日経WOMANがためになりました

日経WOMANがためになりました

わたしが楽天マガジン推しの理由のひとつが、男性が絶対買わない女性向け雑誌でも気軽に読めること。その中でも「日経WOMAN」がお気に入りで、きょう(12月21日)配信された24年1月号はとても興味深く読みました(2023.12.21)

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しっかり貯めている女性たちの事例

以前にAERA Moneyの時にも書きました(AERA Moneyで「かぶミニ」「かぶツミ」を学ぶ)が、新聞社系の雑誌は信頼性が比較的高まるので、マネー系雑誌でも投機的な内容は控えていますし、裏付けのある情報(たとえば実際の体験談)で構成されています。裏を返せば、内容が穏当、常識的になりやすい、ということでしょうか。 

きょう読んだ「日経WOMAN」24年1月号は、表紙を見ても内容が盛りだくさんです。 

  • 新NISA 
  • 個別株 
  • 家計の見直し 
  • ふるさと納税 

などの文字が並びます。発売時期が年末だから、23年経済の振り返りからはじめて、「投資元年」となる24年に向けて 

専門家やしっかり貯めている女性たちの事例から、2024年の貯める&増やすための新ルールを導きだしました 

という内容です。

短期売買で資産90倍に

個人的に興味深く読んだのが、2ページを割いて紹介するうち子さん(仮名、33歳、通信・広報、4歳と3歳の子どもと3人暮らし、夫は海外在住)という方の「投資マイルール」ーー自分とはスタイルがまったく違うので、ちょっと驚いたのですが、それでも 

資産200万円が12年で90倍で1億8550万円 

というのだから、とにかく優秀です。 

20歳の頃に株主優待目的で200万円分購入したものの放置していた株の価値が、気が付けばアベノミクスで10倍の約2000万円まで増えていたといううち子さん。この資金を元手に2018年から真剣に投資を開始。マネー雑誌2誌(=別のところで「日経マネー」「ダイヤモンド・ザイ」と書いてあります)購入し、両方で推奨されていた銘柄をピックアップ。東京エレクトロンなど大型優良株に絞って短期売買を繰り返し、資産は19年に5000万円、21年に1億円を突破した。 

「同じ銘柄を見続けることで動きのくせがつかめるように。大型優良株は戦争や利上げのニュースで一時的に売られてもまた戻ってくるので一定の数値を下回ったら買う、上回ったら売る、を徹底しています」 

うーん、すごいなあ。短期売買スタイルはこういうやり方なのか……と素直に感心しました。

自分は大抵の銘柄は100株ずつしか持っていないですが、それでも夫婦合わせれば200銘柄以上になる「長期」「分散」スタイル。うち子さんのスタイルは真似しようとは思わないですが、それでも、うち子さんの2ページは熟読してしまいました。 

「投資での失敗経験は?」の質問には、 

成長期待の大きいAI関連の新興株が決算発表後に暴落。2400万円の含み損を抱え、眠れぬ夜が続いた。「この痛い経験から、決算をまたいでの売買はしないと肝に銘じています」 

うーーん、1銘柄にいくら継ぎ込んだら含み損2400万円になるのでしょう。100株ずつしか買わない自分には想像もできません。 

「やらないと決めている投資は?」の質問には、 

「企業や国の成長を期待して資産を投じるのが投資。FXや仮想通貨など、価格の上がり下がりに賭けて売買を行う投機的な取引は、動きが読めず、リスクが大きいので手を出さないようにしています」 

わたしもそうです! 投資と投機の違いはほんとうにその通りだと思います。 

などなど、大変興味深く読みました。 

7人の女性の節約術

次におもしろかったのが、うち子さんも再登場する「お金を増やしている人たちが普通にやっている”すごくない”貯まる習慣」という2ページの記事でした。 

うち子さんは「1日の予算2000円」をクリアファイルで簡単管理しているのだそうです。 

1か月分、約30枚のクリアファイルのポケットに現金を2000円ずつ入れて毎日お財布へ移動。1日の最後におつりとレシートを戻す。「残ったお金は月末に好きなことに使用」 

すご~い! 以前の記事で紹介した「本気でFIREをめざす人のための資産形成入門」(実務教育出版)著者の穂高唯希氏が提唱する「支出最適化」にも通じる節約ぶりです。 

この特集は、うち子さん含めて7人の女性が3つずつ自身の節約術を披露しているのですが、わたしも実践している節約術も入っていて、「へえ!」「そうそう!」と驚きと納得が交錯する2ページでした。 

例えば、nonさん(仮名、33歳、フリーライター、個人資産600万円)の「お金を使わない『ノーマネーデー』を設ける」というのは、わたしも意識しています。 

うねさん(仮名、51歳、税理士補助、個人資産5000万円)の「”なんとなく”コンビニは立ち寄らない」は、わたしはほとんどコンビニで買わなくなったので、もしかしてうねさん以上かも。 

ちーさん(仮名、36歳、サービス業、個人資産2000万円)の「毎日マイボトルを持ち歩き飲み物は買わない」というのも、わたしも少しだけ共通します。夏場は空のペットボトルに水道水を入れて常時持ち歩きますので、その点は一緒です。 

でも、どうしてもマクドナルドで120円のホットコーヒーを飲みながら2時間近く本を読んだりノートを書いたりする習慣は避けられず(家だとダラリとしてしまいます)、「120円のコーヒーは節約対象の『ラテマネー』にカウントしない」と、ちょっとだけ自分を甘やかしています。 

北野雪子さん(仮名、49歳、製造・財務管理、個人資産8400万円)は「読みたい本は書店と図書館を使い分ける」を挙げ、「まずは図書館で試し読みして、買いたい本をじっくり検討」するそうです。これも穂高氏提唱の「支出最適化15選」に出てきます(本好きのわたしがどうしてもできない節約術のひとつです)

7人中2人の方が楽天経済圏の住人だったことも「そうそう!」と思った部分です。 

東野真帆さん(仮名、36歳、自治体・専門職、個人資産2560円)は、 

楽天経済圏を徹底活用。「日用品の買い物やふるさと納税は楽天市場で。貯まった楽天ポイントは車のガソリン代などに充てています」 

AMIさん(仮名、37歳、医療・看護師、個人資産2600万円)は、 

ポイントを貯めるコツをブログなどで情報収集し、買い物先も支払い手段も楽天に集中。「通算獲得ポイントは77万ポイントに」 

資産運用が上手な女性は、すべからく支出コントロールを徹底されているという印象を持ちました。とても参考になる特集でした。おすすめです。 

(いしばしわたる) 

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