新NISA成長投資枠はあす27日から2年目の買付が可能となります。つまり、きょう26日が1年目の運用成績を点検する日となります。我が家は夫婦とも含み益が35%超の伸びを示し、配当金も当初想定で3.7%~4.0%の利回りを確保、まずは上々の1年目を切ることができました(2024.12.26)
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まずは26日後場が閉じた時点のわたしと妻のNISA口座を確認しましょう。
わたしの時価評価額は352万4205円で、含み益は95万2045円、率にして38.51%。妻の時価評価額は340万8655円で、含み益は91万0625円、率にして36.45%です。十分立派に資産を増やせたと思っています。
含み益については、きのうの記事で紹介した楽天証券の新アプリ「iGrow」で、楽天証券公式Xの投稿を集計したグラフが載っています。
いちばんのボリュームゾーンは含み益が「+5%以上~+30%未満」の62%で、「+30%以上」は19%ということですから、わたしも妻も高い含み益を実現したほうだと言えるでしょう。
4%前後を狙った配当利回りは…
年間に受け取った配当金・分配金も見てみましょう。
わたしが9万6639万円、妻が8万9873万円です。配当利回りの計算式は、
1株当たり配当金÷株価×100
ですから、含み益分も含めた時価評価額で計算すると、
- わたし:2.82%
- 妻:2.63%
となります。
あまり高くないように感じるでしょうが、これは株価が上昇したためで、NISA成長投資枠の枠内(1年間で240万円)で計算し直すと、
- わたし:4.02%
- 妻:3.69%
となります。
配当利回り4%前後を意識して高配当が期待できる銘柄を選んだら、望外に株価が上昇してしまった…というわけです。嬉しい誤算ですね。
「高配当+成長性」で選ぶ
1年目を上々の成績で終えられたのは、高配当銘柄というだけでなく、成長が期待できる銘柄を選んだからだろうと思っています。
「二兎を追う者一兎をも得ず」という言葉がありますが、こと資産運用では高配当+成長性の「二兎」を追い求めるべきだとわたしは考えます。
そのことは半年が過ぎた6月末のタイミングで「NISAの成長投資枠こそ「二兎」を追いたい」の見出しで記事にしました。ポイント部分を再掲します。
配当利回りが高くても、業績不振による株価低迷で高くなっている銘柄なら減配リスクが高まります。他方で企業の成長性は抜群でも、配当利回りが低ければNISAの最大のメリットである非課税の恩恵が小さくなってしまいます。
そう考えると、NISA(成長投資枠)で購入した国内株は(略)減配リスクの低い成長企業で、かつ配当利回りの水準が高い銘柄がベストだと思っています。
NISAの成長投資枠こそ「二兎」を追いたい
成長性は「1株益」で判断
成長性はどこで見たらよいでしょうか。
わたしは「1株益」(*)を確認するようにしています。
(*)1株益=1株当たりの利益がどれだけあるのかを示す指標で「当期純利益÷発行済株式総数」で計算。英語表記で「EPS」(Earnings Per Share)と表す
私と妻がNISAで買い付けた含み益ベスト5の銘柄はすべて金融株ですが、24年実績と25年・26年予想の「1株益」と「1株配」を会社四季報ONLINEより書き出してみましょう。
東京海上ホールディングス(8766)=63.60%(含み益、以下同)
1株益:351.6円(24年)⇒453.0円(25年)⇒411.9円(26年)
1株配:123円(24年)⇒162円(25年)⇒155~165円(26年)三井住友フィナンシャルグループ(8316)=58.46%
1株益:109.2円(24年)⇒335.6円(25年)⇒361.2円(26年)
1株配:110円(24年)⇒145円(25年)⇒145~155円(26年)りそなホールディングス(8308)=53.34%
1株益:67.8円(24年)⇒76.7円(25年)⇒83.3円(26年)
1株配:22円(24年)⇒23円(25年)⇒23~24円(26年)みずほフィナンシャルグループ(8411)=53.26%
1株益:267.9円(24年)⇒330.0円(25年)⇒362.2円(26年)
1株配:105円(24年)⇒130円(25年)⇒130~140円(26年)三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)=42.99%
1株益:124.7円(24年)⇒152.9円(25年)⇒163.2円(26年)
1株配:41円(24年)⇒60円(25年)⇒60~65円(26年)
いずれも1株益が伸びていて、その結果として増配の見通しとなっていることが読み取れます。
2年目でわたしが狙う銘柄
NISA2年目も「高配当+成長性」に着目して、以下の銘柄を候補に買付を行っていこうと思っています。
【わたし名義】
野村ホールディングス(8604) 4.98%(25年予想配当利回り、以下同)
MS&AD(8725) 4.22%
三井住友トラストグループ(8309) 3.91%
三菱商事(8058) 3.90%
三菱HCキャピタル(8593) 3.88%
三井住友フィナンシャルグループ(8316) 3.20%【妻名義】
大和証券グループ本社(8601) 5.39%
MS&AD(8725) 4.22%
三菱商事(8058) 3.90%
三菱HCキャピタル(8593) 3.88%
みずほフィナンシャルグループ(8411) 3.36%
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306) 3.31%
多くが1年目に購入した銘柄の買い増しですが、新規に選んだ3銘柄の1株益と1株配を見てみましょう。
大和証券グループ本社(8601) 5.39%
1株益:84.9円(24年)⇒102.8円(25年)⇒99.3円(26年)
1株配:44円(24年)⇒56円(25年)⇒56円(26年)野村ホールディングス(8604) 4.98%
1株益:55.0円(24年)⇒98.1円(25年)⇒97.3円(26年)
1株配:23円(24年)⇒46~50円(25年)⇒46~52円(26年)MS&AD(8725) 4.22%
1株益:231.8円(24年)⇒412.1円(25年)⇒392.5円(26年)
1株配:90円(24年)⇒145円(25年)⇒140~150円(26年)
この数字なら高配当と成長性の「二兎」を狙える銘柄だ…
と判断しています。当たりますかどうか……。
(いしばしわたる)
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