銀行の振込手数料を無料にする方法教えます

銀行の振込手数料を無料にする方法教えます

三菱UFJ銀行が今月から振込手数料を引き上げました。特に他行あての振込は最大990円もかかることになります。給与振込口座を会社が指定しているところも多いため、積立投資信託の資金をネット銀行に移すのにも手数料がかかる、というのは何とも馬鹿らしいです。何とか手数料を無料にできないものか…そんな知恵を絞って振込手数料を無料にする方法を見つけました(2023.10.18)

〈PR〉

一休高級ホテル・旅館が最大60%OFF!

三菱UFJが手数料引き上げ

三菱UFJ銀行は10月2日から手数料を引き上げました。

他行振込は窓口を利用すると990円かかることになります。インターネットバンキングを使っても振込額が3万円以上なら220円かかります。唯一の例外は三菱UFJ銀行を給与振込口座にしている場合ですが、それだけのためにわざわざ給与振込口座を変更する人はほぼ皆無でしょう。 

わたしも長らくみずほ銀行を使っていました(いまも1口座は残ってます)。会社の給与振込口座がみずほ銀行だったからですが、投資を始めるようになり、ポイ活にめざめて楽天経済圏の住民になってからは、すっかり楽天銀行がメーンで使う金融機関になっています。 

みずほ銀行の他行振込にかかる手数料は以下のとおりです。振込額が3万円以上なら、インターネットバンキングでも320円、窓口は880円です。 

みずほマイレージクラブに入っていると、条件によって他行振込が無料になる場合もありますが、その条件が「住宅ローンがある」「みずほのクレカで年間100万円以上利用する」などですから、あてはまる人はごくごく少数でしょう。 

ネット銀行なら月3~5回無料

一方、ネット銀行は、条件が緩いので他行振込手数料は実質的に無料です。 

わたしがメーンで使っている楽天銀行は以下のとおりです。預金残高が100万円以上なら他行振込は月3回無料です。 

ネット銀行で預金残高トップの住信SBIネット銀行はもっと条件が緩いです。

ランク2で月5回無料ですが、アプリで生体認証を登録する「スマート認証NEO」を使えばいいだけです(スマート認証NEOはセキュリティ向上のためにも必須の手続きです) 

「三菱UFJ/みずほ」と「楽天/住信SBI」を比べてみれば、他行振込の手数料に歴然とした差があるのは明白です。 

政府の「貯蓄から投資へ」の掛け声のもと、24年1月スタートの新NISAをにらんでネット証券が勢いを増している中、楽天証券なら楽天銀行、SBI証券なら住信SBIネット銀行(もしくは三井住友銀行のOlive支店)と連携させるほうがポイント付与の観点で有利ですから、ますますネット銀行の利用者が増えてくるでしょう。これはもやは時代の流れです。 

企業の給与振込がネックに

ところが、この流れについていけてないのが企業です。依然として給与振込口座を市中の銀行に指定しているところがあります。 

実は、わたしの娘が勤める企業もそうで、その企業は給与振込口座をみずほ銀行に指定しています。

娘は大学生の時から楽天証券で「つみたてNISA」を行っていますし、クレカも楽天カード利用者ですから、メーンで使う銀行は楽天銀行です。そのため、みずほ銀行から楽天銀行に定期的に資金を移動させる必要があるのです。 

みずほ銀行が他行振込に手数料がかかるため、手数料をかけたくないならATMを利用するしかありません。

でも、会社のお昼時間にみずほ銀行のATMでお金をおろして、最寄りのセブンイレブンに駆け込んでセブン銀行ATMを使って楽天銀行に入金させる……なんて、馬鹿らしいことはさせられません。そもそも危なっかしくて怖いです。 

娘から「なんかいい方法はないの?」と相談されました。 

いろいろと調べた結果、手数料がかからず、ネットだけで手続きできる方法がありました!

証券口座の入出金を活用

銀行手数料を無料にする方法ーーそれは「証券口座への入出金をかませる」というものです。 

以下の画像が楽天証券「リアルタイム入金」です。 

インターネットバンキングを利用し、楽天証券のお客様口座に資金を入金する方法です。 

入金手数料無料で入金手続き後、即時で口座に入金金額が反映されます。 

と書いてあります。 

以下の画像がSBI証券「即時入金」です。 

インターネット上で、お手持ちの銀行口座から、SBI証券の証券総合口座へ入金いただけます。 

入金後、即時反映されるため、商品のお取引までがスムーズです。手数料も無料です。 

と書いてあります。 

なぜ手数料が無料になるかと言えば、証券会社が銀行に支払う手数料を負担してくれているからです。いわば証券会社間のサービス競争の結果、ユーザーにうれしい手数料無料が実現しているわけです。

その結果、娘の場合なら、楽天証券でみずほ銀行からの「リアルタイム入金」を行って、楽天証券から楽天銀行に出金すれば、手数料無料でみずほ銀行から楽天銀行に資金移動できるーーということです。

出金指示も手数料無料

楽天証券から楽天銀行への「出金」指示をすれば、あるいはSBI証券から住信SBIネット銀行に「出金」指示すれば、数日中に楽天銀行や住信SBIネット銀行にお金が入ります。「出金」の手続きはもちろん手数料無料です。 

そうすれば、楽天銀行なら月3回、住信SBIネット銀行なら月5回、他行への振込手数料は無料で利用できます。三菱UFJ銀行やみずほ銀行から他行振込すれば、インターネットバンキングを使っても1回あたり220~330円かかるところが、証券会社の入出金を介在させるだけで、月3~5回は手数料が無料になるというわけです。 

ネット証券/銀行で手数料無料へ

この方法に気づいてからは、わたしは銀行口座への振込が必要な場合は、必ずこの方法を使って楽天銀行から振り込むようになりました。手数料は一切かかりません。 

政府の「貯蓄から投資へ」の掛け声のもと、新NISAが24年1月からスタートします。新NISAをはじめるため、ネット証券の開設を検討している人も多いでしょう。 

その際は同じ系列のネット銀行も同時に開設しましょう。そうすれば手数料無料の世界がひらけてきます。 

(いしばしわたる) 

〈PR〉

登録は簡単、3ステップのみ!無料会員登録はこちら