料理が趣味の娘からお裾分けを頂きました。お手製のナッツとレーズン入りのブラウニー(チョコレートケーキ)です。甘いものはどうも苦手…という人でもきっと気に入る苦みばしった大人の味で、赤ワインにとてもよくあいます(2024.5.3)
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チョコの種類とラム酒
我が家はもともと甘いもの、しょっぱいものは食卓にのせないようにしています。妻が血圧高めで糖尿病(妻の両親が糖尿病)を気にして、だしの利いた薄味が毎食の基本になっています。
そんな家で育った娘だからか、手作りの料理も甘さ控えめ、塩味控えめのものばかり。
中でもブラウニーは全然甘くなくて、お裾分けしてくれる料理の中でもお気に入りのひとつです。

調理方法を娘に聞きました。材料は下記のとおりです。
- ビターチョコ(カカオ50%) 50g
- ハイカカオチョコ(カカオ95%) 50g
- 薄力粉 50g
- 卵 2個
- バター 50g
- 牛乳 大さじ2
- ココアパウダー 10g
- ミックスナッツ(くるみ、カシューナッツ、アーモンド) 50g
- レーズン 50g
- ラム酒 大さじ2
オリジナルはユーチューブ動画だそうで、作り方は動画をそのまま踏襲。アレンジしたのは、板チョコをビターとハイカカオのものにした部分と、ラム酒を加えたところだそうです。

とっても濃厚になるし、苦みばしった大人の味になるんだよ~
赤ワインに合うアレンジに
娘はワイン好きで、ピーロートの試飲会にもよく出かけてワインを仕入れてくるほど。ワインに合うアレンジにしてチョコとラム酒のアレンジにたどりついたようです。
長寿の人の大好物
ここでチョコの効能について書いておきましょう。医師の牧田善二氏が書かれた「医者が教える食事術 最強の教科書ー20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」(ダイヤモンド社)から引用します。
1997年にフランスのジャンヌ・カルマンという女性が122歳で亡くなりました。彼女は生前のゴッホに会ったことがあるというくらいですから、いかに長寿だったかがわかるでしょう。
このカルマンさんの大好物が赤ワインとチョコレートでした。チョコレートは1週間で1キロも食べたという報告があります。
チョコレートの原料であるカカオにはカカオポリフェノールが豊富に含まれ、強い抗酸化作用を持っています。赤ワインのポリフェノールとの相乗効果で老化を抑えられていたのかもしれません。
また、もう少しで120歳というところまで生きた、アメリカ人のサラ・ナウスさんも大のチョコレート好きだったそうです。
日本の研究でも、カカオ成分の多いチョコレートには血圧を下げる効果があることがわかっています。カカオポリフェノールが血管の炎症を軽減し、それによって狭くなっていた血管が広がることで血圧が下がるのだと思われます。
また、カカオにはカルシウム、亜鉛、マグネシウム、鉄といったミネラルが豊富で、それら成分も健康長寿に寄与すると考えられます。
牧田善二「医者が教える食事術 最強の教科書ー20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」より
ナッツもワインも体にいい
ブラウニーに入れるナッツ類も「ビタミン、ミネラル、食物繊維、不飽和脂肪酸など体にいい成分が詰まっています。糖尿病や心疾患をはじめ、さまざまな病気を予防し長生きできる食べものと言えます」、ワインも「ポリフェノールをたっぷり含んだ赤ワインは、強い抗酸化作用を持っています。白ワインは、ミネラル成分の影響でやせる効果があることがわかっています。いずれの場合も、血糖値を下げます」と、同書に書いてあります。
もちろん食べ過ぎや飲み過ぎは禁物ですが、たしなむ程度なら大丈夫でしょう。
オリジナルの動画も紹介しておきます。
作り方もカンタンなようです。娘のように自分流にアレンジしながら「赤ワイン+ブラウニー」はいかがですか。
(さかきかずひこ)