夜に聞くと心地良いカーラ・ブレイ

夜に聞くと心地良いカーラ・ブレイ

ジャズピアニストのカーラ・ブレイ(Carla Bley)さんが亡くなりました。87歳ということですが、老境に入ってからもトリオで演奏活動を続けてこられた方です。「ローンズ」(Lawns)をはじめとして、夜に聞くと心に沁みる名曲を多く残した方でした。ご冥福をお祈りします(2023.10.19)

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「歌うのなんて好きじゃない」

米紙ニューヨーク・タイムズによると、脳腫瘍の合併症でニューヨーク州の自宅で亡くなったということです。 

フリー・ジャズの女王と形容されている記事が多いですが、わたしがいちばん最初に聞いたのは、 

  • 『歌うのなんて好きじゃない』 – I Hate To Sing (1984年) 

というアルバムでした。 

I hate to sing
I hate to sing

A面がライブ、B面がスタジオ録音で、A面の「とってもシンプル」(Very Very Simple)と「歌うのなんて好きじゃない」(I Hate to Sing)がお気に入りでした。 

ものすごく下手な歌が笑いを誘うのですが、バックのホーン編成と妙にあっていて、繰り返し聞いたものです。 

I hate to sing
I really hate to sing
Why do I have to sing?
It’s so embarrassing
I get self-conscious
When the band launches
Into the intro
of my big song

「440」「モア・ブラームス」

そこから、 

  • 『ミュジーク・メカニーク』 – Musique Mecanique (1979年)  
  • 『ライヴ! (艶奏会)』 – Live! (1982年) 
  • 『モア・ブラームス』 – Sextet (1987年) 

あたりもよく聴くようになりました。 

一番好きな「ローンズ

わたしがカーラ・ブレイの曲でいちばん好きな曲は、『モア・ブラームス』所収の「ローンズ」(Lawns)というバラード曲です。 

これは、いまも夜聞くミュージックリストの筆頭に入れている曲です。 

とてもシンプルなメロディーなのに和音が複雑で、ユーチューブで楽譜をみつけてピアノの鍵盤をたたいたもののうまく弾けなくて…。いつか弾けたらいいなと思っています。 

2000年代に入って夫のスティーヴ・スワロウ(ベース)、アンディ・シェパード(サックス)とのトリオで活動するようになってからも「ローンズ」はレパートリーに入っていました。 

また、ギタリストのジョン・スコフィールドが 

  • 『ア・モーメンツ・ピース』 – A Moment’s Peace (2011年)

というアルバムで「ローンズ」をカバーしています。 

きょうもカーラ・ブレイの「ローンズ」を聞きながら眠るとしましょう。合掌。 

(しみずのぼる) 

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