株主優待に押し寄せるDXの波は、優待の定番であるカタログギフトにも変革を及ぼしそうです。ウィルズ(証券コード:4482)が提供するポイント交換プラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」を採用する企業が増えています(2026.2.10)
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目次
導入企業は100社以上
プレミアム優待倶楽部は、株主優待として株主に保有株数に応じたポイントを付与し、株主番号と郵便番号を入力してサイト上で商品に交換するーーというポイント交換プラットフォームです。ユーチューブ動画も用意されています。
このプレミアム優待倶楽部を提供している企業がウィルズです。 同社によると、プレミアム優待倶楽部の導入企業は100社以上にのぼるそうです。
ウィルズ(4482)
ヤフーファイナンスより
企業情報:株主優待商品公開サイト「プレミアム優待倶楽部」運営。機関投資家情報などIR支援も
配当利回り:1.77%
株主優待:株主優待ポイントを進呈(株主様限定特設サイト「ウィルズプレミアム優待倶楽部」において、ポイントと食品、電化製品及び体験ギフトなどに交換可能。さらに、株主優待ポイントを「WillsCoin」に交換することで、プレミアム優待倶楽部を導入している各企業の株主優待ポイントと合算可能)
700株以上⇒保有期間半年以上:6000ポイント、1年半以上:6600ポイント
800株以上⇒保有期間半年以上:7000ポイント、1年半以上:7700ポイント
900株以上⇒保有期間半年以上:10000ポイント、1年半以上:11000ポイント
1000株以上⇒保有期間半年以上:12000ポイント、1年半以上:13200ポイント
2000株以上⇒保有期間半年以上:30000ポイント、1年半以上:33600ポイント
3000株以上⇒保有期間半年以上:60000ポイント、1年半以上:66600ポイント
権利確定:6月末
保有株数多いほど付与率高まる
ふつうの株主優待は、保有株数が増えるにつれて優待メリットが小さくなる傾向にあります。
例えば、わたしと妻が100株ずつ保有するイオン九州(2653)の株主優待は、全国の「イオン」「まいばすけっと」等で使える10%割引券(1000円以上の買い物に1枚使える)ですが、
- 100株以上:50枚(5000円相当)
- 200株以上:75枚(7500円相当)
- 300株以上:100枚(1万円相当)
- 500株以上:150枚(1万5000円相当)
- 1000株以上:200枚(2万円相当)
- 3000株以上:250枚(2万5000円相当)
となっています。
夫婦で100株ずつ持てば、ひとりで300株保有するのと同じ優待ですから、ひとりで保有株数を増やすよりも有利になります。企業側にとって、より多くの人に保有してもらうほうが株価の安定や買収防衛策につながる…という判断が働いているからでしょう。
ところが、ウィルズの場合、1000株で1万2000ポイントなら、2000株は普通なら2倍で2万4000ポイントでしょう。それが3万ポイント。3000株は1000株の3倍で3万6000ポイントが普通でしょう。それが6万ポイントです。保有株数が増えるにつれて、獲得できるポイントの割合が増えていくのです。
これは、例えば株価が下落した時にナンピン買いして保有株数を増やそう…というインセンティブが働きます。結果として株価の安定につながる、ということでしょう。
どちらのアプローチが正解なのかわかりませんが、株主優待好きの人間にとっては断然、ウィルズのスタイルの方がいいに決まっています。
AndDoHDとビーウィズ
プレミアム優待倶楽部を採用している企業は、これまでに2度記事に取り上げています。
ひとつは不動産事業で多角経営を営むAndDoホールディングス(3457)、もうひとつは自社開発システムによるコールセンター運営を行うビーウィズ(9216)です。
株主優待も魅力だし、持ってても大きな損はしないかも…
そう思って昨年後半に徐々に買い増して現在は2000株を保有。6月末の権利確定により、つい先日、優待のはがきが届きました。
