甘酒のことを「飲む美容液」「飲む点滴」と言うことは知ってました。でも、子供の時に親に飲まされて頭痛になった記憶から苦手意識があって、ずっと敬遠してきました。ところが、娘のお手製の甘酒がとっても美味しかったのです。なぜでしょう? すこし調べてみました(2024.4.30)
娘のお手製甘酒が飲める!
最初に、娘のお手製の甘酒を飲む習慣がついたことを紹介します。近くに住む娘と妻の会話から。
娘:ねえ、甘酒いらない? ちょっと作り過ぎちゃったの
妻:へえ、欲しい欲しい。「飲む美容液」って言うんだよ
娘:それだけで飲むと結構甘いから、牛乳か豆乳で割るといいよ
妻:了解。豆乳があるから、今晩持ってきてよ
ということで、あれよあれよと甘酒を自宅で飲むことになったのです。
最初に書いたとおり、わたしは酒粕が苦手で、正月に甘酒が振る舞われると、「いやあ、飲むと頭が痛くなるので…」と断ってばかり。もともと日本酒も苦手ですし、長らく甘酒は敬遠してきたのです。
でも、娘がせっかく作ったものだし、大半は妻が飲むんだから…と思って、付き合いのつもりで「豆乳+甘酒」を一杯飲んでみたら、なんと美味しい! そして時間がたっても、頭が痛くならない!!
翌朝も朝食と一緒に一杯ずつ妻と「豆乳+甘酒」を飲みましたが、「これなら飲める!」という発見に驚きました。

どうして頭が痛くならないんだろう?

どうして頭が痛くならないんだろう?
そう思って調べたら、甘酒には酒粕で作るものと米麹で作るものがあるのだそうです。
埼玉県飯能市の発酵体験施設「OH!!!」(埼玉県飯能市飯能1333)のウェブサイトに「甘酒って体にいいの?」という記事が載っていました。
「甘酒」は、原料によって「酒粕甘酒」と「米麹甘酒」の2つに分けられます。
酒粕甘酒
酒粕を水で溶き、砂糖で甘味を調整したもの。酒粕の香りとアルコールが含まれているのが特徴です。
筆者はずっと甘酒はこれしかないと思っていて、独特の香りが苦手で避けていました。
これこれ! 名前は書いてませんが、この記事の筆者さんと同じで、わたしも苦手でした!
一方、米麹甘酒というのは、
米麹甘酒
麹菌で米を発酵させて作る発酵食品です。発酵によって、米のデンプンが糖に変わっているだけなのでノンアルコール。お子様や妊婦の方でも安心して飲めますね。 使用する麹菌や米の種類、配合量などで味や香りが異なりますが、お米本来の味わいが感じられます。
近年、特に注目されているのは「米麹甘酒」の方です。
ということで、酒粕甘酒とはそもそも別物ですし、「酒」と名がつきながらノンアルコールなんですね。
江戸時代から夏の風物詩
記事はこう続きます。
甘酒は「飲む点滴」「飲む美容液」と称されることもあります。
みなさんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?これは「ブドウ糖」「必須アミノ酸」「ビタミンB群」が豊富に含まれているからです。 特に「ブドウ糖」は、私たちが普段食べている「砂糖」がさらに分解されたものです。そのため、効率よく消化・吸収することができ、体内のエネルギー源としてすぐに使うことができます。
夏バテで胃酸が出にくい時、胃腸に優しくエネルギー補給ができる、まさに「点滴」というわけです。
すでに江戸時代では、町で甘酒屋さんが売り歩く姿が「夏の風物詩」になっていたそうです。
甘酒には、麹菌が米を分解して作った食物繊維やオリゴ糖も豊富に含まれています。これらにより腸内フローラのバランスが整い、健康的な毎日をサポートしてくれます。
なるほど~。妻はすっかり「お肌がきれいになった?」などと言ってますが、まあ、それはそれとして、米麹甘酒なら、わたしも妻と一緒に朝晩に一杯ずつ飲み続けられそうです。
娘に作り方を聞きました
娘に作り方を聞いてみました。ヨーグルトメーカーを使うそうです。以下、娘に教えてもらった作り方です。
- 炊きたての白米300gに熱湯250mlを入れて、米粒をつぶすようによくかき混ぜる
- 水150mlを入れてかき混ぜる
- 米麹200gを入れてかき混ぜる(米麹は写真のようにスーパーで売ってるそうです)
- ヨーグルトメーカーに注いで60度10時間に設定する
これで10時間ほったらかしておくだけだそうです。簡単ですね。
ちなみに、保存は冷蔵庫で1週間程度。それから、熱湯⇒水⇒米麹の順番を間違えて、熱湯に米麹をいれたりすると、麹菌が死んで発酵できなくなるから気をつけて、ということだそうです。
自宅でつくる「飲む美容液」「飲む点滴」ーー。お手軽なので試してみてはいかがでしょうか。
(さかきかずひこ)
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