「貯金額を増やすには節約だ」ーーと、いろいろな節約術を駆使している人は多いと思います。わたしも節約を意識してから、固定費は減らせたのですが、なかなか思うように減らなかったのが食費を中心とした変動費でした。でも、意外なきっかけから劇的に減らすことができたのです。わたしが偶然気づいた秘訣をお教えします(2023.9.4)
生活の質を落とすべき?
わたしの場合、いかに日々の生活費を減らすかを考え、スーパーでは安売りしているものを買う、ネット購入は複数のサイトを比較し、価格の安い方を買うという地道な節約術をしていました。
ところが、固定費よりも難渋したのが変動費の削減だったのです。このままでは「生活の質を落とすべきなの?」とまで思い詰めていました。
ところが、つい最近、冒頭にも書いた「意外なきっかけ」のおかげで、変動費を劇的に減らすことに成功できたのです。
10日間一歩も家を出られず
意外なきっかけとは、コロナ感染です。
まるまる10日間、家から一歩も出なかったばかりか、症状も思いのほかひどかったので、配達の人にうつしては申し訳ないと、デリバリーを頼むこともありませんでした。
熱の高かった2日間を過ぎると、お腹も空いてきますが、買い物に行っていないので、家には食べるものが何もないはずですよね。
ところが、冷凍庫やパントリーには、安売りセールで購入した食品がたくさんあり、10日間、何も買い足すことなく、過ごすことが出来たのです。そして、10日間を1円も使うことなく過ごしました。
買い物に行くからお金が減る
コロナの10日間で学んだことは「買い物に行くからお金が減るんだ」という事実です。
当たり前でしょ!と言われそうですが、実はこの事実に気づいていない人は多いのではないでしょうか?
いかに安いものを買うかを必死に探るのではなく、買い物に行く回数を減らすだけで、労せずに支出を減らせることに、遅まきながら気づかされました。
以前は、週に3度は食材や日用品の買い物、週末は、特に買いたいものはないのに、スーパー行ったついでにショッピングモールをぶらぶらして、買う予定のなかった洋服を買ってしまったり……。
卵が欲しくてスーパーに買い物に行き、安いからと、あれもこれもと買って、あれ?3000円も使っちゃった!なんてことありませんか?
買い置きをやめるだけ
今は、買い物は週に一度、一週間の間に必要なものを書き留めておき、必要なものだけを買い、買い置きはやめました。
ネットもセールの時に安いからと、今必要でないものもまとめ買いしていましたが、しまい込んで買ったことを忘れてしまったり、溜め込んでいるうちに新商品が出て、古いものは使わないまま、タンスの肥やしになってしまっていたものもあります。
ネット購入も、今必要なものを今使う分だけ購入するようにしました。
その結果、変動費を目標額を上回る金額で減らすことが簡単にできるようになりました。
ストレス減り棚もすっきり
この方法の特に良い点は、少しでも安いものを買う節約術は結構なストレスですが、必要なものは購入するので、ストレスもなければ時間の節約にもなります。
プラスの産物として、買い置きをやめたことで棚がモノにあふれることもなく、必要なものが探しやすくなりました。
なかなか支出を減らせない方、まずは一か月試してみてください。
大きな変化に驚かされるかもしれません。
(みたむら ゆか)