暑い日が続きますね。夏バテ防止に我が家の定番スタミナ料理をご紹介しましょう。 「我が家の」と言いましたが、ネット上でレシピ捜しが盛り上がった伝説のレシピ「ウメミヤ」です(2023.8.14)
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掲示板サイト「発言小町」で話題に
「ウメミヤ」は、わたしの妻が「発言小町」ラブの人で、そこで話題になったことから、我が家でも「スタミナつけるならウメミヤね!」という形で、食卓に乗るようになった料理です。

ちなみに「発言小町」とは、「恋愛、子育て、家族など日常のモヤモヤを匿名で相談できます」という読売新聞が運営するネット掲示板です。最近は妻に感化されて社会人なりたての娘もよくのぞいています。
レシピを探しています
このネット掲示板で「ウメミヤ」が話題となるきっかけとなったトピ(投稿)は、今も「発言小町」内で読むことができます。2012年2月のトピなので、10年以上も前の話題ということです。

レシピを探しています。
大雑把に言えば「鶏ももと豚バラ(塊)のさっぱり煮」なのですが、夫の実家では「梅宮」と呼んでいます。
その名の通り、テレビで梅宮辰夫さんが紹介していたと思われますが、何しろ情報が古く(30年くらい前?)記憶が曖昧で、夫の母にレシピを聞いても「目分量」とか「忘れた」とかで手がかりも無く。。。
味付けは醤油と酢、スパイスはにんにくと鷹の爪が入るそうです。
(略)
新婚当時に夫から「我が家の味だから、ぜひ母さんに習っておくといい。」と言われたことも一因ですが、数年に一度「あ~『梅宮』食べたいなあ」と思い出しては歯軋り(?)する夫を見る度気になって仕方ないのです。
参考URL:https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/483304/
なんと俳優で料理上手で知られた梅宮辰夫さんが考案したレシピだったんですね。
それにしてもトピ自体が10年以上前で、さらに30年くらい前の記憶となると、40年以上前にテレビで紹介したレシピということなのでしょう。
酸味と辛みが絶妙
このトピに数多くの反響(レス)が寄せられ、そのうちトピ主から続報が。
毎晩のようにウメミヤの詳細を根掘り葉掘り夫に聞いていたら、根負けしたようです。多分母の昔のレシピ帖から発掘してくれたのでしょう。
ありがとう夫。ありがとうお母さん。
(略)
さて、気になるレシピは…
豚バラは角切り、骨付き鶏はブツ切り、豚を下茹でした煮汁2:酢1:醤油1でヒタヒタになるよう調整。旨味調味料少々、にんにく10片、鷹の爪6本を入れて20分間煮込む。
本当にこれだけでした。作って、食べた今でも狐につままれた気分ですが…
参考URL:https://komachi.yomiuri.co.jp/topics/id/483304/
トピ主の夫が「甘いというよりもスッパしょっぱい」と表現したのは、これだけお酢と醤油が入っているからだったのですね。
それにしても、ニンニク10片、鷹の爪6本とは…。間違いなくスタミナがつきそうです。
この続報のレシピがきっかけで、「一晩で完食!」「酸味と辛みが絶妙」などなど、さらに掲示板は盛り上がりをみせたようです。
梅宮辰夫さんに再取材で判明
実は、このトピは「発言小町」を運営する大手小町編集部でも記憶に残る話題だったようで、梅宮辰夫さんが亡くなった直後に一般記事化されています(「ウメミヤを探して…」の投稿に梅宮辰夫さんが公開したキケンなレシピ)
しかも、このトピで盛り上がった直後、編集部の記者がわざわざ梅宮辰夫さんに取材して、伝説のレシピを聞き出していました。

微妙にニンニクと鷹の爪の分量に違いがありますが、これで伝説のスタミナ料理がようやく定着しそうですね。ネットの記事はしばらくすると消えてしまうものが少なくありませんが、きっかけとなったトピも、再取材で発掘したレシピも、いまだにアップされているのは嬉しい限りです。
煮汁の活用も無限大
ということで、我が家も数日前にウメミヤが食卓に登場しました(写真は別に茹でたブロッコリーを乗せる前です)
妻はアレンジして茹でたまごをたくさん入れますが、これが「スッパしょっぱい」煮汁と絶妙にあうのです。
レスのなかに「煮汁の活用も無限大」と書いてありましたが、我が家でも、煮汁は翌朝以降の炒め物のたれとして重宝しています。今朝も(家庭菜園で採れた)ゴーヤを炒めるたれに使いました。

40年以上も前の伝説のレシピで、ネットが掘り起こした「ウメミヤ」ーーぜひ暑い夏を乗り切る一品として挑戦してみてはいかがでしょうか。
(さかきかずひこ)