KADOKAWAがサイバー攻撃を受けて漏洩した情報がダークウェブ上に公開され、大きな問題になっています。グーグルのサービスでダークウェブ上に自分の個人情報が漏洩しているかどうか調べることができると知り、さっそく試してみました(2024.7.5)
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そのサービスは「Google One」の「ダークウェブレポート」です(パソコンで作業するなら、Google Oneはグーグルのアカウント管理からアクセスできます)
ダークウェブレポートの説明ページによると、
ダークウェブとは、利用者が自分の身元と場所を隠すことができるサイトで構成されたウェブです。ダークウェブでは、利用者は自分の身元を隠したままインターネットを利用できるため、データ侵害によって盗まれた情報をサイバー犯罪者が売買するために使用されることがあります。
Gmail アドレスを使用してダークウェブのモニタリングを開始します。モニタリングする情報を追加できます。ダークウェブでそれらすべての情報をスキャンして、一致する情報を検出します。ダークウェブでこれらの情報が検出されると、安全を確保するための対処方法に関するアラートとガイダンスが届きます。
情報漏洩が6件みつかる
ということで、さっそくモニタリングを開始したところ、6件の情報漏洩が……。
青色ボタンの「すべての結果を表示」をクリックすると、6件の個別ケースが出てきました。
ディスクユニオン漏洩事件
2番目の「ディスクユニオン」は、わたしもよく覚えています。
2022年にオンラインショップに登録された個人情報が外部に漏洩した可能性があると発表があって、対象は最大約70万件ということでした。わたしにもお詫びのメールが来たので、パスワードをすぐに変更しました。
詳細(>マーク)を覗いてみると、携帯電話番号は以前のもの。パスワードも変更済みなので、とりあえず実害はなさそうです。
でも、一番上の「international combolist collection」(ダークウェブ上で流通している個人情報リスト)でも、パスワードが漏洩しています。 ちなみにディスクユニオンで漏洩したパスワードと同じものでした。
ダークウェブレポートで漏洩がわかった2件のパスワードの文字・数字列は、2022年のディスクユニオン漏洩事件当時にすべて変更済みです。
でも、その文字・数字列に記号等を加えて使い回したサイトが一部あったため、
この文字・数字列を使用したパスワードは一掃したほうがいいかも…
そう思って、きのうはパスワードの変更作業を行いました。
偽SNSに引っ掛かった苦い過去
5年以上前のことですが、わたしは恥ずかしながら偽SMS(ショートメッセージサービス)に引っ掛かったことがあります。
この記事がわかりやすいので、引用しましょう。
独立行政法人情報処理促進機構(IPA)は、佐川急便をはじめとした、宅配便の不在通知を装う偽SMS(ショートメール)の注意喚起を呼びかけています。
偽SMS例:
「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。配送物は下記よりご確認ください。」
「佐川急便よりお荷物のお届けに上がりましたが宛先不明の為持ち帰りました。」
「ご本人様不在の為お荷物を持ち帰りました。ご確認ください。」メッセージの最後に「~duckdns.org」とついたURLが貼り付けられてアクセスできるようするなど、偽SMSは受信したユーザーをコンピューターウィルスなどに感染させるため悪質なサイトへ誘導し、個人情報を盗むことを目的にしています。
佐川急便を装った偽不在通知SMSに注意!クリックや開いてしまった時の対処方法
まさにこれと同じで、佐川急便を騙るSMSでした。その日は運悪く宅配便が届く予定があって、ちょっとだけ家を空けたタイミングだったので、疑いもせずSMS記載のURLをクリックしてしまったのです。
以前にAmazonの代金引換詐欺に遭った話を書きましたが、そこで使われていた電話番号がコレでした。
使っていたスマホはすぐに電源を切って、そのまま廃棄。まったく新しい番号でスマホを買い直しましたし、スマホ内の情報がすべて抜き取られてしまった可能性があるため、使っていたパスワードはすべて変更しました。
ものすごく作業にも時間がかかりましたし、何より精神的に打ちのめされた気分になりました。以来、メールでもURLをクリックするのが怖くなって今に至っています。
Amazonの一件もあるので、個人情報がダークウェブ上に漏洩しているだろうな…と予想しながらチェックしましたが、こうやって結果が出てみると、何とも気味が悪いものです。
もし「自分はどうだろう…」と気になったら、Google Oneのダークウェブレポートを試してみてはいかがでしょうか。
(いしばしわたる)
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