郵便で届いた株主優待の案内 どういう優待かというと、保有株数に応じて使えるポイントが増える仕掛けで、
- 500株以上:3000ポイント(1年以上:3300ポイント)
- 600株以上:4000ポイント(1年以上:4400ポイント)
- 700株以上:5000ポイント(1年以上:5500ポイント)
- 800株以上:6000ポイント(1年以上:6600ポイント)
- 900株以上:8000ポイント(1年以上:8800ポイント)
- 1000株以上:10000ポイント(1年以上:11000ポイント)
- 2000株以上:40000ポイント(1年以上:44000ポイント)
となっています。500株から保有して、株価が下落したタイミングで100株ずつ買い増す…というスタイルで持ち株数を増やしやすい銘柄で、1000株と2000株のところでドーンと保有ポイントが増えるので、2000株を目指して増やしたくなる…そういう仕掛けを施した銘柄と言えます。
お米、お魚、サバ缶…充実した株主優待の商品選びでした
最初に銘柄情報を紹介しましょう。
ビーウィズ(9216)
企業情報:自社開発システムによるコールセンター運営に強み。同システムは外販も。パソナグループ
配当利回り:5.46%
株主優待:株主優待ポイント(1ポイント≒1円)
200株以上⇒8000ポイント
500株以上⇒22000ポイント
800株以上⇒40000ポイント
1000株以上⇒60000ポイント
権利確定:5月末AndDoホールディングスは2000株で4万ポイントですが、現在(7月9日終値)の株価は1082円ですから、200万円以上の資金が必要なのに対して、ビーウィズの株価は1409円、1000株でも140万円程度。それでいて6万ポイントもあるので、これは選び甲斐がありそう~と思い、株価が1380円台の時にわたしと妻名義で1000株ずつ購入しました。
6万ポイント分の商品が選び放題です…ビーウィズの株主優待
どちらの銘柄もウィルズ同様、株数が増えるほど貰えるポイントの割合が増す設計です。
体感では1ポイント≒0.5円
ただ、これは以前の記事でも指摘したことですが、1ポイント≒1円と掲げているものの、実感としては1ポイント≒0.5円という印象です。
あれ? 5キロで8800ポイント? 去年のAndDoホールディングスの時と比べて2倍以上になっているぞ???
お米の価格は高くなったと言っても5キロ4000円前後です。ということは、1ポイント≒1円とは到底言えず、0.5円程度の印象です。
6万ポイント分の商品が選び放題です…ビーウィズの株主優待
そう考えると、デジタルプラス(3691)が提供するデジタルギフトのほうがいいような気がします。デジタルギフト3万円分なら、Amazonギフトカード3万円分、つまり1ポイント=1円です。
電子マネーに交換可能へ
この点はウィルズも「デジタルギフトに劣後している」と思ったのでしょうか、今年1月22日に次のプレスリリースが発表されました。

「Amazon ギフトカードなど人気の高い電子マネー優待」に交換が可能になるのなら、これはさすがに1ポイント=1円でしょう。よくPayPayへの交換は手数料がかかると聞きますが、そんな電子マネーは選ばなければいいだけです。
ビーウィズのポイントでは、お米5キロで8800ポイントでしたが、Amazonならふつうの値段で買えます。例えば新潟のブランド米「新之助」でも、5キロ4320円です。
優待プレミアム倶楽部でお米などの品物を買わずにAmazonギフトカードに1ポイント=1円で交換、Amazonで品物を買うーーという流れにすればいいわけです。
AndDoHDやビーウィズが電子マネーへの交換を採用するかどうかは不明ですが、少なくとも、ウィルズは電子マネーへの交換を可能にするでしょう。
夫婦で12万ポイント得られる
ウィルズの株は、昨年12月にわたしと妻名義で1000株ずつ購入。とりあえず1万2000ポイントずつ得られるようにしましたが、今年に入って株価が下落傾向にあることに加え、1月22日に電子マネーへの交換に対応する発表があったため、1月下旬に妻名義で2000株、2月上旬にわたし名義で1000株を買い増ししました。
