連載⑦ 新NISAを資産運用や就活に役立てよう(最終回)

連載⑦ 新NISAを資産運用や就活に役立てよう(最終回)

18歳の君へ~実践的「お金」の話をしよう【最終回】 

連載「18歳の君へ~実践的「お金」の話をしよう」は、18歳の大学1年生の姪っ子に叔父さんの立場から「お金」の話をしていきます。最終回のきょうは「新NISAを資産運用や就活に役立てよう」です(連載の狙いはこちらをごらんください) (2023.12.28)

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新NISAのおさらい

いよいよ来月(24年1月)から新NISAがスタートする。仕組みをおさらいしておこう。せっかくだから、前回とは別のムックから紹介しよう(何でもそうだけど、情報源は複数求めることだ。ひとつの情報を鵜呑みにしない習慣を身につけようね) 

新NISAビギナーズガイド

今回は「新NISAビギナーズガイド」(晋遊舎刊)にしようか。楽天マガジンは複数の雑誌・ムックを読めるから便利だね。この図が従来のNISAとの違いもわかりやすくまとめてくれている。 

「新NISAビギナーズガイド」より

通常の証券口座(特定口座=源泉徴収あり)で積立投資信託を行うよりも20%も手元に残る利益が増えるのだから、特定口座で設定した積立設定はNISA口座のつみたて成長枠に設定し直す必要がある。この2商品だったね。 

  • 楽天・S&P500インデックス・ファンド 
  • 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド 

SBI証券で設定した2つの投資信託も、つみたて成長枠で積み立てることが可能だ。この2つの商品だ。 

  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)  

NISA口座は楽天証券で作ったから、SBI証券の積立設定は停止しよう。そのままほっておけば経済成長とともに複利効果で評価益が膨れていくから心配無用だ。 

この2商品は人気商品だから楽天証券のNISA口座(つみたて成長枠)で新規に積立設定してもいいし、楽天の2商品の設定額を引き上げてもいい。それは〇〇ちゃんのお好みだ。 

成長投資枠の選択肢

NISAの成長投資枠は、同じように投資信託を積み立ててもいいし、NTT株のように比較的安い値段で買える国内株を購入したり、前回教えた単元未満株で国内株の銘柄を購入したりしてもいい。

せっかくだから、〇〇ちゃんが購入したNTTと気になる会社10社の株価をチェックしておこうか(三菱商事と京セラは12月27日付けで株式分割したため、保有数と購入価格を修正してある) 

NTTとDMG森精機は少しマイナスだけど、それ以外の9社が評価益を出しているから、トータルで673.8円のプラスだ。複数の銘柄を持っている妙味、分散投資のメリットだね。 

投資信託や国内株以外にETF(上場投資信託)という選択肢もある。

ETFは投資信託の一種だ。ただ、一般的な投資信託とは違って取引所に上場しているため、個別の株式と同じように、証券会社を通じて取引所で売買することができるのが特徴だ。 

ETFの仕組み(野村のETFhttps://nextfunds.jp/より)

ETFは1口から購入できるものもあるので、少ない投資額で分散効果が得られる。一方で、国内株と違って信託報酬料がかかる点は投資信託と同じだ。  

例えば、叔父さんも保有している「NEXT FUNDS 日経平均高配当株50指数連動型上場投信」(略称:NF日経高配当50、証券コード:1489)は、1口5万7900円(12月28日終値)だ。 

まだ〇〇ちゃんには高い値段だけど、「NF日経高配当50」は24年1月中旬に株式分割を予定している。30分割ということだから、1口2000円前後で買えるようになる。

これなら楽天証券の「かぶツミ」を使って、積立投資信託のように毎月購入していくことも可能じゃないかな。 

いろいろな選択肢がある分、迷うことも多いけれど、きちんと勉強してチャレンジしてみることだよ。 

「元本保証でない投資は怖い」

さて、ここからは〇〇ちゃん、そして〇〇ちゃんのお父さんとお母さんの質問に答える形で話を進めよう。事前に教えてもらった質問にひとつひとつ答えていこう。 

最初の質問はおかあさんからだね。

主婦

老後のことを考えれば投資を始めたほうがよいことは理解しましたが、それでも、元本が保証されていない投資は、どうしても怖いという気持ちが先に立ってしまいます。どうしたらよいでしょうか。 

まず「怖い」と思うのはとてもよいことです。「うまい話には裏がある」と疑ってかかって、慎重な姿勢であることはむしろ美徳です。でも、そこで立ち止まっていては一歩も前に進めません。 

こんなたとえが適切かわかりませんが、雪の降る道で足元がよく見えない時、地面と思っていたら側溝だったということのないよう、慎重に歩を進めるでしょう? でも「怖い」からと言って、動かないでいたら凍えてしまいます。人生も一緒です。慎重なのは美徳、でも何もしないのはダメ、ということではないでしょうか。 

