際のパフォーマンスも調べてみました(2024.3.25)
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昨年まではeMAXIS Slimで積立設定
わたしは昨年まで積立投資信託は「eMAXIS Slim」シリーズ(三菱UFJアセットマネジメント)で行っていました。
特に純資産総額で1位・2位の座にある「eMAXIS Slim S&P500」と、オルカンの愛称で知られる「eMAXIS Slim オール・カントリー」は、つみたてNISAと特定口座の両方でずっと積み立ててきました。
昨年夏の時点でもそのように書いていますし、いまもこの2商品がおすすめの投資信託であることは微塵も疑っていません。
にもかかわらず、24年1月からスタートした新NISAのつみたて投資枠で実際に積立設定したのは別の商品ーー「楽天プラス」シリーズの「楽天・S&P500インデックス・ファンド」(楽天S&P500)と「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(楽天オルカン)でした。
信託報酬率とポイント還元
理由は手数料にありました。信託報酬率が「eMAXIS Slim」シリーズよりも低く、さらに保有残高に対してポイント還元までついています。わたしは楽天経済圏の住人なので、ポイント還元もあるのは魅力でした。
保有残高に応じてポイント還元があるのは「楽天プラス」シリーズの6商品だけです。6商品の信託報酬率とポイント還元率は以下のとおりです。
楽天オルカンのポイント還元率が0.017%、楽天S&P500が0.028%。銀行の普通預金の金利が0.001%から20倍の0.02%に引き上げられたとニュースになっていますが、楽天S&P500のほうは銀行の新金利よりも上の利率です。馬鹿にできない還元率だと思います。
このように考えれば、楽天証券でS&P500や全世界株に連動するインデックス型投資信託を選ぶなら、「eMAXIS Slim」シリーズよりも「楽天プラス」シリーズのほうがいいーー。これがわたしの判断でした。
なお、楽天オルカンと楽天S&P500は、今年11月末まではさらに還元率が上乗せされているそうです。
意外と知られてない楽天プラス
この週末、知人と話していたら、その知人は楽天証券のユーザーでしたが、「楽天プラス」シリーズが保有残高に応じてポイント還元があるのを知りませんでした。
それはもったいないよ。信託報酬率も「eMAXIS Slim」シリーズより低いし、楽天証券で投資信託を積み立てるなら「楽天プラス」のほうがいいと思うよ…
そんなふうに話したのですが、自分でやっている分にはよくても、知人に勧めて大丈夫か?と不安になったので、いろいろ調べてみました。
驚異的な純資産残高の伸び
まず、調べて驚いたのは純資産残高の伸び率です。
これだけ急ピッチに伸びているのは、わたしと同じように手数料の安さとポイント還元を評価して「eMAXIS Slim」シリーズから乗り換えた人が非常に多いことを示唆しています。
基準価額のパフォーマンスもいい
もうひとつ、今年に入ってからの基準価額の伸びを比較してみました。
これは毎週土曜日に楽天証券から届く「投信基準価額メール」から、前週末比の数字(%)を書き写したところ、下記の図表のようになりました(eM-Slim=eMAXIS Slimのこと)
比較して数字がいいほうを赤字にしてあります。同じインデックス型投信なのに、微妙に差があるのもおもしろいですが、数字上は決して「eMAXIS Slim」シリーズに負けてないどころか、S&P500mのほうはむしろ勝っています。
まだ積み立てはじめて3か月ですから、あまり断定調で言うのもはばかられますが、手数料の安さ+ポイント還元に加えて、純資産残高の伸び具合、これまでのパフォーマンスをみれば、
楽天証券の利用者は、「eMAXIS Slim」シリーズよりも「楽天プラス」シリーズを選択したほうがいい…
という結論が導き出せるのではないでしょうか。
eMAXIS SlimはSBI証券で
なお、わたしはSBI証券にも特定口座を持っていますので、「eMAXIS Slim S&P500」と「eMAXIS Slim オール・カントリー」は、SBI証券のほうで積立設定をしていることも申し添えておきます。
(いしばしわたる)
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