株主優待のカタログギフトが一通り到着し、品物を選ぶ楽しさを実感する季節になりました。好きな品物を選べるカタログギフトは個人投資家に根強い人気がありますが、最近は利便性やコストの面から、ウェブで完結する「プレミアム優待倶楽部」の存在感が強まっています。本記事では、筆者が保有する優待銘柄の事例を交えながら、今後の株主優待のトレンドとデジタル移行の動きについて考察します。(2026.6.27)
- 保有する優待銘柄を種類別に分類すると、依然としてカタログギフトが最多。
- 芙蓉総合リースや高速などの豪華な冊子型は、コストや商品数に課題もある。
- 利便性とコスト削減の観点から、今後はウェブ完結型への移行が進むと予想。
〈PR〉
筆者が保有する株主優待銘柄の種類別一覧と現状
わたしは株主優待の銘柄を好んで購入しています。多い順に分類すると、次のようになります。
| 優待の種類 | 主な銘柄 |
| カタログギフト | 地方銀行、ゆうちょ銀行、ユー・エス・エス、高速、アルコニックス |
| プレミアム優待倶楽部 | ビーウィズ、AndDoHD、白銅、オカダアイヨン、アビスト、ウィルズ |
| デジタルギフト | IDOM、LIFULL、チェンジHD、フルハシEPO |
| QUOカード | INPEX、ニーズウェル、コンピュータマネジメント、JPHD |
| 割引券・割引サービス | イオン九州、良品計画、ブルーゾーンHD、トリドールHD |
| 自社商品 | カゴメ、味の素、大塚HD、ピックルスHD、理研ビタミン、日清オイリオG |
| お米券 | キムラユニティ、TPR、丸一鋼管 |
| 暗号資産 | SBI関係、GMO関係 |
| 無料チケット・サービス | オリエンタルランド、U-NEXTHD、フィンテックグローバル |
地方銀行株の優待はそろって地元特産品をセレクトしたカタログギフトですが、それ以外の銘柄でも、6月中に届いたカタログギフトは下記画像のとおりです。

芙蓉総合リースや高速など豪華な優待の魅力と課題
いちばんゴージャスなカタログギフトは芙蓉総合リース(証券コード:8424)で、厚さ1センチ以上の冊子。我が家は300株保有(保有期間2年以内)なので、3000円相当の商品が掲載されています。
次に立派なのが高速(証券コード:7504)で、内容も仙台市の会社らしい、地元・仙台の名品がズラリ並んでいて、地方銀行のカタログギフトに似ています。300株保有で同じく3000円相当です。
商品のグレードが一番いいのはユー・エス・エス(証券コード:4732)。ここは1000株保有で7000円相当、しかも年2回貰えるので大変お得です。
芙蓉総合リースは次郎柿(2キロ分)、高速は気仙沼港町のパスタソース詰合せ、ユー・エス・エスはマスクメロン(2個)を選びました。
ただ、高速のような地元愛溢れる優待は、地銀同様、このスタイルを貫いてほしいと思う一方で、芙蓉総合リースのような豪華なカタログギフトは、制作費もかかるでしょうし、郵送コストも馬鹿になりません。
また、掲載できるスペースが限られるため、商品数も絞らざるを得ません。
低コストなプレミアム優待倶楽部への移行トレンド
そう考えると、ポイント交換プラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」のような、保有株数に応じたポイントを付与して、株主がウェブサイトで好きな商品を選べる形式のほうが、カタログの制作費と郵送代が軽減できるため、低コストで同じサービスを提供できるような気がします。
プレミアム優待倶楽部を提供するウィルズ(証券コード:4482)の適時開示情報をみると、5月も京阪神ビルディングなど6社、6月にも第一実業で計7社が新たにプレミアム優待倶楽部を株主優待に採用しています。
ウィルズの適時開示情報(ヤフーファイナンス・アプリより)
徐々にカタログギフトはプレミアム優待倶楽部に、QUOカードはデジタルギフトに置き換わっていくような気がします。
(いしばしわたる)
📈あわせて読みたい:プレミアム優待倶楽部に電子マネー採用!利便性が高まる活用術👉
株主優待に押し寄せるDXの波は、優待の定番であるカタログギフトにも変革を及ぼしそうです。ウィルズ(証券コード:4482)が提供するポイント交換プラットフォーム「…hintnomori.com
〈PR〉