ではどうしたらよいか。わたしは、自分でこつこつと勉強することだと思います。 

生きていたらお金が必要な場面は何度もあります。30歳代になって住宅ローンを組んだ時、住宅ローン減税を受けるために確定申告の仕組みを知ろうとしたはずです。親御さんが亡くなって相続が発生する時も、知らないでは済まされません。相続税について最低限の知識をつけようと本を買ってきて読むはずです。 

投資も同じです。初心者向けの本を買ってきて、何冊も読めばよいのです。 

偏差値30台の落ちこぼれ生徒が東大受験を目指す「ドラゴン桜」を知っていますか。原作は漫画で、ドラマにもなりましたが、落ちこぼれ生徒に最初に与えられたのは小学高学年向けの算数ドリルでした。 

「投資は初心者」と思うのなら、小学校の教科書レベルから始めればよいのです。教科書に書いてあることがわからなければ参考書を読む。そのレベルが理解できたら次は中学生向け、その次は高校生向け…と徐々にレベルを上げていけばよいのです。 

ネットで調べる落とし穴

いまは便利な時代で、ネットで検索すれば必要な情報を収集できたりもします。 

でも、ネットやSNSが怖いのは、情報が玉石混交であることと、最近は詐欺の手段にも悪用されていることです。 

いくつかニュースになったものを拾ってみましょう。 

SNSを通じて投資話を持ちかけられ、現金をだまし取られる被害が、道内で急増している。被害額は9月以降で計5億円以上で、「投資アシスタント」などとかたり、専門用語を駆使して被害者を信じ込ませるケースが目立つ。 

投資詐欺はSNSのダイレクトメッセージや広告をきっかけにラインのアカウントを交換すると、外国人や著名な経済学者を名乗るアカウントから、外国為替証拠金取引(FX取引)や暗号資産の投資をもちかけられるケースが多い。 

(23年11月26日「SNS投資詐欺急増 9月以降被害5億円超」=読売新聞オンライン) 

福岡県警中央署は22日、福岡市中央区の60代女性が約2億1千万円の投資詐欺被害に遭ったと発表した。県警によると、県内で起きた電話やSNSなどによる特殊詐欺事件で、過去最高の被害額だという。 

署によると、女性は9月下旬、投資に関するSNSの投稿が目にとまり、URLをクリック。「成田」を名乗る人物からメッセージが届き、金や石油、FX、暗号資産の投資の説明が送られてきた。 

女性は「金の投資に興味がある」と伝え、投資サイトにアカウントを開設し、銀行口座を登録。「成田」から紹介された「カスタマー」という肩書の人物3人が指定する口座に、10月23日以降21回にわたり、金や石油への投資名目で計1億7千万円を振り込んだ。 

当初は利益が出たとして1万数千~十数万円を口座から引き出せたが、その後引き出せなくなった。サイトに問い合わせると手数料を求められ、さらに1千万円ずつ計4千万円を振り込んだという。 

(23年12月22日「SNSで投資勧誘、2億1千万円だまし取られる 県内最高の被害額」=朝日新聞デジタル) 

NHKの「急増する投資詐欺 1億円失った人も SNS広告が入り口に」(23年12月16日)は、詐欺の手口を詳しく紹介しています。 

関東地方の40代の夫婦がその広告を見つけたのはことし4月です。 

クリックすると、まず数百人が参加するLINEのグループチャットに誘導されたといいます。 

そこで「先生」をしていたのは、イギリスに実在する金融機関の副社長を名乗る人物。 

さらに「生徒」で、3人の幼い子どもを育てるシングルマザーだという女性が、個別にLINEでメッセージを送ってくるようになりました。「将来のため、一緒に先生から学ぼう」などと、やりとりを重ねるようになったということです。 

最初の投資では、もともと契約していた証券会社を通じてやりとりし、実際に「先生」の指示に従って投資した株で、およそ40万円の利益があったということです。 

その後グループチャットで、指定のアプリをスマホにインストールして、別の口座に振り込むよう指示されました。アプリでは振り込んだ金が、FX取引によってどんどん増えているように表示されていたということです。 

気づくと入金の総額は1億円にのぼっていました。お金が足りなくなると、追加の融資を持ち掛けられ、詐欺の疑いがあることに気付いたといいます。 

しかし現金は引き出せなくなっていて、その後チャットは閉鎖され、「先生」や「シングルマザー」との連絡も途絶えたということです。警察に被害届を出しましたが、振り込んだお金は戻ってきていません。 

最近、特に「Facebook」や旧ツイッターの「X」など、SNSに掲載された投資関連広告をきっかけに、詐欺などの被害に巻き込まれるケースが相次いでいます。メディアに登場する著名人の名前や写真を勝手に使用し、コメントなどもねつ造して信じ込ませようとするなど、手口も巧妙化しています。 

