総合利回りに着目した銘柄入れ替え!株主優待拡充銘柄への乗り換え戦略

総合利回りに着目した銘柄入れ替え!株主優待拡充銘柄への乗り換え戦略

保有株の総合利回りを高めるため、低利回り銘柄を売却し、株主優待の拡充や高配当が魅力的な銘柄への入れ替えを実施しました。妻名義と自分名義で購入した銘柄の選定理由や優待拡充の背景、ChatGPTを活用した年間配当・優待収入の増加額シミュレーション結果を詳しく解説します。(2026.8.27) 

  • 総合利回りの向上を目指し、低利回りの1銘柄を売却して株主優待拡充・高配当の4銘柄へ買い替えを実施。
  • ChatGPTによる試算の結果、銘柄入れ替えによって年間の「配当+優待」獲得額が15,500円増加。
  • 上場維持基準を背景とした東証改革に伴い、個人株主獲得に向けた企業の優待新設・拡充の動きが活発化。

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妻名義で新規購入した高利回り・優待拡充の4銘柄

きょう妻名義のSBI証券で新規購入したのは以下の4銘柄です。 

プレステージ・インターナショナル(証券コード:4290)
企業情報:電話による事故受付から現場手配まで一気通貫。地方のBPO拠点拡充。AI・DX業務活用も
配当利回り:3.81%
株主優待:100株→QUOカード500円分、2026年9月末のみ「創業40周年記念株主優待」でQUOカード3000円分
権利確定:3月末

全保連(証券コード:5845)
企業情報:家賃債務保証業界最大手。信託口座使う概算払い方式の家賃集金方式に強み。ニコス子会社
配当利回り:4.37%
権利確定:3月末

ヤマシンフィルタ(証券コード:6240)
企業情報:建設機械の油圧回路に用いるフィルター世界首位。産業機械、電子部品製造工程フィルターも
配当利回り:3.68%
株主優待:200株→QUOカード300円分(継続保有3年以上で1000円分)
権利確定:9月末、3月末

KPPグループホールディングス(証券コード:9274)
企業情報:海外大型買収で紙専門商社売上首位に。紙関係卸に加え、高付加価値新事業をグローバルで展開
配当利回り:3.63%
株主優待:図書カード1000円分
権利確定:9月末、3月末

ヤフーファイナンスより 

このうち優待がない全保連は、現在発売中の『日経マネー』で「スタンダード&グロース市場の高配当株」のひとつとして名前が挙がっていた銘柄です。 

三菱UFJフィナンシャル・グループの傘下入りで銀行やカード会社との連携が広がり、規模が大きい事業用物件分野の拡大も期待。「金利上昇局面ではオーナーのリスクヘッジ需要が高まるので、実は追い風」。27年3月期は最高益更新の予想で大幅増配へ。 

『日経マネー』2026年10月号より 

7月に株主優待の拡充を発表した3銘柄の買い時

ほかの3銘柄は、いずれも最近になって株主優待の拡充を打ち出した銘柄です。 

プレステージ・インターナショナルは7月28日に「創業40周年記念株主優待の実施に関するお知らせ」を発表しました。 

ヤマシンフィルタは7月14日の適時開示情報で、従来の自社製品からQUOカードに優待を変更、新たに継続保有3年以上でQUOカードの金額が倍になる長期保有優遇制度を新設しました。 

KPPグループホールディングスも7月21日の適時開示情報で、従来は3月末の年1回だった優待を9月末と3月末の年2回に変更しました。 

優待拡充の発表を受けて株価が上昇したので、値動きをずっとチェックしていて、きょうはいずれも前日比で下げたので思い切りました。 

妻のSBI証券で新規購入した4銘柄

低利回りのトリドールHD売却による購入資金の確保

4銘柄の購入原資に充てたのは、100株保有していたトリドールホールディングス株でした。 

トリドールホールディングス(証券コード:3397)
企業情報:低価格うどん「丸亀製麺」が主力。香港地盤のヌードル「タムジャイ」など海外での出店も積極的
配当利回り:0.28%
株主優待:100株→カード型優待券3000円相当
権利確定:9月末、3月末

ヤフーファイナンスより 

丸亀製麺の支払いに使える優待券ですが、さすがにうどんばかり食べることはないので、そうなると利回りの低さが気になって売却候補にリストアップ。最近の最高値で指値注文していたところ、25日に約定。きょう売却益が買付余力に反映したので、ちょうど4銘柄とも株価が下落したので次々に注文、約定に至ったという次第です。

