マイナ保険証使ってみましたが…ほんとに普及するの?

マイナ保険証使ってみましたが…ほんとに普及するの?

遅ればせながらですが、「マイナ保険証」ーーマイナンバーカードの保険証利用をはじめて使ってみました。「マイナ保険証を使ったほうが医療費が得になる」という記事を読んでいたのですが、なぜか”失敗”してしまいました。何が悪かったのか……。ともかく、貴重な体験でしたので情報共有します(2023.11.14) 

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医療費が得になる設計

わたしは幸いにも定期検診以外は医療機関のお世話になる機会がなく、わたしが受診する医療機関はほとんどがマイナ保険証は未対応。なので、「記事」を読んでからも、マイナ保険証を使う場面がありませんでした。 

ここで書いた「記事」とは、ダイヤモンド・オンラインが今年3月に配信した「4月から「マイナ保険証」を使わないと医療費アップに!対策を知って備えよう」でした。

 

4月以降、オンライン資格確認システムを導入または申請中の医療機関で、従来保険証で受診すると医療費が高くなる。マイナ保険証対応の医療機関が増える中、本格的にマイナ保険証を使わないと損、ということになりそうだ。 

(略)

現在、その病気で初めて病院や診療所を受診したときの医療費は、マイナ保険証より、従来の健康保険証のほうが、20円(3割負担で6円)高くなるように設定されている。この差が、4月以降は、特例措置として40円(3割負担で12円)に広がることになったのだ。 

参考URL:https://diamond.jp/articles/-/319585

「ほう、使わないと損なのか」ーーそう思って、マイナンバーカードを診察券と一緒に持ち歩くようになったわけです。 

思ったより手順は簡単

定期検診で1か所だけマイナ保険証に対応している医療機関があったため、「ようやく試すことができるぞ!」と思い、きょう、病院の受付に置かれている読み取り機でやってみました。 

手順はとても簡単で、4ケタの暗証番号を入力すれば、あとは「同意」ボタンをいくつか押すだけ。 

「ほう、思ったより簡単だったな」ーーそんなふうに思って、肝心かなめの医療費をチェック。ところが、前回の検診時と同じ金額……あれ? 

もう一度、ダイヤモンド・オンラインの記事を読み直すと、こんな図が載っています。 

「4月から「マイナ保険証」を使わないと医療費アップに!対策を知って備えよう」より

うーん、この図が正しければ、3割負担の自分の場合、前回はふつうの保険証でかかったんだから、その時より6円安くないとおかしいのだが……。 

ということで、????でした。理由はわかりません。ただ結論として、6円安くなっていなかった、ということだけご報告させていただきます。 

目に見えるメリットが欲しい

マイナンバーカードを自分が作ったのは、住民票や印鑑登録証明書の発行がコンビニでできるのが便利と思ったからです。 

その後、マイナポイント事業も始まって、マイナンバーカードの取得率はある程度向上したのでしょうが、マイナ保険証は、3割負担の人でももう少し目に見えるメリットがないと、やはり普及のスピードは上がらないのではないでしょうか(そもそも、その6円ですら今回得られてなかったし) 

政府が掲げる「2024年秋ごろをメドに、マイナンバーカードと健康保険証を一本化する」なんて、夢のまた夢……という気がするのはわたしだけでしょうか。 

(さかきかずひこ) 

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