「まごわやさしい」を率先…健康のため「腸内美人」をめざそう

「まごわやさしい」を率先…健康のため「腸内美人」をめざそう

ここまで自家流ストレッチの紹介を行ってきました(自家流と言っても、わたしが通うリハビリの先生から教わったメニューばかりですが)。きょうは趣向をがらりと変えて、食事について取り上げます。「腸内美人」になるための食事です(2023.7.28)

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まごわやさしい

我が家が食事で気を付けているのは「まごわやさしい」です。有名な語呂合わせなので聞いたことがあると思います(例えば、クラシルのサイト内記事「和食の基本の合言葉「まごわやさしい」ってなに?」) 

  • ま…まめ 
  • ご…ごま 
  • わ…わかめ(海藻) 
  • や…やさい 
  • さ…さかな 
  • し…しいたけ(きのこ) 
  • い…いも

の各食材をバランスよく日々の食事に取り入れよう、という考え方です。 

「ま」なら、納豆や豆腐、お味噌が該当しますし、わかめとじゃがいものお味噌汁なら「ま」と「わ」と「い」が入ります。和食の料理を食卓に並べていれば、ほぼほぼ「まごわやさしい」はコンプリートできると思います。 

お花畑に例えられる腸内細菌

最近はよく「腸活」「腸内美人」という言葉を聞くようになりました。腸内細菌のバランスが大事で、お花畑にたとえて「腸内フローラ」と言います。

健康長寿ネット(長寿科学振興財団運営)に「腸内フローラ」の説明が載っています。

健康長寿ネット「腸内細菌叢(腸内フローラ)とは」より

善玉2:悪玉1:日和見7が理想

腸内フローラには、「善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7」という理想のバランスがあります。日和見菌は腸内細菌の7割を占め、善玉菌が優勢な状態であれば善玉菌につき、腸内で発酵活動を行います。一方で、腸内で悪玉菌が優勢となれば、悪玉菌になびいてしまい、腐敗活動を行います。腸内を酸性に維持するためには、腸内環境をコントロールして、日和見菌を善玉菌の味方につける事が必要です。

(略)

腸内フローラをよいバランスで維持するためには、栄養バランスのとれた食事が大切です。また食事だけではなく、適度な運動は腸内フローラが活性化するといわれています。

参考URL:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/kenko-cho/chonai-saikin.html

バランスよい食事ーーつまり「ま」だけ多くても「や」だけでもだめで、「まごわやさしい」をバランスよくとることが大事になるわけです。

我が家は以前から「まごわやさしい」を意識した食生活を続けているので、わたしも妻も便秘に悩んだことがありません。

健康番組を夫婦で見ていると、自分たちの食習慣を是認してもらった気分になるので、ちょっと嬉しいです(妻の口癖は「わたしは腸内フローラに絶対の自信があるわ」「腸内美人だけど、美人だけ言ってくれてもよくてよ」)

腸内細菌の知られざる力

そんな健康番組のひとつ、NHKの「クローズアップ現代」で放送した「腸内細菌の知られざる力 体質改善からがん治療まで最新情報!」(2022年6月20日放送)を紹介しましょう。科学的に腸内環境が健康の決め手となることを説明しています。

詳しくはNHKの記事をお読みいただくとして、京都府立医科大学大学院教授の内藤裕二氏による調査結果が興味深いです。日本人の腸内細菌を1,800人分調べて5つに分類しています。

NHKクローズアップ現代「腸内細菌の知られざる力 体質改善からがん治療まで最新情報!」より

桑子:このタイプの中で、いちばん病気の人が少ないタイプというのが「E」だったそうです。オレンジ色の「プレボテラ属」の割合が高いのですが、これがよいということなんですか。 

内藤さん:そうですね。どうやら「プレボテラ属」というのは日本人がこれまで摂取してきた「全粒穀類」とか、「玄米」とか、「麦」とか、そういったものと非常に仲がいい菌で、いわゆる長寿な日本人で動物性脂肪を少なくして来たような方々の健常時のグループではないかなと思います。 

桑子:確かに「魚や野菜が多く、バランスが取れた食事」ということですが、2番目に健康的なタイプというのはどれでしょうか。 

内藤さん:「B」なんです。 

桑子:「B」ですか。 

内藤さん:これは、いろんな食事をバランスよく摂取している人たちで、先ほどは日本人独特の長寿といいましたが、こちらは現代風のいろんなバランスのいい食事をされている方じゃないかなと思います。 

参考URL:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4677/

雑穀米をブレンドがおすすめ

我が家のご飯はかならず玄米、押し麦、雑穀米をブレンドしているので「E」でもあり、「まごわやさしい」なので「B」でもある、ということですね。 

なお、いちばん病気との関連性が高いのは「A」タイプで、高たんぱく、高脂質の食事を続けると危険だそうです。

NHKの記事には、腸内フローラを整えるのに2週間あれば可能、とも書いてあります。ぜひ「まごわやさしい」を心掛けてみてください。 

(さかきかずひこ) 

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