6月末の権利確定までに、わたし名義でさらに1000株買い増すつもりです。そうすれば夫婦とも3000株ーー優待ポイントに換算して合計12万ポイントを得られるようになります。
デジタルギフトから乗り換えた例
ウィルズの適時開示情報をみれば、プレミアム優待倶楽部を採用する企業は着実に増えています(カッコ内は情報発表日)
イーレックス(2月10日)、ウィルグループ(2月9日)、セグエグループ(1月23日)、西部ガス(12月24日)、技研製作所(12月23日)、スパークス・グループ(12月19日)、メディア総研(11月25日)、ハピネス・アンド・ディ(11月18日)……
面白いのは、セキュリティ品の輸入販売やSE派遣などを手掛けるセグエグループ(3968)です。
同社は昨年11月にQUOカードからデジタルプラス(3691)が提供するデジタルギフトに優待を変更したばかりなのに、今年1月に入ってウィルズのプレミアム優待倶楽部に乗り換えたのです。
今般、株主優待制度のあり方をあらためて検討し、株式流動性のさらなる向上および保有株式数に見合った株主優待制度の実現、ならびに株主様との中長期的な関係構築の観点から、2026年12期分より、下記のとおり株主優待制度を変更することといたしました。
セグエグループのIR情報より
それ以前は、
1000株以上⇒デジタルギフト1万円分、半年以上継続保有で2万円分
という優待でしたから、明らかな改悪です。株価も急落してガッカリしましたが、業績自体は非常にいい企業ですし、優待プレミアム倶楽部は買い増しがしやすい優待です。
ですから、セグエグループの株を1000株ナンピン買いしたほか、妻名義でも2000株購入しました。今後の株価次第ですが、下落したら1000株ずつ買い増すことも念頭に置いています。
利回りトップはビーウィズ
優待プレミアム倶楽部の採用企業については、ザイ・オンラインが特集記事をまとめています。
株主優待を実施している企業は1500社以上あるが、株主優待品として自社製品や店舗の割引券、各種金券、地元の特産品などを贈呈している企業が多い。「QUOカード」などの金券類は使い勝手がいいものの、自社商品や特産品の株主優待では、よほど気に入った商品でない限り、いつも同じ商品を受け取ることになって飽きてしまうことも。その点、好きな商品を選べる「プレミアム優待倶楽部」なら飽きる心配はないだろう。
今回はザイ・オンライン編集部が「プレミアム優待倶楽部」を導入する全88銘柄の「配当+株主優待利回り」を徹底調査して、利回りが高い順に「全88銘柄の『プレミアム優待倶楽部』の配当+株主優待利回りランキング」を作成! ぜひ、「プレミアム優待倶楽部」を導入している株主優待銘柄を選ぶ際には参考にしてほしい(※利回りや最低投資額などのデータは2025年12月30日の終値で算出)。
ザイ・オンライン – 「プレミアム優待倶楽部」株主優待利回りランキング!全88銘柄の配当+優待利回り(2026年1月時点)を比較して最もお得な「プレミアム優待倶楽部」銘柄を公開!
利回りランキングの1位はビーウィズ。AndDoホールディングスは10位で、上位10位内でわが家が保有するのは2位のアビスト(6087)でした。妻名義で500株です。
アビスト(6087)
ヤフーファイナンスより
企業情報:自動車向けの機械部品の設計開発会う艪ソーシングが主。美容・健康商品の製造販売も
配当利回り:2.99%
株主優待:
100株以上⇒水素水1ケース(500ml×30本、定価1万2600円)(3月末)
200株以上⇒水素水2ケース(3月末)
300株以上⇒株主優待ポイント5000ポイント(9月末)
400株以上⇒1万5000ポイント(9月末)
500株以上⇒3万ポイント(9月末)
1000株以上⇒水素水5ケース(3月末)
2000株以上⇒5万ポイント(9月末)
10000株以上⇒6万ポイント(9月末)
権利確定:3月末、9月末
株主優待のDX化を推進する企業として、また電子マネー採用のような優待のさらなる充実の観点からも、ウィルズの動向は注目したいと思います。
(いしばしわたる)
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