高利回りの電子マネー優待株アトラエ(6194)をまず500株購入した理由

高利回りの電子マネー優待株アトラエ(6194)をまず500株購入した理由

株主優待が電子マネーの銘柄として購入候補にリストアップしていたアトラエ(6194)とリズム(7769)を新規購入しました。このうちアトラエは直前に優待拡充を発表して株価が急騰。一時は購入を迷いましたが、今後の買い増しのしやすさや特有の継続保有条件を考慮し、最終的に購入へ踏み切りました。本記事では、両銘柄の利回り分析と、アトラエの変則的な優待制度を活かした投資戦略を解説します。(2026.7.13) 

  • 総合利回りの高さで注目していた電子マネー優待株のアトラエとリズムを新規購入。
  • アトラエは優待拡充により株価が急騰したものの、プレスリリースから独自のメリットを発見。
  • アトラエの変則的な継続保有条件を活用することで、柔軟な買い増し戦略が可能と判断。

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高い総合利回りで注目していた優待候補の2銘柄

アトラエ(6194)とリズム(7769)は、今月5日に書いた記事「電子マネー株主優待をさらに増やす!AIと厳選した監視中4銘柄」で言及した銘柄です。 

5日の記事では、決算短信によるアトリエ、リズムを含む4銘柄の分析内容を紹介しましたが、続く8日の記事「生成AIのハルシネーション検証法!複数AIの回答比較で嘘を見破る」では、アトラエとリズムは配当と優待を合わせた総合利回りの高さで群を抜いていることに触れました。該当部分を再掲しましょう。 

最後に、NotebookLMの回答とChatGPTの回答(1度目も2度目も)、そしてGeminiの2度目の回答はぜんぶ同じ並びで同じ数字でしたので、その回答を共有します(代表して、NotebookLMの回答)

ソースの共通プロンプトにあるデータに基づき、改めて正確な計算((配当×株数+優待)÷(株価×株数))を行い、コストパフォーマンスが良い(総合利回りが高い)順に並べました。

順位 銘柄名 必要投資額 年間受取合計(配当+優待) 総合利回り 
リズム 381,000円 31,760円 8.336% 
アトラエ 1,072,500円 76,000円 7.086% 

投資判断のポイント

  • 圧倒的なコスパ: リズム(8.34%)とアトラエ(7.09%)が他を大きく引き離しています。
生成AIのハルシネーション検証法!複数AIの回答比較で嘘を見破る

優待拡充によるアトラエの株価急騰と直近の動向

この記事を書いた後、アトラエとリズムを新規購入の最有力候補としたのですが、困ったのがアトラエでした。 

なぜかというと、アトラエは7月10日に株主優待の拡充を発表し、これを受けてアトラエの株価が急騰してしまったためです。 

発表前の優待は次の内容でした。 

保有株式数株主優待ポイント数
500株~599株3,000ポイント
600株~699株5,000ポイント
700株~999株8,000ポイント
1,000株~1,499株12,000ポイント
1,500株~1,999株25,000ポイント
2,000株以上30,000ポイント

それを、500株なら3000ポイントから1万ポイントと、3倍以上にポイント付与率を引き上げたのです。 

保有株式数株主優待ポイント数
500株~699株10,000ポイント
700株~999株20,000ポイント
1,000株~1,499株30,000ポイント
1,500株~1,999株48,000ポイント
2,000株以上65,000ポイント

これでは株価が急騰するのはむべなるかなです。

アトラエの株価は優待拡充後に急騰

急騰したアトラエの購入を決断したプレスリリースの内容

いきなり急騰した銘柄ですから、買うのは相当逡巡します。 

それでも、きょう(7月13日)、株価が久しぶりに下落したリズムを100株購入すると同時に、アトラエを500株購入しました(ほかに優待目当ての3銘柄も) 

7月13日に約定した5銘柄。いずれも株主優待で選んだ銘柄です

急騰して依然として高い水準にとどまるアトラエを、なぜ購入したかと言えば、アトラエの優待拡充のプレスリリースが決め手となりました。 

プレスリリースには 

  • 初年度(2026 年):本制度の導入初年度につき、初回に限り継続保有期間の制限はございません。 
  • 2027 年以降(継続保有の条件):前年 10 月末日(起算日)、当年 4 月末日及びポイント数が確定する当年 10 月末日の株主名簿に、同一株主番号で連続 3 回以上記載又は記録され、かつ 500 株以上を継続して保有されている場合に進呈いたします。 

と書いてあります。 

つまり、今年11月以降に購入した場合は、継続保有3年以上の条件があるので、優待ポイントが貰えるのは2029年以降になる、ということです。 

ところが、この説明に続いて、次のような例示表が掲載されているのです。 

2026年
10月末日
株主名簿
2027年
4月末日
株主名簿
2027年
10月末日
株主名簿
継続保有
判定
2027年
12月(予定)
進呈ポイント
備考
500株500株500株10,000ポイント500株以上を継続保有。2027年10月末日の保有株式数でポイント数を決定
1,000株500株2,000株65,000ポイント
500株300株700株×0ポイント500株を下回った場合は進呈ポイントなし
500株500株500株
(株主番号変更)
×0ポイント株主番号が変更された場合は進呈ポイントなし

注目してほしいのは②のケースです。 

10月末までに500株買ってあれば、継続保有3年以上の条件が取り払われ、11月以降に200株買い増せば27年に貰える優待ポイントは1万ポイント、500株買い増せば1万2000ポイント、1000株買い増せば2万ポイント貰える、ということを意味します。 

他社とは異なるアトラエ独自の変則的な継続保有条件

これがいかに珍しいことか、最近記事にしたばかりの、継続保有3年以上でポイントが付与される東急不動産ホールディングス(3289)のケースで説明しましょう。 

我が家は最初、妻名義で2022年8月に500株を購入。同年12月に届いた株主優待にホテルハーヴェストの宿泊優待券(B券)が2枚入っていたため、翌23年6月にホテルハーヴェスト那須で利用しました。  

これがとても気に入ったため、23年6月にわたし名義で500株購入。7月にそれぞれ500株買い増して1000株ホルダーになりました。現状は半年ごとにホテルハーヴェストの割引券を8枚(妻の分で4枚、わたしの分で4枚)もらっています。  

そんなお気に入りの株主優待が先月郵送されてきましたが、今回は妻のほうだけ「継続保有株主優遇制度のご案内」という冊子が同封されていました。  

妻の22年8月購入の500株が、継続保有3年以上にカウントされたためです。

東急不動産HDの株主優待を徹底解説!ホテルハーヴェストと継続保有の魅力

継続保有3年以上にカウントされるのは22年購入分の500株で、保有3年に満たない23年購入分の500株はカウントしないーー。これが通常のパターンであり、わたしが保有する長期保有優遇制度を導入する銘柄は、すべて東急不動産HDと同じパターンです。 

アトラエのケースがいかに珍しいか、わかっていただけるでしょう。 

とすると、まずは500株を購入しておけば、通常は権利確定後は株価が下がりますから、200株買い増すのは11月以降でも構わない、ということです。 

あるいは、10月末までに200株買い増して26年度分の優待ポイントは2万ポイントに増やして、11月以降に300株買い増して27年度分から3万ポイントを貰う、という選択肢もあり得ます。 

株価をにらみながら柔軟な買い増し戦略を組み立てられるわけです。 

そんなふうに考えて、まず500株購入することにしました。 

今月5日と8日の記事で言及した銘柄でもありますし、アトラエの珍しい優遇制度の仕組みの紹介を兼ねて記事にまとめた次第です。参考にしていただけたら幸いです。 

(いしばしわたる) 

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