18歳の君へ~実践的「お金」の話をしよう【第2回】
連載「18歳の君へ~実践的「お金」の話をしよう」は、18歳の大学1年生の姪っ子に叔父さんの立場から「お金」の話をしていきます。第2回のきょうは「インデックス型投信を積み立てよう」です(連載の狙いはこちらをごらんください) (2023.11.26)
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積立投資信託を設定する
口座開設の手続きはご苦労様でした。楽天銀行に2万円、三井住友銀行(Olive)に1万円を振り込んだから確認してください。
お年玉は残り7万円だけど、今回振り込んだ3万円の使い道を伝えます。これも手続きをすべて終えたら、お年玉の第2弾を振り込みます。ニンジンをぶらさげるようで悪いね。
使い道の1つ目は、楽天証券とSBI証券で積立投資信託の設定手続きをすること。積み立てる投資信託もこちらで指定するよ。
楽天証券は、
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
SBI証券は、
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
どれも2500円ずつで合計1万円。決済方法はクレジットカード払い、分配金の扱いは「再投資型」で設定すること(理由は次回説明するよ)
楽天銀行と三井住友銀行(Olive)に振り込んだお金のうち、1万円ずつは積立投資信託の資金です。今回と次回の2か月分の資金ということだね。
Y!ファイナンスと楽天kobo
次に、2つのアプリをインストールしてください。
- Yahoo! ファイナンス
- 楽天kobo
Yahoo!ファイナンスは会員登録してポートフォリオを使えるようにしておくこと。使い方は次回説明しよう。
楽天koboは電子書籍ビュアーだ。楽天会員のIDパスワードを入力して電子書籍が読める状態にするように。
「お金の大学」と”三種の神器”
そこまで終えたら、楽天銀行に振り込んだ残り1万円の使い道だけど、このお金で電子書籍を購入しよう。楽天市場のいちばん上の列に「電子書籍」があるから、ここから入って注文すること。注文する電子書籍は次の4冊だ。
- 本当の自由を手に入れるお金の大学(著者:両@リベ大学長、朝日新聞出社)
- 「会社四季報」業界地図 2024年版(東洋経済新報社)
- 就職四季報 総合版2025-2026(東洋経済新報社)
- 『就職四季報』パーフェクト活用術(著者:「就職四季報」編集部、東洋経済新報社)
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電子書籍だからどれもスマホで読めるようになるよ。移動中の時間も有効に利用して読むように。ちなみに「お金の大学」を読めば、さっきの積立投資信託の話も出てくる。
業界地図と就職四季報、パーフェクト活用術は、”三種の神器”と言ってもよい大学生必携の書籍だ。 「まだ大学1年生なのに就活なんてまだ早い…」と思うかもしれないけれど、今から眺めておくだけでも絶対に役立つ。
この4冊の読み方や利用法は次回もう少しくわしく説明するけれども、「お金の大学」はさっそく今日から読み始めよう。ほかの3冊もパラパラと眺めておくように。
「経済圏」を知っておこう
さて、きょうは前回の宿題を片付けておこう。
キャッシュレス決済は時代の趨勢。楽天ペイとGoogle Pay(Olive)を入れておけば、かなりのお店はカバーできるよ(くわしくは次回教えよう)
この部分の説明をしよう。
なぜ楽天グループとOliveグループのクレカ・銀行・証券を持つように言ったか。これは、きっと耳にしたことのある「経済圏」に関係してくる。
「経済圏」というのは、同じグループ内のサービスを使えば様々な恩典がありますよーーということで利用者の囲い込みをしているんだ。その恩典の最たるものがポイント付与で、ポイ活をするなら「経済圏」をそろえたほうが有利になる。
証券は「SBI」「楽天」が2強
「経済圏」は次の5つが有名だけれど、中でも証券会社はSBI証券と楽天証券が2強と言ってよい存在だ。
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NISA口座はSBI証券か楽天証券のいずれかで開設してもらうから、そのことも考えて楽天グループとOliveグループのクレカ・銀行・証券をそろえて手続きしてもらったというわけだ。
使ってみればわかるけど、ネット通販に強いのは楽天経済圏だ。楽天市場で買い物すればするほどポイントが貯まる。 一方のVポイントは、街中の利用で強みを発揮する。セブンイレブンやローソン、サイゼリヤ、マクドナルドといったお店で買い物するなら、Oliveグループのタッチ決済を使うとポイントが多く貯まる。
先ほど積立設定するように言った4つの投資信託でも、クレカ決済にするとポイントが貯まっていくよ。
決済に必要なアプリも前回インストールしたから、あとは実際に使ってみてごらん。楽天市場で電子書籍を4冊買うのでもポイントが付与されるから。
ポイ活については、こちらの記事も読んでおくといい。
「お金の大学」をひと通り読み終えたら、お年玉の第2弾を振り込むから連絡するように。
そのあとで第2弾のお年玉の使い道と、なぜ積立投資信託を勧めるのか、大学生の”3種の神器”とYahoo!ファイナンスの使い方を教えよう。
(次回つづく)
(いしばしわたる)
連載「18歳の君へ~実践的「お金」の話をしよう」の各回記事はこちらから
【第1回】クレカ・銀行・証券の開設手続きをしよう
【第2回】インデックス型投信を積み立てよう
【第3回】国内銘柄を指値注文してみよう
【第4回】情報に騙されないようにしよう
【第5回】新NISAの仕組みを知っておこう
【第6回】単元未満株を買ってみよう
【最終回】新NISAを資産運用や就活に役立てよう
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連載「18歳の君へ」の狙いをお伝えします
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