SBIレオスひふみの株主優待は投資信託だそうです

SBIレオスひふみの株主優待は投資信託だそうです

株主優待を新設する企業が増えています。わたしの保有する銘柄でも新設したところがあり、その中でも変わり種が「SBIレオスひふみ」(証券コード:165A)。何と優待商品は自社の金融商品ーーアクティブ型投資信託だというのです。市場はこれを好感して株価も急上昇しました(2025.2.7)

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「プロ厳選の500銘柄」でジリ高

SBIレオスひふみは昨年暮れに買い付けた銘柄です。定期購読している「会社四季報プロ厳選の500銘柄」(東洋経済新報社)の25年新春号に出ていた銘柄のひとつでした。 

見出しは「SBI傘下の投資信託顧問、最高値更新も」とあり、マークも「ジリ高」です。 

新NISA効果に加え新商品投入も寄与し運用残高増。直販比率上昇も効く。人件費増などもこなし増益、増配。26年3月期も続伸。株価は24年8月の増配と分割発表を好感後一服。好業績背景に再度9月最高値を狙う。 

配当利回りも3.82%と悪くないので、昨年12月中旬、株価が170円台の時に2度にわたって1000株ずつ、合計2000株を買い付けました。 

前日比12%超の急上昇

そうしたら、きのう(2月6日)株価が前日比12.50%と急上昇したのです。 

2月6日終値は前日比12.50%上昇

何事だ?と思って適時開示情報をみたら前日に株主優待を新設したとあるので、資料をみたら次のような内容でした。 

毎年3月末現在の当社株主名簿に記載された1,000株以上を保有する株主様を対象として、保有する株式数に応じて、当社グループ会社のレオス・キャピタルワークス株式会社(以下、レオス・キャピタルワークス)が運用する投資信託の口数の贈呈、又は相当金額の寄付よりお選びいただけます。 

開示資料には「株主優待制度による公募投資信託の贈呈は日本初となります」とも書いてあります。

ひふみクロスオーバーpro

株主優待として贈呈される投資信託は「ひふみクロスオーバーpro」です。 交付目論見書をみると、次のような特徴をもつ国内株のアクティブ型投資信託です。 

特色1 国内外の未上場株式と上場株式を主要な投資対象とします。
「ひふみクロスオーバーマザーファンド」および「ひふみ投信マザーファンド」への投資を通じて、主に成長が期待できる国内外の未上場株式と上場株式に投資します。未上場株式への投資は、レオス・キャピタルパートナーズが運用する「ひふみスタートアップ投資事業有限責任組合」を通じて行ないます。

特色2 未上場株式に投資を行ない上場後も投資し続けるクロスオーバー投資を行ないます。
長期的な将来価値に対してその時点での市場価値が割安と考えられる上場株式への投資に加え、新規上場後も継続的な成長が期待される未上場株式に投資を行ないます。クロスオーバー投資を通じて、さまざまな成長ステージの企業を応援します。

クロスオーバー投資とは、未上場株式と上場株式の両方に投資することを指します。

24年12月度月次運用リポートみると、運用成績は24年9月の設定来「4.04%」とあります。 

組み入れ上位10銘柄は、 

  1. yutori(5892、グロース)市場小売業 組入比率1.84% 
  2. 三井住友フィナンシャルグループ(8316、プライム市場)銀行業 1.71% 
  3. 日本郵船(9101、プライム市場)海運業 1.63% 
  4. ソニーグループ(6758、プライム市場)電気機器 1.61% 
  5. THE GOLDMAN SACHS GROUP, INC(GS、NYSE)その他海外株 1.51% 
  6. 東京地下鉄(9023、プライム市場)陸運業 1.49% 
  7. パナソニックホールディングス(6752、プライム市場)電気機器 1.42% 
  8. GENDA(9166、グロース市場)サービス業 1.38% 
  9. ソシオネクスト(6526、プライム市場)電気機器 1.36% 
  10. オリックス(8591、プライム市場)その他金融業 1.31% 

となっています。 

国内株は個別銘柄で買うから普段は手は出さないし、信託報酬率が高いアクティブ型投資信託だから、自分では買わない投信だな… 

1000株以上で約2000円相当

それでも優待で貰えるなら喜んで貰います。わたしは2000株保有。「1000株以上」に該当するので「ひふみクロスオーバーpro」を2000口です。2025年2月4日時点の基準価額10,380円を基準にした場合、2,076円相当です。 

優待を受け取るには、レオス・キャピタルワークスの直販口座を新規開設する必要があるので、そこがSBIレオスひふみ側のメリットでもあるのでしょう。 

この発表を受けて、前述のとおり、優待発表翌日の株価は急上昇。7日も前日比0.51%増で終値は199円でした。最高値(24年9月の225円)まではまだありますが、今回の優待が市場から好感されたのは間違いないようです。 

SBI系はどこも尖った優待

以前に記事にしましたが、「SBIホールディングス」(8473)と「SBIグローバルアセットマネジメント」(4765)の株主優待は、暗号資産XRPリップル)です。 

究極のノーリスク・ハイリターン?! 株主優待で暗号資産を受け取る
「ノーリスク・ハイリターンな耳寄りの金融商品がありますよ」とささやかれたら詐欺を疑いましょう。でも、元手がかからない株主優待で暗号資産を受け取り、その暗号資産が…
hintnomori.com

これもSBIVCトレードの口座開設が必要ですが、優待で、つまりタダで暗号資産が貰えるなら文句はないですよね!

SBI系の銘柄は、暗号資産や投資信託と優待内容がどこも尖ってるななあ… 

そんな感想を抱く変わり種の優待です。 「ひふみクロスオーバーpro」2000口を実際に受け取るのは今年10~11月頃ですが、今から楽しみです。

(いしばしわたる) 

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