朝起きてすぐにお勧めのストレッチ

朝起きてすぐにお勧めのストレッチ

みなさんはストレッチをしていますか。縮こまった筋肉をじんわりと伸ばすストレッチが健康の維持・増進にとてもいいのは言うまでもないことでしょう。わたしには毎朝最初に行うストレッチのメニューがあります。きょうはそれを紹介しましょう。床に寝そべって背伸びするストレッチです(2023.6.28)

〈PR〉

運動も美容もリフレッシュも全部コミコミchocozap

背中が丸まり 巻き肩に

「え、数分前までベッドで寝ていたのに、また寝そべるの?」とおっしゃる方がおられるかもしれませんね。でも、そのように疑問に思う方にこそ、このストレッチは是非にお勧めしたいものです。 

わたしの場合、床にヨガマットを敷いて、半円状のクッションを腰の下に置いて、その上に(顎を引き気味にして)寝そべります。 

後頭部が床にすぐにつきますか? つく人なら、もともとストレッチなんて要らないほど体が柔らかいのでしょうね(うらやましい) 

わたしの場合、すぐにはつきません。 

寝ている時、最初は天井を見ながら寝ついても、途中から胎児のように体を丸めて寝ている時のほうが多いようです。起床してすぐは背骨がエビのように丸まっている気がしますし、肩甲骨が開き切って両肩が内側に入っている、いわゆる巻き肩の状態になってしまっています。 

起床してすぐ床マットに寝そべるのは、丸まった背骨や巻き肩を矯正するために行っているのです。 

背伸びで凝った側がわかる

仰向けになって深い呼吸を何度か繰り返すうちに、背骨が伸びてきて(自分の頭の重みで)後頭部も床につくようになります。その状態でしばらく深呼吸を繰り返します。 

体の緊張もほぐれて、背骨の丸みも取れたと思ったら、今度は両腕を真上に伸ばして背伸びをします。 

これも最初は指がなかなか床につかないはずです。巻き肩になっているから、すこし体をゆすってやらないと指が床につかないかもしれません。 

片方は指がつくのに、もう片方はなかなかつかない、というケースもあるでしょう(わたしは左手の指がなかなか床につきません)。そちらの側がより筋肉が硬くなっているので、より時間をかけて伸ばしてやる必要があります。 

(自分の腕の重みで)指が床につくようになったら、その状態で深呼吸を繰り返します。 

その次は、上腕を横にひらいてTの字になります(部屋が狭ければ、肘で90度の角度で下腕を上に上げても結構です) 

どうですか。巻き肩の人はこれもきついはずです。でも、自分の腕の重みから、徐々にきつくなくなってきます。つまり、巻き肩が矯正されるわけです。

さらに余裕がある時は、両ひざを立てて、T字のまま(肩が床から離れないようにしながら)両ひざを左右に倒します。これも足の重みに任せて深呼吸しながらがポイント。萎縮した両脇の筋が気持ちよく伸びるのを感じてください。

イラスト:kana129さん by illustAC

正しい姿勢で形状記憶

床に寝そべってのストレッチはこれで1セットです。時間にして10分前後だと思います。

ベッドに寝ている時と、床でストレッチする時と「体を横臥する」点では同じでも、その実はまったく似て非なるものです。前者はエビの背骨と巻き肩を惹き起こし、後者はそれを矯正するものです。

なお、前のほうで書いた腰の下に置く半円状のクッションは下記の商品です。

Sleep&Life 足枕(Amazon.co.jpより

 本来は足枕として使うもののようですが、弾力がちょうどよく、腰の下に敷いてもいい按配です。ただ、すこし値がはるので、コストパフォーマンスを考えると、ダイソーの「骨盤ストレッチまくら」もおすすめです。もちろんロール状に巻いたバスタオルで代用するのもOKです。

骨盤ストレッチまくら(ダイソーネットストアより

形状記憶シャツのように、自分の背中や肩回りも正しい姿勢で形状記憶したいものです。猫背や巻き肩が気になる方は、ぜひ毎朝の日課に取り入れてみてください。 

(さかきかずひこ) 

お勧めストレッチメニューはこちらをご覧ください。
朝起きてすぐにお勧めのストレッチ
肩甲骨を動かす四つん這いストレッチ
椅子に座ってじっくり体を伸ばそう