ChatGPTで試算した購入4銘柄の年間配当と優待額

今回の銘柄入れ替えで、年間に手にする配当や金券優待はいくらになるでしょうか。ChatGPTに訊ねたところ、最初に総合利回りを計算してくれました。 

購入4銘柄の年間「配当+優待」

プレステージ・インターナショナル
投資金額:734円 × 100株 = 73,400円
配当:28円 × 100株 = 2,800円
優待:3,000円+500円=3,500円
年間合計:6,300円
総合利回り:8.58%

現在の会社予想でも年間配当は28円です。なお、同社は2027年3月期から100株で500円のQUOカードを通常優待とし、2026年9月末には創業40周年記念として100株以上に3,000円のQUOカードを予定しています。したがって、今回の「3,000円+500円」は記念優待を含む初年度ベースとして考える必要があります。

全保連
投資金額:1,236円 × 100株 = 123,600円
配当:54円 × 100株 = 5,400円
優待:なし
年間合計:5,400円
総合利回り:4.37%

ヤマシンフィルタ
投資金額:544円 × 200株 = 108,800円
配当:20円 × 200株 = 4,000円
優待:500円×2回=1,000円
年間合計:5,000円
総合利回り:4.60%

ヤマシンフィルタは2026年9月末基準から新制度となり、200株以上1,000株未満・3年未満ではQUOカード500円を年2回、つまり年間1,000円です。

KPPグループ
投資金額:1,103円 × 100株 = 110,300円
配当:40円 × 100株 = 4,000円
優待:1,000円×2回=2,000円
年間合計:6,000円
総合利回り:5.44%

銘柄入れ替えによる年間「配当+優待」1.5万円増

そのうえで、トリドール売却との差額も計算してくれました。 

売却:トリドールHD
項目 金額
年間配当 1,200円
年間優待 6,000円
年間合計 7,200円

購入:4銘柄
銘柄 年間配当 年間優待 年間合計
プレステージ 2,800円 3,500円 6,300円
全保連 5,400円 0円 5,400円
ヤマシン 4,000円 1,000円 5,000円
KPP 4,000円 2,000円 6,000円
合計 16,200円 6,500円 22,700円

したがって、22,700円 − 7,200円 = 15,500円

結論:年間の「配当+優待」は15,500円増加します。

プレステージ・インターナショナルの「創業40周年記念株主優待」(QUOカード3000円分)は1回限りですが、3000円を差し引いても1万2500円の増加です。いい入れ替えができたと思っています。 

自分名義の追加買付と東証改革が促す優待拡充の背景

なお、わたしの名義でも新規買付を行ったので記しておきます。 

ひとつは以前に記事にしたQLSホールディングス(証券コード:7075)で、計画どおり400株を買い増し、合計1000株にしました。 

QLSHDを400株購入、合計1000株に(平均取得単価855.4円)

もうひとつはフタバ産業(証券コード:7241)です。これも以前に「配当余力の大きい10万円以下で購入できる高配当株」としてリストアップし、妻名義で200株購入していた銘柄です。 

そのフタバ産業ですが、7月30日に「株主優待制度の導入に関するお知らせ」を発表したのです。

100株保有で「1年以上継続保有でQUOカード1000円分、3年以上継続保有で2000円分」という優待ですが、 

初年度は、2026年9月30日現在の当社株主名簿に記載された100株以上を保有されている株主様を対象といたします。 

という具合に、9月末までに100株ホルダーになれば継続保有の条件がありません。そのため、わたしの名義でも100株購入しようと値動きをチェックしていたわけです。 

わたしのSBI証券でフタバ産業を100株購入

これも狙い通りの買付です。 

それにしても、妻名義とわたし名義で購入した合計6つの銘柄のうち、優待がない全保連以外はすべて7月から8月にかけて株主優待の拡充を発表した銘柄ばかりです。 

QLSホールディングスの記事で指摘した推定される理由を再掲しましょう。 

第3は、そしてこれが最大の理由かもしれませんが、東証の「上場維持基準」をクリアする効果が期待できます。  

グロース市場の上場を維持するためには、「株主数150人以上」「流通株式時価総額」などの基準をクリアし続けなければなりません。知名度の低いグロース企業にとって、手っ取り早く個人株主数を増やして上場廃止リスクを避けるための「ブースター」として、全国どこでも使えるデジタルギフトは個人投資家を惹きつける最良の手立て、というわけです。  

累進配当を超える戦略?QLSホールディングスが掲げる「累進還元」の狙い 

やはり東証改革が優待拡充の動きを後押ししているのだろうと思います。 

ということは、まだまだ後続の動きがあるでしょうから、優待関係の情報は注意を払っておきたいと改めて思った次第です。 

(いしばしわたる) 

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