半導体関連銘柄のような値がさ株の時に活用したい単元未満株の買付。わたしはSBI証券の「S株」を使うことにしましたが、SBI証券に口座を持っていないケースは、楽天証券の「かぶミニ」ーー特にリアルタイム注文を利用したらよいと思います。実際に使ってみた経験を共有します（2024.2.28）
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SBI証券を未開設なら…
楽天証券の「かぶミニ」とSBI証券の「S株」ーーどちらを使うか試行錯誤して、わたしが「S株」を選択した経緯は以前の記事で書きました。
S株を選択した最大の理由は、楽天証券の「かぶミニ」は購入できる銘柄に制約があることです。買いたいと思っても買えなかった経験はズシンときます。
でも、我が家でSBI証券に口座を開設しているのは私だけです。妻名義でも買いたいと思った時に買えないのは困ります。
リアルタイム注文は736銘柄
そう思って、対象銘柄のリストを「かぶミニ」のページからダウンロードして、私がヤフーファイナンスのポートフォリオで値動きをチェックしている半導体関連銘柄（44銘柄＝２月28日時点）を照らし合わせてみました。その結果は以下のとおりです。
- リアルタイム注文可：35銘柄
- 「かぶミニ」で寄付注文は可（リアルタイム注文は不可）：６銘柄
- 「かぶミニ」では購入不可（単元株のみ）：３銘柄
９銘柄が買えないのを多いとみるか、少ないとみるかーー。
なお、「かぶミニ」で買える銘柄は、2月5日現在で1575銘柄で、うちリアルタイム注文も可能なのは736銘柄です。
SBI証券の「S株」は、東証に上場する全銘柄を注文できるので、やはり銘柄の制約は楽天証券に改善してほしい点のひとつです。
とはいえ、現実問題として、妻名義で半導体関連銘柄を買うなら、「かぶミニ」のリアルタイム注文を利用するのがよさそうです。
そこで、きょう（2月28日）は後場の段階で前日比2%以上下げている5銘柄をリアルタイム注文で購入してみました（念のため書くと、前日比2%マイナスはほかに2銘柄がありましたが、リアルタイム注文に対応していませんでした）
リアルタイム注文は簡単
リアルタイム注文の手続きはとても簡単です。イビデンのケースで見ると、
「買い注文」の右枠の「単元未満買い」をクリックすると、次の画像になります。
あとは暗証番号を入れて注文すれば、成行注文なのですぐ約定となります。下記のように手数料は無料と書いてあります。
地味に痛いスプレッド上乗せ
下記が約定した４銘柄ですが、約定代金をみると、現在値より微妙に高いことに気づきます。
約定後の株価の値動きもありますが、そもそも成行注文で高めになるうえに、「かぶミニ」のリアルタイム取引はスプレッド（0.22%）が上乗せとなるからです。
5500円ならスプレッドは13円、11000円ならスプレッドは25円という計算です（小数点以下は購入時は切り上げ、売却時は切り捨て）
うーん、やっぱり地味に痛いところですね。
かぶミニも、スプレッドの上乗せはやめて、かつSBI証券の「S株」のように、前場の値動きをみて「後場始値」や「後場」で約定する形にしたほうが使い勝手がいいように思います。
とはいえ、妻名義の場合は、ほかに選択肢はありません。
これからも、私名義をSBI証券の「S株」で注文するタイミングに合わせて、妻名義は「かぶミニ」のリアルタイム注文で購入可能な銘柄を買っていこうと思います。
（いしばしわたる）
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