(23年12月16日「急増する投資詐欺 1億円失った人も SNS広告が入り口に」=NHK)

本や雑誌を何冊も読もう

投資を怖いと思うのはよいことです。でも、怖いからと知識をつけないままでいたら、巧妙に大事なお金を騙し取られかねません。正しく知識をつけていくためにも、自分で本や雑誌を何冊も読むとよいと思います。 

わたしがお勧めしたいのは、〇〇ちゃんに電子書籍で買ってもらった「本当の自由を手に入れるお金の大学」(著者:両@リベ大学長、朝日新聞出社)のほかだと、 頼藤太希高山一恵両氏の「定年前後のお金の教科書」(宝島社刊)あたりでしょうか。

「定年前後」だなんて失礼な!とは思わないでくださいね。でも、あと10年もしたら現実のことになるのですから、今から知識として持っていても損はありません。そもそも会社に勤めていたら、50歳の時にセカンドライフ講習会を用意している企業もあるぐらいです。本人だけでなく奥さんも同席して受講させたりもしていますよ。 

第1章「どのような老後を送るかを考える」の冒頭で、いわゆる2000万円問題が出てきます。

2021年の総務省「家計調査報告」によると、65歳以上の夫婦2人無職世帯は、毎月の収入に比べて支出が約1.8万円多いというデータが出ています。この収支赤字が65歳から30年間続くと、世帯で648万円ふそくすることになります。病気や介護などの支出を1人500万円ほどと見込むと、老後は、夫婦2人で1650万円ほどは必要だと考えられます。 

(略) 

コロナ禍前の2019年の調査では世帯で3.3万円の赤字であり、この場合夫婦2人で2000万円ほどが必要ということになります。 

「定年前後のお金の教科書」(著者:頼藤太希・高山一恵、宝島社刊)より

現預金で2000万円以上あれば安全かと言えば、そんなことはありません。「65歳から30年間続くと」と書いてあるとおり、夫婦そろって健康で95歳よりも長生きしたらどうしますか? 

配当&利子所得」の一択

そのように考えると、「お金の大学」に出てきた、働かないでも定期的にお金が入ってくる「資産所得」の仕組みを今のうちに作っておく必要がある、ということです。大事なところだからもう一度引用しましょう。 

「稼ぐ力」で収入が上がっていくのは素晴らしいけど、基本的に働くのを止めたら収入も同時に無くなってしまうねん。  

だから「労働所得」だけでなく、自分が働かなくても収入が入り続ける「資産所得」を増やしていかんと、いつまでも働き続けないといけないんや。  

(略)  

自由になるためには資産所得は必須やで。これらの資産が増えれば増える程、君の経済的自由は近づくという事や。資産所得には大きく「配当&利子所得」「不動産所得」があるで。

「本当の自由を手に入れるお金の大学」(著者:両@リベ大学長、朝日新聞出社)より 

ただし不動産所得のほうは、頼藤・高山ご夫婦の本に「定年後の投資先として不動産はおすすめできません」と出てきます。第1の理由は定年後は住宅ローンが借りづらくなること、第2の理由はすぐに現金化しづらいことを挙げています。わたしも同感です。 

そう考えると「配当&利子所得」ーー投資信託や国内株を、それこそ慎重に買い求めていく。非課税である新NISAを活用すればいい、と思うわけです。 

そもそも、新NISAの生涯枠が土壇場の政治判断で1800万円まで拡充したのは、2000万円問題を意識したからと言われているんですよ。 

〇〇ちゃんの場合は、さすがに「定年前後」は遠い先の話だから、同じ頼藤・高山ご夫婦の著書で、24年1月に最新版が発売される「1日1分読むだけで身につくお金大全100」(自由国民社)あたりがおすすめだよ。  

 

「1日1分読むだけで身につくお金大全100」(自由国民社刊)

個別銘柄を選ぶコツは?

次はお父さんの質問だ。 

配当金は魅力なので国内株を買いたいと思いますが、選び方がわかりません。確実に儲かる銘柄を探すコツはありますか。 

確実に儲かる銘柄を探すコツがあったら、わたしだって知りたいです。 

でも、最近読んだ雑誌(「週刊ダイヤモンド」新年合併特大号)で、とてもいいアドバイスだなと思ったものがあります。 阿部修平氏(スパークス・グループ代表取締役社長)のコメントです。

例えば、個人が単純にどの銘柄を買おうか考えると迷いそうですが、自分の子どもをどの会社に就職させたいか、という視点で考えてはどうでしょう。  

すると、ごく自然に何をやっているか全然分からない会社はどうかなとか、あの経営者はこういうことを言っている、この会社はこんなビジネスを展開している、といったように、普通に判断できるように思います。  

