ワイン発祥の地ジョージアのワインを楽しむ

ワイン発祥の地ジョージアのワインを楽しむ

母の日に娘ふたりが遊びに来ました。ちょうど届いたジョージアワインを開けて、お昼から楽しく食事をしましたが、初めて飲むジョージアワインは娘たちにも好評。とても美味でした(2024.5.12) 

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世界最古のワイン製法

なぜジョージアワインかと言えば、前回記事にした駐日ジョージア大使の本がきっかけです。 

日本育ちで日本語もネイティブ並みに使いこなす駐日ジョージア大使、ティムラズ・レジャバ大使の「日本再発見」(星海社新書)がとても面白かったので、前作の「大使が語るジョージア 観光・歴史・文化・グルメ」(星海社新書、ダヴィド・ゴギナシュヴィリ氏との共著)を続けて読んだところ、ジョージアワインのくだりがとても興味深く、「飲んでみたい!」となったからです(我ながらミーハーです) 

近くのスーパーをいくつか覗きましたが、案の定、どこも売っていなくて、結局、楽天市場で注文しました(ネットで注文できる世の中になって、本当に便利です) 

ジョージアワインは「工程のすべてが自然によってできている」のだそうです。ワインの蘊蓄は「大使が語るジョージア」から紹介しましょう。 

秋が来てブドウが実り、果汁を搾らないといけない、そうしないと悪くなってしまうというときにブドウを収穫して、皮も種も取り除かずにそのままワインを作るための器であるクヴェヴリに流し込んでかき混ぜる、人間がやることはそれだけです。クヴェヴリも土でできていますし、クヴェヴリは地面に埋めるので温度管理も地面がやってくれます、機械も電気も一切使わないんですよ、すごいことだと思いませんか?

このワイン製法は8000年前から伝わる世界最古のもので、ユネスコの世界文化遺産にも登録されているそうです。8000年前と言うと、新石器時代……。なんかすごいですよね。 

赤ワインはブラウニーと堪能

最初に赤ワインを開けて、娘の手作りのブラウニーと一緒に堪能しました。 

ブラウニーについてはこちらをごらんください 
赤ワインによくあう大人の味のブラウニーはいかが 

赤ワインには苦みばしったブラウニーがよく合います

妻いわく、 

う~ん、ほどよく酸味も甘みも渋みもあって複雑な味。おいしい~ 

長女も、 

うん、ワインらしい味だね。ブラウニーにも合うし気に入ったわ 

ちなみに、商品欄をみると「深い色味と品種由来の芳醇なアロマを持ちます。ジューシーなカシスの凝縮感が適度なタンニンと寄り添い、心地よいフィニッシュを誘います。濃縮さと軽快な酸のバランスが見事です」とあります。 

オレンジワインも美味

あっという間にあけてしまい、続けて白ワインも開けました。 

ただ、こちらは白ワインというより、薄い琥珀色。商品名も「オレンジワイン」と言うそうで、「白ブドウを赤ワインの醸造法(果皮や種を一緒に漬け込み醗酵し醸す方法)を用いて醸造することで、白ワインでもロゼワインでもない、濃い色調やタンニン成分(渋みや強い口当たり)、独特の風味を持つワインスタイル」だそうです。 

こちらは次女が気に入って、 

これは白ワインじゃないね。ウイスキーみたい。わたしはこっちが好き~ 

と言いながら、クイクイ飲んでいました。食後は次女が手配した千疋屋のアイスでしめて、みんなで妻への感謝の気持ちを表しました(というより、母の日にかこつけて昼間からワイン三昧したかっただけですが) 

次女が贈ってくれた母の日のプレゼント

ジョージア兵士のエピソード

ジョージアにとってワインは特別な意味を持つようです。レジャバ大使らの「大使が語るジョージア」には、こんなエピソードが紹介されています。 

昔、ジョージアの兵士は戦争に行くときにブドウの苗を持っていったそうです。それはなぜかというと、異国でその兵士が亡くなってしまったとしても、その地にジョージアを象徴するブドウが育つので、「その人は祖国であるジョージアで亡くなった」と言えるのだ、と考えたためです。 

ワインを通じて異国を知るーー。そんな楽しみ方もあっていいと思います。 

(さかきかずひこ) 

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