ビートルズの公式ドキュメンタリーや、未発表テイクなどをCDに収録した「ビートルズ・アンソロジー」シリーズが、今年11月に全面刷新されるそうです。CDもDVD-BOXも持っている身からしたら、これはもう「その日が待ち遠しい!」というしかありません(2025.8.24)
〈PR〉
11時間超の公式ドキュメンタリー
ドキュメンタリーのほうは、1995年12月31日から翌96年1月にテレビ朝日系列で放送されたそうで(ウィキペディアによる)、これはリアルに放送を観た記憶があります。
ビートルズのドキュメンタリーは、NHKが1984年に放送した「ビートルズのすべて」(原題:The Complete Beatles 製作はアメリカ・デライラ・フィルムズ・プロダクション)がとてもよくまとまっていました(2時間ほどの番組で、これもリアルに観て、VHS録画もしました!)

でも、11時間を超える「アンソロジー」は、「ビートルズのすべて」を量・質ともはるかに圧倒するドキュメンタリーでした。難があるとすれば、DVDで4枚(スペシャルディスクを含めれば5枚)もあるため、めったに通しで視聴しようと思えない点でしょうか。

「レット・イット・ビー」映像に感動
「アンソロジー」の見どころは挙げだしたら切りがありませんが、初めて観た時にいちばん感動したのは、DVDの4枚目「アンソロジーVol.8」の最後のほう、映画「レット・イット・ビー」からの映像がクリアに収録されていたことです。
「アンソロジー」の日本語リーフレットをみると、1969年1月30日にアップルの屋上で行われたルーフトップ・コンサートでゲット・バックを演奏する場面で、次のように書かれています。
これまでは新曲6曲を披露と語られてきたが、近年、このときのテープが発見され、ビートルズは屋上でもっと多くの曲を演奏したことが確認されている。ここでは、”Get Back”の1回目の演奏に、映画をダイジェストして編集したものになっている。屋上のシーンの残響が5.1chサラウンドですばらしく響き、階下の映像でも、まさに通行人のひとりとしてビートルズの演奏をリアルタイムで聴いているかのような臨場感。

1970年公開の映画「レット・イット・ビー」は、小学5年生の時に母親に頼んで映画館に連れて行ってもらい(地方都市のリバイバル上映だったので、エルビス・プレスリーの「エルビス・オン・ステージ」とカップリングでした)、中学3年生の時はビートルズ好きの同級生たちと都内の映画館に観にいきました。
ところが、「レット・イット・ビー」は、ビデオやDVDで発売されなかったのです。ウィキペディアにもこう書いてあります。
映画は1980年代の初め、アブコ・レコードが主導してソフト化された。VHS、ベータマックスビデオ、RCA SelectaVision videodisc、レーザーディスクなどでのリリースが確認されているが、アップル・コアの許諾を得ていなかったため、程なく販売中止となった。以降はテレビやファンクラブの上映会などで公開されることはあっても、正式にソフト化されることはなかった。
2004年以降、ポール・マッカートニーを含め、複数の関係者の口からDVD・ブルーレイ化に向けての作業が進められていることが語られているが、2024年4月時点で正式に入手できるのは、抜粋が収録された映像版『ザ・ビートルズ・アンソロジーVol.8』のみであった。
ウィキペディア – レット・イット・ビー (映画)
1984年の「ビートルズのすべて」でも、「レット・イット・ビー」を演奏する4人の姿がほんの一部出てきますが、画質は粗かったですし、ほんとにそのころはブートレグDVDでしか視聴困難な映像だっただけに「アンソロジー」を観たときは、

