「お気に入りの曲に似た、新しい音楽に出会いたい」——そんな願いを、生成AIが最高のコンシェルジュとして叶えてくれる時代が来ました。普段はGemini派の筆者ですが、雑誌で見かけた「Apple MusicとChatGPTの連携」に挑戦。最初は「ただのリストアップ?」と肩を落としたものの、実は劇的に便利になる「正解の入り口」が別にあったのです。Apple Musicのプレイリストを自動生成する手順を、画像付きで徹底解説します。(2026.3.23)
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目次
ChatGPTとApple Musicを正しく連携させる初期設定
きっかけは、生成AI関連の雑誌を見ていたら「Apple MusicをChatGPTで検索する」という記述を見つけたことでした。
イメージしたような曲を見つけてくれる
『生成AIお得技ベストセレクション』(晋遊舎刊)136ページ
じつはApple Musicの楽曲はChatGPTで検索できます。ChatGPTだけに、ぼんやりと「こんな曲」と伝えるだけで、いま聴きたかった曲を見つけてくれますよ。

ほお、この機能は使ってみたいな!
そう思ってChatGPT GOで使ってみました。「ChatGPT GO」は今年1月に追加された一番ライトな有料版で、月額8ドル(約1500円)です。
連携は簡単で、画面左上の「アプリ」から「Apple Music」を選んで「接続する」をクリックするだけです。
左の「アプリ」を選ぶと連携できるアプリが出てきます。クリックして「接続する」を押すだけで連携します

さあ、じゃあChatGPTで好みの曲をいくつか挙げて、似たような曲を勧めてもらおう…
と思ってやりましたが、きのう一日の作業は、

結論から言うと大間違い!
でした。
なかなかいい曲目をリスト化してくれたのですが、いちいちコピペしてApple Musicの検索窓で探してライブラリに追加しなくてはいけなくて、

う~ん、連携ってこの程度?
と思ってしまいました。
この程度ならGeminiでもできるのでは?と思って、同じプロンプトで試したら、案の定、似たような曲をリコメンドしてくれます。
ちょっとガックリきて、もう一度雑誌をひらくと、添付された小さい画像が自分の画像とはちょっと違う…
あれ?と思って、もう一度「アプリ」から「Apple Music」を選ぶと、そこに「チャットを開始する」というボタンが!
アプリ~Apple Musicから入ると「チャットを開始する」のボタンが!
上の画面で「チャットを開始する」をクリックすると、ChatGPTのホーム画面になりますが、チャット入力ボックスの下に「+Apple Music」とあります。この違いが大きいのです!
失敗から学んだ!チャット開始ボタンひとつで変わるAIの回答と機能差
あとでCahtGPTに直接訊ねて、その違いを教えてもらいました。

《プロンプト》きのうChatGPTで、Apple Musicとの連携画面でないところから、同じプロンプトで訊ねました。そうしたら、プレイリストに近い状態で回答をくれましたが、結局は1曲ずつApple Musicの検索窓に入力するしかない、という結論でした。Apple Musicとの連携画面からプロンプトを入れるのと、連携させずにプロンプトを入れるので、どういう機能的な差異があるのか、Apple Musicとの連携画面からプロンプトを入れるとこんなふうに違う、便利だという具体的な機能を教えてください。
■ 連携ありだと何が変わるのか(機能面)
① 曲が“カタログと一致”している
② ワンタップ動作が可能になる
連携あり:
・再生
・ライブラリ追加
・プレイリスト追加
直接できる(またはそれに極めて近いUIになる)
連携なし:全部手導③ “まとめて処理”ができる
連携ありだと:
・複数曲を一括で扱える
・プレイリスト単位で扱える
連携なし:1曲=1検索=1操作
(以下、略)
いちばん大事なのは「“まとめて処理”ができる」のところです。
せっかくプレイリストの形で出力されても、それを手作業で「1曲=1検索=1操作」を延々と繰り返してApple Musicに入れるのではまるで意味がありません。
でも、まとめて処理ーーつまり、おすすめのリストをApple Musicのライブラリに直接入れてくれて、プレイリストの形にしてくれるなら、まさに連携の名に値する機能ーー雑誌をみて、わたしがぜひ使ってみたいと思ったとおりの機能です。
実録:渋い映画音楽からAIお勧めプレイリストを一発で自動生成してみた
そこで、「アプリ~Apple Music」のチャット画面から、きのうやった作業をもう一度やり直しました。

