新NISA 事前積立予約が活況スタート

新NISA 事前積立予約が活況スタート

けさ(12月24日)の日本経済新聞一面によると、ネット証券大手5社による新NISAの事前積み立て予約額は月間2300億円にのぼるそうです。現行のつみたてNISAの月間買付額が約1000億円だそうですから、かなり活況なスタートとなっているようです(2023.12.23)

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大手5社合計で月間2300億円

日経記事のポイント部分を引用します。 

ネット証券大手5社に20日までの新NISAでの投信積み立ての申し込み状況を聞き取り調査した。5社は現行NISA口座数で証券会社の6割強のシェアを持つ。 

ネット証券5社合計の積み立て投資の予約額は20日までで月間2300億円だった。単純比較はできないものの、日本証券協会の資料から概算した証券会社のつみたてNISA口座における月間買い付け額(約1000億円)を上回る。新NISAを機にネット証券で積み立て投資を始める投資家が増えているとみられる。 

以前の記事で書いたとおり、24年1月から新NISAのつみたて成長枠で限度額(年間120億円が上限なので月額10万円)いっぱいに利用したい場合、12月中に積立設定を終えておく必要があります。 

わたしがNISA口座を設定している楽天証券は設定期間が30日間と長く設定されていましたが、もっとも短いauカブコム証券の場合は11日間の間に設定しないとなりませんでした。 

それだけに、日経記事にあるように、事前積み立て予約額が2300億円というのは、新規に口座開設をした方も含めて、かなり多くの人が短い設定期間を利用して積立設定したことを意味しています。 

資金面でみても、これまで貯蓄に回されていたであろうお金が、新NISAに従来の2倍以上も流入していることになります。

やはりNISAは「革命」的変化を促しているようです。 

予約投信トップはオルカン

日経記事によると、事前積み立て予約されている投資信託の上位3位は、 

だそうです。従来のつみたてNISAでも人気の投資信託ばかりで、順当な結果と言えるでしょう。 

NISA口座数トップは楽天証券?

ちなみに、紙面の記事とネット配信記事には若干差があります。紙面はどうしても行数の制約がきついため、ネット配信記事の方が長めになります。

そのため、この記事にもネット配信記事にのみ書かれているくだりがあります。具体的に引用しましょう。 

楽天証券は11月末にNISA口座数が500万を突破するなど、新NISAの始動を前に新規開設の勢いが増している。ネット証券全体では今後さらに増える見通しだ。 

SBI証券への言及がなく、楽天証券のみ「500万を突破」と書いているところを見ると、NISA口座数のトップはやはり楽天証券なのかもしれませんね。 

いずれにしても、新NISAは幸先よいスタートを切っているのは間違いありません。「貯蓄から投資へ」の流れの起爆剤として、大いに期待できそうです。 

(いしばしわたる)

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