新NISAがスタートして1か月が経過し、この1か月のまとめ記事も多数掲載されるようになりました。我が家もスタートは上々です(2024.2.11)
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SBIと楽天の2強鮮明に
まとめ記事で目に留まったものをいくつか紹介しましょう。
ブルームバーグが9日配信した「ネット証5社の1月口座数90万増、SBI過去最高-新NISAで」によると、
1月末の口座数は主要5社合計で12月末から約90万件(3.3%)増加し、2819万口座を超えた。新たな少額投資非課税制度(NISA)や、株式相場の上昇を背景に個人の開設が活発化した。
1月の口座数(解約分など調整後)の伸びは、最大手のSBI証券を中心としたSBIホールディングスで約27万4000件。新規口座開設数は月間ベースの過去最高を記録した。楽天証券は約28万件だった。マネックス証券は提携先のイオン銀行からの口座移管もあり約32万件と大幅に増えた。松井証券は約1万1300件、auカブコム証券は約1万8600件それぞれ12月末から増加した。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-09/S8IQUJT0G1KW00
この図を見ても、SBI証券と楽天証券の2強ぶりがいっそう際立っているようです。見出しこそSBI証券で書いていますが、記事の中身をみると、楽天証券に勢いがありそうです。
楽天証では、1月末時点の口座保有者のうち半数の524万口座がNISAを適用している。新NISA口座開設者(18歳以上)の54%は女性という。同月中に実際に取引があったか残高のあった稼働口座の割合は67%に上った。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-02-09/S8IQUJT0G1KW00
一方、時事通信が10日配信した「口座開設増も減益 10~12月、無料化影響―SBI・楽天証」によると、
10~12月期に開設された口座数はSBI証が4%増の62万口座、楽天証が17%増の52万口座。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020900973&g=eco
とあるので、SBI証券が先行し、楽天証券が猛烈に追い上げているーーという感じなのでしょう。
オルカン人気が突出
時事通信の別記事「世界株投信、高配当が人気 新NISA開始から1カ月」(2月5日配信)によると、
最大のNISA口座数を抱える楽天証券の場合、購入商品のトップは「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)全世界株式(オール・カントリー)」。運用コストが安く積み立て投資に向くとして、ネットやSNSで購入を勧める人も多い。
全世界株式は、販売額から解約額を引いた純設定額が、1月は3428億円と過去最高に達し、新NISAで人気が急上昇した形だ。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020400310&g=eco
ということで、オルカン人気が圧倒的のようです。
成長投資枠については、
松井証券では、日々の売買代金ランキングは値動きの激しい半導体銘柄などが上位だ。しかし、新NISAの成長投資枠では、首位が日本たばこ産業(JT)。2位以下も三菱UFJフィナンシャル・グループ、三菱商事と高配当銘柄が続く。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2024020400310&g=eco
とあるので、高配当の大型株に人気が集中していることがうかがえます。
頼藤氏も楽天ファンド
我が家の場合、つみたてNISA時代はeMAXIS SlimシリーズのS&P500やオルカンを中心に積み立ててきましたが、新NISAを機に、より手数料が安くポイント還元もある楽天の2ファンドに乗り換えました。
”鉄板”のeMAXIS Slimシリーズからの乗り換えはやや不安もありましたが、この1か月の数字は決して悪くありません(1月はそれぞれ5万円で設定、2月から1万円に減額。楽天オルカンのほうは、2月は約定前)

実は、これまでも何度か著書を紹介してきたマネーコンサルタントの頼藤太希氏も、自身のつみたて投資枠では楽天のファンドで積立設定しているのだそうです。
2月4日にマネー系メディア「Mocha(モカ)」で配信された「【新NISA】マネーコンサルタント頼藤太希ならこう使う」から引用しましょう。
筆者は元々楽天証券で旧NISAのつみたてNISAを利用していました。そのうえ、楽天カードを利用していてポイント還元も受けています。そして、楽天銀行とのマネーブリッジによる金利アップの恩恵も大きく受けています。マネーブリッジでは、楽天銀行の預金残高300万以下の部分には0.1%、300万円を超えた部分には 0.04%の金利がもらえます。
(略)
また、投信保有ポイントについても以前はSBI証券に分があると言われてきましたが、楽天証券でも「楽天プラス」シリーズの6商品(2024年1月31日時点)に限り毎月の保有残高に応じて楽天ポイントを付与する「投信残高ポイントプログラム」ができましたので、両社のサービスはますます遜色がない状態になっています。したがって、筆者は楽天証券で投資を続けようと思っています。
https://fpcafe.jp/mocha/4145
わたしも特定口座で積立設定した「楽天・NASDAQ-100インデックス・ファンド」があり、とても嬉しくなりました。
成長投資枠も順調な伸び
わたしと妻が成長投資枠で購入した個別株の成績も上々です。評価益はふたりとも20万円台です(下記の上の画像がわたし、下の画像が妻)


そうしたら、この週末に会った娘から「新NISAは好調だね。設定ありがとう!」と言われました。無難な銘柄を「かぶツミ」に選んだことが功を奏したようです。
堅実さ伺える銘柄選び
以前に紹介した楽天証券の「かぶミニ・かぶツミ」のサイトをみても、各年代で高配当の大型株が人気なのがわかります。
《20代》
- 日本電信電話
- 日本たばこ産業
- 三菱UFJ FG
- トヨタ自動車
- KDDI
《30代》
- 日本電信電話
- 日本たばこ産業
- 三菱UFJ FG
- KDDI
- トヨタ自動車
《40代》
- 日本電信電話
- 日本たばこ産業
- 三菱UFJ FG
- トヨタ自動車
- 三菱HCキャピタル
《50代以上》
- 日本電信電話
- 三菱UFJ FG
- 日本たばこ産業
- トヨタ自動車
- NF日経高配当50
40代の5位「三菱HCキャピタル」、50代以上の5位「NF日経高配当株50」は、我が家も成長投資枠で購入しました。やはり手堅く選べば似た銘柄になるのだなあ~と実感します。
逆に言えば、多くの人が新NISAをとても堅実に活用していることの表れと言えるでしょう。
みなさんの新NISA1か月の進み具合、評価はいかがですか?
(いしばしわたる)
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