成長投資枠で累進配当株はいかがですか

成長投資枠で累進配当株はいかがですか

楽天マガジンで配信されたムックに累進配当のことが出てきました。NISAの成長投資枠で購入するなら、配当利回りがいい大型株以外なら累進配当株だなあ…と物色して実際に買付もしたばかりなので、累進配当について書きます(2024.1.14)

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読みであるマネ活大全

楽天マガジンできょう(1月14日)配信されたのは「お金を「貯める・増やす・守る」がマルッとわかる 知恵子のマネ活大全 全100ページ」(扶桑社刊)です。奥付をみると23年11月に発売されたムックなので、情報は最新のものと言えます。 

ムック自体はクレカやポイ活など既知の情報が多かったので、わたし個人にとっては知識の再確認という内容でしたが、ちょうど悩んでいたところだったので累進配当のページはじっくり読みました。 

リターン高い日経新指数

アドバイスしているのは投資系ユーチューバーのぽんちょ氏。 

「累進配当とは、配当金額を減らさず、利益成長に合わせて増加させることを目標としている企業の配当金のこと。近年は日経平均よりも、日経累進高配当数指数のリターンのほうが高いというデータも出てきています」 

ぽんちょ氏が言及している「日経累進高配当数指数」は23年6月に新しく設定されたばかりの指数で、「実績ベースで累進配当を10年以上続ける企業のうち、予想ベースの配当利回りが高い順に30銘柄で構成」しています。 くわしくは「日経累進高配当数指数(愛称・しっかりインカム)」のページをごらんください。 

配当性向にも着目

ムックの「知恵子のマネ活大全」に戻りましょう。 

同書は累進配当実績に基づく18銘柄のリストを載せています。

このリストが出色なのは、配当利回りや累進配当回数という定番の項目以外に「直近売上伸び」「直近営業益伸び」とともに「配当性向」を載せているところです。 配当性向とは、当期純利益に占める年間の配当金の割合を示す指標です。

「お金を「貯める・増やす・守る」がマルッとわかる 知恵子のマネ活大全 全100ページ」より

配当性向が高いほど株主還元に積極的と言えますが、裏を返せば、将来の成長投資に資金を回していないことにもなるため、配当性向の高過ぎる銘柄を敬遠する投資家も少なくありません。

ぽんちょ氏も、まさにその点を指摘しています。

「1位は累進配当41年連続の武田薬品工業。しかし、配当性向は88.1%と、純利益のうち配当金の支払いに充てた割合が高めな点には気をつけたいところ。その点、9位のジャックスは配当性向が30.4%となっており、今後も増配の余地が期待できます。このように、直近の売り上げや営業利益の伸びにも注目しつつ、配当利回りの高い銘柄をぜひ探してみてください」 

とても参考になるアドバイスだと思います。 

ちなみに「知恵子のマネ活大全」が「今買うべき高配当個別銘柄3選」に選んだのは、下記の銘柄です(銘柄名の後は証券コード、企業概要は「知恵子のマネ活大全」から) 

ジャックス(8584) 

クレジットやファイナンスなど消費者信用事業を手がける。安定して成長しており、配当性向は30%。長期保有に期待大! 

東ソー(4042) 

設立80年を超える日本有数の総合化学メーカー。売上構成比のバランスがよく、1株あたりの利益も20%ほど増加見込み。 

エクシオグループ(1951) 

通信キャリア、都市インフラ、システムソリューションを手がける。12期連続増配中。1000株以上で株主優待あり。 

リストの18銘柄のうち、わたしが保有しているのは14銘柄で、「今買うべき」の3銘柄はすべて保有しています。やっぱり累進配当株は魅力的です。 

割高過ぎて買えない…

さきほど「ちょうど悩んでいたところ」と書いたのは、きっと多くの人が悩まれていると思いますが、NISAの成長投資枠で買う銘柄です。 

わたしは大型株で配当利回りに安定性・成長性を加味して購入希望リストを作成して、自分が割安と思う水準に達しているものから購入するつもりでした。 

ところが、大発会の1月4日の午前中こそアップル株急落の影響で下落して始まったものの、その後は連日の値上がりで、割高過ぎて手を出しにくい状況が続いています。わたしの複数の知人もその点を嘆いていて「しばらく様子見する」と言っていました。 

とはいえ、枠を埋めないままではもったいないため、わたしの場合、先週から「大型株以外でも累進配当の銘柄も物色しよう」と考え改め、方針の修正を図っていたところだったのです。 それだけにこの記事を読んでとても勇気づけられました(誰もが考えるのは同じ…ということかもしれませんが) 

ちなみに、わたしと妻名義の成長投資枠(上限240万円)は、残り10数万円のところまで来ました。 今のところ私も妻もトータルで13万円前後の評価益です。銘柄は下記のとおりです(上がわたし名義、下が妻名義。予想配当利回りは1月14日現在)

  • 伊藤忠商事(8001) 2.45% 
  • 三菱商事(8058) 2.90% 
  • 東京海上HD(8766) 3.26% 
  • 三井住友FG(8316) 3.78% 
  • 三井住友トラストHD(8309) 3.85% 
  • 三菱HCキャピタル(8593) 3.75% 
  • 伊藤忠商事(8001) 2.45% 
  • 三菱商事(8058) 2.90% 
  • 東京海上HD(8766) 3.26% 
  • りそなHD(8308) 2.96% 
  • みずほFG(8411) 3.97% 
  • 三菱UFG(8306) 3.23% 
  • 三菱HCキャピタル(8593) 3.75% 

(いしばしわたる) 

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