「貯株」の威力を貸株と配当金から検証します

「貯株」の威力を貸株と配当金から検証します

2024年も早いものではや半年が過ぎました。今年上期の数字が出揃ったタイミングですので、貯金ならぬ「貯株」の威力について、この半年の”成績”から書いてみたいと思います(2024.7.2)

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「貯株」はかんちさんの造語

「貯株」というのは、資産8億円の元消防士「かんち」さんの新刊本「ほったらかしで年間2000万円入ってくる超★高配当株投資入門」(ダイヤモンド社刊)に出てくる造語です。 

個人投資家のみなさんには、ぜひ「貯株」を強く意識していただきたいです。  

現金を貯めるのではなく「株」を貯める、頻繁に株を売買するのではなく、あくまで貯金のように貯株するというススメです。  

貯金ならぬ「貯株」のすすめ:高配当株投資の入門書 

まったく同感で、わたしも普通預金は必要最小限度に抑えて、できるだけ株や投資信託の形にしています。まさに「貯株」を実践しているひとりです。 

「貯株」の効果が最大限発揮されるのは配当金ですが、それ以外に貸株があります。貸株の仕組みは以前の記事を再掲しましょう。 

貸株サービスとは、投資家が、保有している株券等を証券会社に貸し出すことで、証券会社からこれに見合う貸株金利を受け取ることができるサービスです。  

証券会社は、主に信用取引で株を空売りしたい投資家に借りた貸株を貸し出します。借りた側は「貸株料」を支払い、それが証券会社を通じて貸株をした投資家に支払われます。 

正しく「貸株」していますか 

きょうはたまたま貸株の入金があったので、預金を株のかたちに変えておくだけでお金がチャリンチャリンと入ってきますよ…とお伝えするにはいいタイミングです。 

ですので、最初に貸株、次いで配当金の今年上期の”成績”を共有します。 

貸株するだけで年間6万円超

貸株の入金は、こんなメールがいつも月初めに飛んできます。 

6月分の入金額は2013円でした。ちなみに、妻のほうにもメールが届いて、妻の6月分入金は2174円でした。 

今年2月に届いた1月分から足し合わせると、この半年で、わたしは1万9181円、妻名義は1万3924円で、合計3万3105円です。通年で6万円以上の入金となります。 

ほとんどの銘柄の貸株金利は0.1%ですし、長期保有優遇制度のある銘柄は貸株しません(貸株すると損するので) 

最初の気づき(ヒント)を教えます

貸株の注意点はこちらの記事をごらんください 
貸株サービス 利用するなら一択 

それでも、保有銘柄が増えてくれば、ほんとうに「塵も積もれば山となる」です。

金額ベースは配当金が圧倒

でも「貯株」の効果を検証するうえで、金額ベースで圧倒的なのは配当金です。 

6月は配当金の額がもっとも大きくなるので、今年1月から6月までの6か月間の配当金額を見てみましょう(下記の図は、マイメニューの「特定口座損益(譲渡益税)」にあります) 

わたし名義の譲渡益・配当金額(24年1-6月分)
妻名義の譲渡益・配当金額(24年1-6月分)

赤枠部分をごらんください。わたし名義が80万7620円(うち6月だけで54万9984円)、妻名義が83万3247円(うち6月だけで55万9916円)ですから、合計で164万0867円(うち6月だけで138万3231円)になります。 

さすが「貯株」の威力は最強です。 

ちなみに上記の図をみれば、保有株の売却による譲渡損益も、相当な額にのぼっています(夫婦合わせて870万8241円) 

これは不動産の買い替えと住宅ローン完済に伴って手元資金だけでは不足したからで、できれば売らずに持っていたかったです(そうすれば配当金はもっと多くなっていました) 

馬鹿にならない源泉徴収額

それにしても、配当金も譲渡益も、源泉徴収される金額は馬鹿になりません。 すでに夫婦合わせて200万円以上源泉徴収されています。

NISAの成長投資枠は最大限使って、すこしでも税金で持って行かれる分を目減りさせなくては…と思うばかりです。 

最初の気づき(ヒント)を教えます

NISA(成長投資枠)についてはこちらの記事をごらんください 
NISAの成長投資枠こそ「二兎」を追いたい 

(いしばしわたる) 

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