記録的な株高のなかで資産を増やすには

記録的な株高のなかで資産を増やすには

今年度最後の取引となった29日、日経平均株価の終値は4万369円44銭でした。この1年で株価は44%上昇、年度末としては史上最高値となりました。株高の恩恵を最大限享受していると思う一方で、新規購入はなかなか勇気がいる状況が続いています。そんなわたしの現時点の成績評価を共有します(2024.3.30) 

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1~3月期に20%上昇

今朝の日本経済新聞によると、日経平均株価は1~3月期に20.6%上昇したそうです。1年で44%上昇したうちの半分近くは今年に入ってから、ということになります。 

要因はさまざまでしょうが、ちょうど新NISAのスタートと重なったため、わたしのようにスタート当初に成長投資枠を埋め切った人は、この恩恵を最大限享受した格好です。 

わたしは新NISAがスタートして1か月が経過した時点で、その時点の評価益を公表しています。 

わたしと妻が成長投資枠で購入した個別株の成績も上々です。評価益はふたりとも20万円台です(下記の上の画像がわたし、下の画像が妻)  

新NISA スタート1か月の評価はいかがですか

きょう(3月30日)時点で評価益はさらに伸びていて、夫婦とも60万円近くになっています。 

わたし名義(3月30日現在)
妻名義(3月30日現在)

1~3月の伸び率20.6%を上回る高パフォーマンスです。三菱商事、伊藤忠商事、三菱UFJFG、三井住友FG、東京海上HDといった大型株中心のセレクトが奏功したのでしょう。 

成長投資枠の具体的な銘柄名は下記をごらんください 
NISA成長投資枠を埋め終えました(1月27日更新) 

4月以降はけん引役欠く

ただ、前述の日経記事は「4月以降の相場はけん引役を欠きそうだ」と書いています。 

円安進行に一服感が出ているうえ、年初から相場を押し上げてきた半導体関連株も割高感が目立つ。個人消費の回復で内需株に主役が移るかどうかが今後の焦点になる。 

3月30日「日本経済新聞」朝刊21面 「株高、次の主役は内需か」 

日銀のマイナス金利解除(3月19日)後150日営業日の業種別株価暴落率の図が載っていて、「不動産」(17%上昇)が首位の一方で、 下落率の上位は、

「銀行」(下落率は14%)「小売り」(同11%)「情報通信・サービス」(同5%)「金融」(除く銀行、下落率は4%)と内需業種がずらりと並ぶ。 
(略) 
カギを握るのは低調な個人消費の回復だ。

と続きます。 

4月以降の相場がどうなるか即断は禁物ですが、1~3月期のような過熱した状況からは落ち着くのなら、新たに欲しい銘柄を物色するタイミングと言えそうです。「出遅れた!」と思っている方にもチャンスが巡ってくるかもしれません。 

譲渡益も上々だが税金も

もっとも、わたし自身は今年1年間、新規の銘柄購入は控える予定です。マンションの買い替えと住宅ローンの完済で資金の捻出が必要となり、昨年暮れから今年2月にかけて、かなりの銘柄を放出してしまったからです。 

その結果の譲渡益は、夫婦合わせて800万円を超えています。 これも株高のおかげです。

わたし名義の譲渡益(3月30日現在)
妻名義の譲渡益(3月30日現在)

といっても、税金で160万円以上持っていかれるわけですから、「非課税の新NISAを最大限活用することが資産形成の第一歩」と改めて感じます。 

単元未満株投資でコツコツ

いったん利益確定してしまうと、また同じ銘柄を買おうという意欲はわきませんし、優良銘柄ばかり買い集めていたため、新規に物色する意欲も盛り上がりません(マンション引き渡し時の残債確保のため現金化したので、投資に回す資金にもそんなに余裕はありません) 

でも、まったく相場から遠ざかるのも寂しいものですし、少ない資金でも単元未満株(SBI証券なら「S株」、楽天証券なら「かぶミニ」「かぶツミ」)で購入する道があります。 

日経記事が「割高感が目立つ」と言う半導体関連銘柄も、「下げたら買う」スタイルを徹底すれば、まだまだ利益を出せそうです。 

こちらも、きょう(3月30日)時点の評価益をお見せしましょう(単元未満株1がわたし名義、2が妻名義)

「下げたら買う」スタイルで買い始めて1か月あまり。「割高感が目立つ」中での購入にしては、わたし名義の評価益は8.46%、妻名義は8.51%ですから、上々の出来だと思っています。 

週明けから新年度。それぞれスタイルがあると思いますが、「ここは参考になりそう」と思う部分があったら嬉しいです。 

(いしばしわたる) 

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