《プロンプト》主にバラード曲を好みます。以下の曲から、似たようなおススメのインストゥルメンタルの曲を教えてください。アップルミュージックで聴きたいので、アップルミュージックで検索できるキーワードを一覧で教えてください。
John Barry:Somewhere in Time
From Movie “Cashback”:Suzy
From Movie “Gattaca”:The Arrival
Fernando Velazquez:The Truth
Jan A.P.Kaczmarek:The Kite
知らない曲ばかりでしょう? わざと渋い映画音楽の曲を選んで、それに似た曲を挙げてみて、と訊ねたのです。
ちなみに上記の5曲は、わたしが過去に紹介した映画の曲です(この記事の最後に載せておきます。一部はサンプル音源も聴けますよ♪)
以下がChatGPTの回答です。
いいセンスの並びです。この5曲は共通して
「静けさ+余韻+少しの切なさ(ミニマル寄りの映画音楽)」 という軸があります。
それに合わせて、Apple Musicでそのまま検索できるコピペ用キーワードを用意しました。(作曲家+曲名でヒットしやすい形にしています)
🎬 海外・映画音楽系(かなり近い雰囲気)=曲目は省略
さて肝心なのはここからです。
これをApple Musicのライブラリに登録して、プレイリストを完成させることです。CahtGPTに訊きながら作業しましたが、プロセスを画像で紹介します。
まず、こういうプロンプトで訊き直しくださいと言われました。

《プロンプト》
以下の曲に似たインストゥルメンタルで、Apple Musicでそのまま再生・追加できる形でまとめて提示してください(曲名は前と同じなので省略)
そうすると、画像1の画面になります。
画像1=Apple Musicのライブラリにそのまま入れられる書式になった。曲名の右にある「+」をクリックすると「ライブラリに追加されました」と出てきます!
一曲一曲「+」ボタンをクリックしましたが、途中で「Apple Musicでプレイリストを作成しましょう」をクリックすれば一発OKだと気づきました。
作業はこれだけです。え?これだけ?と思うでしょう?でも、ほんとにこれだけでApple Musicにプレイリストまでできていました(画像2)
画像2=PC上のiTunes画面。プレイリストにわたしが入れたわけではないプレイリスト「Cinematic Minimal Piano & Ambient Essentials」が追加されていました。iPadやスマホのApple Musicアプリでもちゃんと表示・再生されました
プレイリストのタイトルも自動生成されています。タイトルの由来をCahtGPTに訊いたら、
- 曲ごとの特徴を抽出⇒テンポ(遅い)、編成(ピアノ・弦)、雰囲気(静か・余韻・切なさ)
- 共通項をまとめる⇒ ミニマル / 映画音楽 / アンビエント
というふうに特徴付けて英語表記にしたそうです。やっぱり生成AIは賢いですね。
| 💬ChatGPT ⇒ 🎵Apple Music(連携なし) | 💬ChatGPT + 🎵Apple Music(連携あり) |
| ❌ 1曲ずつ曲名をコピペ ❌ 手動で検索・追加 ❌ ただの「作業」… | ✅ プロンプト1本で完結 ✅ ライブラリへ直接追加 ✅ 自動でプレイリスト化! 🌟 まさに「音楽コンシェルジュ」 |
無料版でも使える?有料版との違いと連携機能のメリットまとめ
もし、あなたがApple Musicのユーザーなら、
- 自分の好きな曲に曲調が似た曲を勧めてもらう(=ここまではGeminiだってできる)
だけでなく、
- 一発でプレイリストまで作ってくれる(=こちらはCahtGPTしかできない)
というChatGPTならではの機能を使わない手はないように思います。
ちなみに、無料版と有料版で違いがあるかどうか訊ねると、
無料版でもできること
曲の提案(今回みたいなリスト)
Apple Musicで検索できる形の出力
一部環境での簡易リンク表示
“音楽を教えてもらう”部分は問題なく使える有料版(Plus / Proなど)で強くなる部分
Apple Musicとの深い連携UI
曲がそのまま再生・追加できる表示
プレイリスト的なまとまりでの提示
今回みたいな
「そのまま追加される/プレイリスト化される」体験
と返ってきました。
でも、雑誌をみると「無料版」もわたしが使う「ChatGPT GO」も、アプリ連携部分は「△(一部利用不可)」となっています。
「ChatGPT GO」でもプレイリストができたので、まずは「無料版」で試してみてはいかがでしょうか。
(しみずのぼる)
🎬あわせて読みたい:記事中で示した映画音楽5曲に触れた過去の記事はこちら
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