引用元:「24年の日本経済は明るい展望のようです

こんなブラック企業には〇〇ちゃんを勤めさせたくないな、できたらこんな企業に勤めて欲しいな……。そんな目線で企業を見てみたらどうでしょう。 

ということは、〇〇ちゃんに就活も兼ねて電子書籍で購入してもらった「業界地図」(東洋経済新報社刊)は、お父さんやお母さんも是非読んだほうがいい、ということではないでしょうか。 

わたしとしては、できたら「会社四季報」(東洋経済新報社刊)と「会社四季報 プロ厳選の500銘柄」(東洋経済新報社刊)も購入するとよいと思います。 

会社四季報には最初のほうのぺージで「3分でわかる!四季報の読み方」が出てきます。これを参考にして、気になった銘柄は必ずチェックする習慣をつけるといいでしょう。 

「プロ厳選の500銘柄」は四季報執筆の記者が選んだ注目銘柄が掲載されています。こちらにも前の方で「有望銘柄はこう探す!7つのポイント」、巻末に「会社四季報プロ500完全ガイド」というページがあるので、これを手掛かりに読むと、自ずと銘柄探しのコツがつかめるようになると思います。 

ちなみに、先ほどすすめた頼藤・高山ご夫妻の「お金大全100」にも「会社四季報で値上がりする銘柄を探そう!」というページがあって、こう書かれています。 

売上高、営業利益は要チェック。過去3~5年間・今後2年間の予測が伸び続けている会社をチェックして絞ります。「四季報」は宝の山。 

「1日1分読むだけで身につくお金大全100」(著者:頼藤太希・高山一恵、自由国民社)より

就活にどう役立てる

さて、最後に〇〇ちゃんの質問だね。 

女子学生

お金の勉強を通じて就職のことを意識するようになりました。でも就職先をどうやって選べばよいかわかりません。 

叔父さんは「就職は恋愛に似ている」と思う。電子書籍で購入してもらった「就職四季報パーフェクト活用術」(東洋経済新報社刊)にもこんなふうに出てくるよ。

就活を始めるにあたって、資格の有無やサークルでの役職ばかりを気にする学生は多い。にわかに英会話学校に通い始めた人もいるのではないだろうか。  

だが、人事はそんなことでは学生を判断しない。  

エントリーシートは会社へのラブレターだ。ラブレターをもらった人がまず気になることを考えてみよう。  

どうして自分に興味をもってくれたのか、自分との相性はどうなのか。一緒にやっていけるだけの生活能力があるのかも重要ではあるが、それは資格やサークルでは測れない。 

「『就職四季報』パーフェクト活用術」(著者:「就職四季報」編集部、東洋経済新報社刊)より

〇〇ちゃんがラブレターを受け取った時、その男の子が自分のアピールポイントばかり書いてあったらどう思う? そんなことより、いちばん気になるのは「どうしてわたしを好きになったの?」じゃないかな。 

就活だって同じだ。エントリーシートの書き方、あるいは面接の受け答えで、自分が学生中(サークル活動などで)何をやったかを延々とアピールするだけの学生と、志望する企業や職種への思いをきちんと言語化して語れる学生と、採用者の立場に立って考えれば答えは明白だよ。 

だから、せっかく身につけた銘柄選びを通じて、気になる企業をいろいろと調べてごらん。「業界地図」「就職四季報」はもちろんのこと、「会社四季報」だって活用すればいい。 

そして、ここはもっと知りたいという企業なら、その企業のホームページを覗いてみることだ。 

会社の沿革、社長メッセージ、今後3か年の中期計画……。そういう情報で気になったキーワードや数字をノートに拾い出すだけでも、エントリーシートや面接の受け答えに役立つし、「ああ、だから自分はこの会社に惹かれたんだ」と思えるようになるものだよ。 

銘柄選びを、そんな就活を意識する手掛かりにしてみたらどうだろう。叔父さんとしては、新NISAの成長投資枠のほうでは、前回教えた単元未満株の購入もぜひ活用したほうがいいと思うよ。 

いよいよ新NISAがスタートだ。お父さんやお母さんは老後のための準備、〇〇ちゃんは就活も意識して、精いっぱい活用しようじゃないか。 

(おわり) 

(いしばしわたる) 

連載「18歳の君へ~実践的「お金」の話をしよう」の各回記事はこちらから
【第1回】クレカ・銀行・証券の開設手続きをしよう
【第2回】インデックス型投信を積み立てよう
【第3回】国内銘柄を指値注文してみよう
【第4回】情報に騙されないようにしよう
【第5回】新NISAの仕組みを知っておこう
【第6回】単元未満株を買ってみよう
【最終回】新NISAを資産運用や就活に役立てよう
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連載「18歳の君へ」の狙いをお伝えします

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