ラテマネーを運用すればいくらになるか

ラテマネーを運用すればいくらになるか

毎日のちょっとした習慣で、コーヒーを飲む方は少なくないでしょう。ドトールやベローチェといったコーヒーショップはもちろん、ファストフード店やコンビニでも気軽に買えます。「コーヒーは苦手」という人でも、炭酸飲料やジュースを飲んだり、ペットボトルを買ったりしませんか。その種の飲み物にかかる費用を「ラテマネー」と言います。これを長期に運用したらいくらになるでしょうか(2023.6.30)

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利回り3%で元本ほぼ2倍

飲み物にかかる費用を1日400円としましょう。この費用を元手に「積立投資信託」を行ったとしたら、40年でいくらになるでしょう。

元金は584万円です。利回り(年率)が1%の場合は、717万円になります。23%近く資産を増やすことができました。 

利回り2%なら、893万円になります。53%近く増やせました。 

利回り3%ならどうでしょうか。なんと1126万円です。元本がほぼ2倍になりました。 

まだまだです。利回り4%なら1438万円、利回り5%なら1856万円です。元本が584万円なので、3倍以上に膨れ上がるのです。 

「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」より
「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」より

アインシュタイン「複利」絶賛

利回りが1%上がるごとに利息分がうなぎのぼりに増えていることがわかります。これは投資信託の利息の計算方法が「複利」だからです。 

「単利」は、つねに元金に対して利息が支払われます。例えば、国内株の配当金や、投資信託でも、分配金を再投資せず毎月受け取るタイプを選択したケースが「単利」型です。 

これに対して「複利」は、2年目は1年目の「元金+利息」に対して利息計算され、3年目は2年目の「元金+利息」に対して利息計算される、という具合に、利息に対してさらに利息がつく形となるので、期間が長くなればなるほど利息が膨れ上がります。分配金を再投資に回す投資信託がこれにあたります。

複利については、アインシュタインが「複利は人類最大の発明。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」と言ったとされています。

 

投資教育が専門の山崎俊輔氏が「読んだら必ず『もっと早く教えてくれよ』と叫ぶお金の増やし方」(日経BP社)で、ラテマネーと複利効果について次のように書いています。 

そもそも投資の最低購入金額がいくらだと思いますか? 実は投資の最低購入金額はすでに「100円」まで下がっています。100円ですよ! 缶ジュースよりも安いお値段から、実は投資はできるのです。

(略)

毎日カフェラテ1杯分(400円。毎月約1万2000円)を40年間積み立てて運用し続けたとすると、複利効果により、年利3%なら1126万円までお金は増えるのです。 

アインシュタインも絶賛した複利効果。あなたも、日々のラテマネーを使って、さっそく運用してみませんか。 

(いしばしわたる)

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