ここまでキレイな映像が残っているなら、もうすこし待っていれば「レット・イット・ビー」もDVD化されそうだな…
と思ったものでした。
それだけに「アンソロジー」から30年も経つのに、いまなお映画「レット・イット・ビー」がDVDやBlu-ray化されておらず、全篇を視聴できるのは有料動画配信サービスのDisney+(ディズニープラス)のみ、というのは驚くばかりです。
Disney+が11月26日から独占配信
話がだいぶそれました。「アンソロジー」に戻します。
その1995年公開時も大いに話題となった「アンソロジー」が、今年11月26日からDisney+で装いを新たに独占配信されるそうです。
今もなお世界中を魅了するザ・ビートルズの伝説が、時代を超えて蘇る―
30年前に公開され、音楽ドキュメンタリーの概念を変えたザ・ビートルズのドキュメンタリー・シリーズに新たなエピソードを加えた『ザ・ビートルズ・アンソロジー』を2025年11月26日(水)よりディズニープラス スターで独占配信することが決定しました!
https://disneyplus.disney.co.jp/news/2025/0822_the_beatles_anthology
しかも、全映像を修復・リマスターしただけでなく、完全新作エピソード9が追加されるそうです。
新たに制作された完全新作のエピソード9が収録!1994年から1995年にかけて、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターの3人がザ・ビートルズのコンピレーションアルバム『ザ・ビートルズ アンソロジー1』の制作に取り組む様子や、ザ・ビートルズとしての人生を振り返る未公開の舞台裏映像が収められている。
The Beatles – Anthology 2025 (The music, the book, the series)
修復・リマスター作業には、ビートルズの赤盤・青盤のリミックスを担当したジャイルズ・マーティンが参加して、オーディオ・ミックスを手掛けているそうです。

赤盤・青盤はものすごく音がよくなっていてビックリしたからなあ…アンソロジーは音質の面でも期待大だな!
それにしても、またもDisney+の独占配信とは……。「ビートルズ’64」を紹介した時にも書きましたが、ビートルズ・マニアならDisney+は絶対にお得ですね。
CDは『Anthology 4』も
CDの「アンソロジー」のことも書いておきましょう。udiscovermusic.jpの 「ザ・ビートルズ『Anthology Collection』発売決定。新ミックス/未発表音源/最新リマスター収録」からの引用です。
オリジナル版ではジョージ・マーティンが監修を担当し、2025年に発売となる今回は息子のジャイルズ・マーティンがリマスターを担当した『The Beatles Anthology』は、レアな秘蔵音源を3作の2枚組アルバムに収録したアルバム・シリーズ。
このたび、このアルバム・シリーズにも重要な新要素が加わった。ジャイルズが新たに監修し、デモやセッション音源など13の未発表トラックを含んだ『Anthology 4』である。そしてレア音源満載のこの新作には、『The Beatles Anthology』と関わりの深い2つのヒット・シングルの新ミックスも収められる。
グラミー賞に輝いた「Free as a Bird」と「Real Love」の2曲は今回、オリジナル版のプロデューサーでもあるジェフ・リンの手で新たに蘇った。そこには最新技術の”デミックス”により分離・抽出したジョン・レノンのヴォーカル・トラックも使用されている。
それら2曲の新ミックスのほか、ここには2023年に発表されザ・ビートルズによる最新の全英ナンバー1シングルにして、グラミー賞にも輝いた”ビートルズ最後の新曲”「Now and Then」(2023年)も収録される。それら3つのシングルはいずれも、ジョンが1970年代に自宅で録音した初期段階のデモを基に作られた楽曲。ポール、ジョージ、リンゴの3人が、後年になってヴォーカルや各楽器のパートを加えて完成させたのだ。
udiscovermusic.jp – ザ・ビートルズ『Anthology Collection』発売決定。新ミックス/未発表音源/最新リマスター収録
「Free as a Bird」の動画もリマスターされて公開されています。
こちらも楽しみですね~。発売日は11月21日。CD版「アンソロジー」(2枚組CDが3セット)は持っていますが、こちらも買い直し決定です!
むかしビートルズに夢中になった人はもちろん、「このメロディ聴いたことある!」というような若い人も、「アンソロジー」シリーズを機に、ビートルズの世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
(しみずのぼる)
〈PR〉


