『メイの天使』評|戦時下にタイムスリップした少年の成長を描くYA小説の秀作
両親の離婚によって心に鬱屈を抱える少年タム。彼が迷い込んだのは、ナチス・ドイツによる空襲が続く戦時下のイギリスでした。そこで出会った不思議な少女メイとの交流を…
惜しくも絶版・品切れとなった、後世に残すべき名作たち。もう一度手に取りたい、再評価されるべき物語への想い。
両親の離婚によって心に鬱屈を抱える少年タム。彼が迷い込んだのは、ナチス・ドイツによる空襲が続く戦時下のイギリスでした。そこで出会った不思議な少女メイとの交流を…
アメリカのSF作家ロバート・シェクリイの短編「夢売ります」をご紹介します。本作はテレビドラマ『世にも奇妙な物語』で映像化され、多くの人の記憶に残る名作です。現…
きょうは「海外ロマンチックSF傑作選」の副題を持つSFアンソロジーを紹介します。風見潤氏が編纂した『魔女も恋をする』。稀覯本として知られますが、収録作品の魅力…
イギリスの作家ローズマリー・ティンパリーのホラー小説は、現在アンソロジーが品切れとなっており、容易に読めない状況が続いています。本記事では、彼女の優れた手腕を…
日本のSFファンに深く愛され続ける作家、ロバート・F・ヤング。本記事では、彼の特徴が色濃く反映された2つの短編小説をご紹介します。ひとつは最新短編集の表題作「…
SFアンソロジーの常連であり、今なお多くの作家や読者に愛され続ける作家ゼナ・ヘンダースン。彼女の作品は、不思議な世界観の中に温かみのある人間模様が描かれる点が…
おかしいのは育児ノイローゼ気味の自分なのか、それともわが家に間借りしてきた女性のせいなのかーー。赤ん坊の夜泣きに悩む若い主婦を襲う不安を描いた出色のサスペンス…
名画ーー例えばゴッホの星月夜や糸杉、ヒマワリ、自画像ーーをみていると、現実世界は画家の目にどう映っているのだろう…と思うことがあります。その謎を追究して招いた…
きょう紹介するのはジャック・フィニィの長編小説『マリオンの壁』です。サイレント映画時代の女優の卵が現代の若夫婦の奥さんの方に憑依して過去の夢を果たそうとする……
きょうはホラー小説のアンソロジーから、不条理な怖さが際立つ短編ーー菊地秀行氏の「茂助に関わる談合」他3篇を紹介します。怪異の正体について理屈をつけるのでなく、…
宮脇明子さんの少女漫画「呪い」と「秘密」は、オカルトや超常現象としての怪異以上に、人間の内面に潜む悪意や執着の恐ろしさを鋭く描き出したサスペンスホラーです。日…
きょうはリチャード・マシスンの小説『ある日どこかで』(創元推理文庫)を紹介します。同じ邦題タイトルの恋愛ファンタジー映画の原作。あらすじは映画も原作も一緒です…
ささやななえこさんの『生霊(いきすだま)』は、人間の心理に潜む怨念や執着の恐ろしさを描き切った不朽の名作です。本作は、単なる怪奇現象の恐怖にとどまらず、嫉妬や…
きょう紹介するのは富島健夫氏の「自選青春小説」(全10巻、集英社文庫)です。すでに絶版・品切れで古本屋さんで入手するしかありません。でも、小説そのもの以上に巻…
きょう紹介するのはイギリスのSF作家スティーヴン・グールドの『ジャンパー ー跳ぶ少年ー』(原題:Jumper)です。テレポテーション(瞬間移動)の能力に目覚め…
怒涛の結末を迎えたオペラ座。しかし、物語にはまだ「祈り」が必要でした。スーザン・ケイの『ファントム』が用意した最後の一章は、エリックとクリスティーヌの哀しい愛…
オペラ座に現れる前、〈怪人=エリック〉はいかにして建築と魔術、そして暗殺の技術を身につけたのかーー。スーザン・ケイの『ファントム』の白眉とも言えるのが、原作が…
パリ・オペラ座の地下に潜む怪人にとって、クリスティーヌのキスはどのような意味を持つものだったのかーー。ミュージカルの最高傑作『オペラ座の怪人』で多くのファンが…
モートン・ルーのヤングアダルト(YA)小説『ザ・ウェーブ』。ナチスドイツを取り上げた歴史の教師が思い立って始めた”実験”が高校全体を巻き込み、生徒たちが全体主…
きょう紹介するのは異星人侵略もの、人類滅亡ものの古典SFの名作、ジョン・ウィンダムの『海竜めざめる』です。深海に潜む異星生物の脅威と、それに直面する人間の心理…