全体主義は簡単に作り出せてしまう…モートン・ルー「ザ・ウェーブ」
きょう紹介するのはモートン・ルー「ザ・ウェーブ」(新樹社刊)です。ナチスドイツを取り上げた歴史の教師が思い立って始めた”実験”が高校全体を巻き込み、生徒たちが…
きょう紹介するのはモートン・ルー「ザ・ウェーブ」(新樹社刊)です。ナチスドイツを取り上げた歴史の教師が思い立って始めた”実験”が高校全体を巻き込み、生徒たちが…
きょう紹介するのは異星人侵略もの、人類滅亡ものの古典SFの名作、ジョン・ウィンダムの「海竜めざめる」です。内容ももちろんおもしろいのですが、それ以上に狂喜乱舞…
キース・ピータースンの〈ジョン・ウェルズ記者〉シリーズ、最終作の「裁きの街」(原題:Rough Justice)を紹介します。ハードボイルド・ミステリーなのに…
パロディはオリジナルがよく知られていないと面白さがうまく伝わりません。そんな逡巡から紹介をためらっていたのですが、真面目な純文学作家が「こんなパロディ小説も書…
キース・ピータースンの〈ジョン・ウェルズ記者〉シリーズも、いよいよ3作目「夏の稲妻」(原題:The Rain)です。本筋は前作に勝るとも劣らぬスリリングな展開…
ニューヨークの敏腕記者が主人公のハードボイルド・ミステリー、キース・ピータースンの〈ジョン・ウェルズ記者〉シリーズーー。きょうは2作目「幻の終わり」(原題:T…
きょう紹介するのはキース・ピータースンの「暗闇の終わり」(原題:The Trapdoor)です。邦訳が30年以上も前のハードボイルド・ミステリーで、主人公は新…
ホラー映画の中でも一時代を画した「エクソシスト」が、公開からちょうど50年ということで、この12月に「エクソシスト 信じる者」が封切上映されるそうです。「そう…
ゼナ・ヘンダースンの代表作《ピープル》シリーズ、きょうは2作目「血は異ならず」(ハヤカワ文庫SF。原題:The People:No Different Fle…
きょうはゼナ・ヘンダースンの代表作《ピープル》シリーズを取り上げます。「なんでも箱」の記事で書いたとおり、《ピープル》シリーズの「果しなき旅路」(ハヤカワ文庫…
きょう紹介するのは那須正幹氏の短編「六年目のクラス会」です。那須正幹氏と言えば、「ズッコケ三人組」シリーズで子どもたちから圧倒的な人気を集める児童文学作家です…
きょう紹介するのはSF作家、大原まり子さんの「憑依教室」です。「恐怖のカタチ」と題するホラー短編集に収められているのですが、どの短編も「少女から女性へ」と変わ…
きょう紹介するのはスティーヴン・グールドのSF小説「ワイルドサイド」(原題:Wildside)です。〈高校を卒業したばかりの5人の少年少女の目の前に広がるのは…
筒井康隆氏の名アンソロジー「異形の白昼ー現代恐怖小説集」について書くのも今回が最後です。きょう紹介するのは、野坂昭如氏の「骨餓身峠死人葛」です。これで「ほねが…
筒井康隆氏の名アンソロジー「異形の白昼―現代恐怖小説集」から、今回は宇能鴻一郎氏の「甘美な牢獄」です。「この世の地獄を描いて宇能氏の右に出るものはあるまい」と…
きょうから複数回にわけて筒井康隆氏の名アンソロジー「異形の白昼ー現代恐怖小説集」から、選りすぐりの短編を紹介します。1回目は曽野綾子氏の「長い暗い冬」。暗く、…
きょうはブライアン・セルズニックの「ユゴーの不思議な発明」(原題:The Invention of Hugo Cabret)を紹介します。映画にもなったので、…
きょうご紹介するのは、ゼナ・ヘンダースンの「なんでも箱」(原題: The Anything Box)です。作者が学校教師だっただけに、子どもを見つめる眼差しの…
「物語にはいつも”結末”があるとは限らない。追われるように息をつめて読み進むと、いよいよクライマックス、というところでフッと終ってしまう。謎は謎のまま残り、読…
かつて「読書の快楽」という文庫本のシリーズがありました。いろいろな評者がお勧めの小説を短文で紹介するガイドブック本で、これを頼りに本を探索したものでした。きょ…