キュウリ、サツマイモ、ナス…その食べ方間違ってます

キュウリ、サツマイモ、ナス…その食べ方間違ってます

きょうも前回に続いて「その調理、9割の栄養捨ててます!」東京慈恵会医科大学附属病院栄養部監修、世界文化社)から、いくつかの野菜を紹介します。最初はキュウリです(2023.8.31)

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ビタミンB1は8倍に

まず、こんなことがギネスに載っていること自体が驚きでしたが、「その調理…」からキュウリのくだりを引用しましょう。 

「世界一栄養のない野菜」として、ギネス認定されているキュウリ。 

(略) 

ぬか漬けにすれば、もともと持っている栄養素はそのままに、ぬかの持つ栄養成分をキュウリが吸収して、一気にパワーアップ! 疲労回復効果のビタミンB1は8倍に、カリウムやビタミンKは3倍、ビタミンCは1・5倍に急増します。ぬかの乳酸菌も一緒に摂れるので、腸内環境を整える効果もプラスしてくれるんです。

ぬか漬け最高ですね! 我が家もスーパーでぬか床を買ってきて、毎朝キュウリを一本ぬか床に埋めて、翌朝の食卓に出すようにしています。ちょうどいい漬かり具合です。 

「その調理、9割の栄養捨ててます」

「レンジでチン」はだめ

続いて、サツマイモです。

さつまいもは豊富なビタミンC、アンチエイジング効果のあるポリフェノールを含む、健康にも美容にも頼もしい食材。 

でも、つい手軽だからと「レンジでチン」では、サツマイモの魅力は半減するんです。サツマイモは、でんぷんが酵素の働きで麦芽糖に変わり、甘~くなります。ただし、この酵素の活性温度は60~70度。90度以上だと働かなくなってしまいます。電子レンジでは甘くなる前に火が通るため、ゆっくり加熱したものより甘みがたった1/5に。

手軽さを追求しがちな電子レンジですが、こう書かれてしまっては、我が家ではもうサツマイモでは使わなくなりました。 

ナスニンの流出を防ぐ

最後にナスです。

ナスは栄養価が高くない…というのは、皮をうまく調理していない時のこと。ナスの皮にはナスニンを始め、注目の抗酸化成分がたっぷり。ただし、ナスニンは水溶性のため、茹でたり煮たりす流出します。皮をむいて煮物にするなどの食べ方は、残念ながら栄養的には大損なんです。 

おすすめの調理方法は「油で炒める」だそうです。 

いかがですか。ほんのちょっとしたことで、栄養価が増えもすれば、減りもするんです。 

前回も書きましたが、家庭で料理する方なら、手元に置いておきたい本ですね。 

(さかきかずひこ) 

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