日経平均株価が5万円の大台に乗りました。高市政権への期待や米中関税摩擦緩和のニュースが材料視されたとは言え、予想外の株高です。含み益も大きく膨れ上がりました(2025.10.27)
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ダブルバガーが10銘柄
わたしが国内株の売買を始めたのは2018年のことですから、かれこれ7年になります。当時の日経平均株価をみると2万2000円台でした。過去5年のチャートをみても、2020年当時と比べて2倍以上の上昇です。

楽天証券アプリ「iGrow」でわたしの保有銘柄を含み益率順に並べると、含み益率が最も大きいのはエスリード(8877)の238.9%でした。次いで丸紅(8002)、みずほFG(8411)と続いて、含み益率が100%超(=ダブルバガー)はめぶきFG(7167)までの10銘柄にのぼります。


こうやって一覧にしてみると、銀行株が多いのがわかります。もともと増配を続けている銘柄が多いうえ、「金利ある世界」で業績アップが予想されるため、コツコツと買い増したのですが、こんなにも値上がりするとは購入・買い増しした当時は想像もしませんでした。
とはいえ、日経平均「5万円」時代ですから、同じ銘柄を買っても高値掴みになってしまう恐れがあります。そこが国内株投資の難しいところです。
今月購入した銘柄も値上がり
わたしはそれでも、今月に入ってからも新規に購入したり、保有銘柄の買い増しを行っています。
保有銘柄(妻名義を含む)の中で、きょう(10月27日)の値上がり上昇率を一覧にしました。
- ウェルス・マネジメント(3772) +9.20%
- 七十七銀行(8341) +6.47%
- いよぎんHD(5830) +5.82%
- コマツ(6301) +4.01%
- 京都FG(5844) +4.00%
- 野村HD(8604) +3.96%
- 百十四銀行(8386) +3.74%
- ふくおかFG(8354) +3.42%
- SBIグローバルアセットマネジメント(4765) +3.27%
- 十六FG(7380) +3.25%
- ベルーナ(9997) +3.25%
- めぶきFG(7167) +3.03%
ゴシック体で赤いマーカーをつけた銘柄が今月に入ってからの購入・買い増し銘柄です。
狙いがあたった地銀株
地銀の3銘柄については、10月18日に記事にしたばかりです。
日経平均株価が激しく上下動する、荒い値動きの1週間が終わりました。14日は前日比1241円安、15、16両日は持ち直したものの17日は再び下落して前日比695円安の4万7582円で終えました。下落した14日と17日、わたしは地方銀行株を買い付けました。
わたしは以前から地銀株を多く保有しています。株主優待が地元特産品のカタログギフトである銘柄が多く、とても魅力的な優待だと思っているからです。
加えて、(1)「金利ある世界」が復活して銀行業には追い風、(2)地元では圧倒的なシェアを有するーーという理由から、株価が下落するリスクが比較的小さいだろう、と思っています。
株価下落のタイミングで選んだのは地方銀行株でした
ちなみに3銘柄の含み益は10月27日現在、京都FG(500株)が+12万7500円、十六FG(100株)が+5万0100円、百十四銀行(100株)が+4万8850円となっています。
「一時的に下落しても地合いがいい地銀株は値上がりする確率が高い…」という読みに加えて、地銀株でも上位行に絞って購入候補を選んで下落したタイミングで購入するーーという基本に忠実だったことが奏功したと思っています。
ムックで見つけたウェルスM
地銀3銘柄以上に嬉しかったのが、前日比+9.20%となったウェルス・マネジメント(3772)の買い増しを行っていたことです。
ウェルス・マネジメントの購入は、今年春に楽天マガジンで読んだ株主優待ムックがきっかけでした(わたしが見たムックとは異なりますが、楽天マガジンで現在配信中のムックにも「お得な優待券が年3回も」という見出しで載っています)

ムックで見つけたことがきっかけで、今年5月にわたしと妻名義で200株ずつ購入。8月末に実際に優待を受け取って「これは使い勝手がいいな」と思い、ちょうど株価が軟調だったため400株ずつ買い増ししたーーという経緯です。
10月20日と23日に買い増し
買い増しの経緯は、10月20日に「日経平均株価が史上最高値更新…急騰時はどうしたらいい?」の見出しで記事にしています。
最近の株価は軟調気味でした。
10月20日に1034円で200株購入、合計600株に しかし、四季報ONLINEで四季報最新号の記述やスコアを確認しても、決して業績に黄信号が灯っているわけではありません。
- ウェルス・マネジメント:成長性5、収益性5、四季報本文に「営業益急回復」
長期保有スタイルなら、結局は企業の業績、特に成長性や収益性を重視することがいちばん大切ではないでしょうか。
そのうえで、配当利回りや株主優待の魅力で銘柄を選ぶーーこの順番をたがえないことだろうとわたしは思っています。
日経平均株価が史上最高値更新…急騰時はどうしたらいい?
この記事で書いたとおり、10月20日は妻名義で400株買い増し、600株に増やしました。

そして、10月23日には、わたし名義も400株買い増し、同じく600株にしていたのです。

そうしたら、翌24日15:30に「第一生命HDと資本業務提携」というプレスリリースが発表されました。
第一生命ホールディングス(HD)は24日、ホテルの開発や運営を手掛けるウェルス・マネジメントと資本業務提携すると発表した。同社の株式を議決権ベースで28.47%取得し、持ち分法適用会社とする。出資額は66億円程度とみられる。ホテル運営や不動産運用事業に共同で取り組む。
日本経済新聞 – 第一生命HD、ホテル運営会社に28%出資 持ち分法適用会社に
これを好感して週明け27日の急騰となったわけです。まったくの偶然ですから、宝くじに当たったような気分です。

業績重視が銘柄選びの基本
ただ、わたしは株主優待銘柄の場合でも、ムックで見つけたら即購入することはなく、四季報ONLINEで業績(特に成長性と収益性)をチェックすることを必ず行っています。 ウェルス・マネジメントはその典型です。
以前の記事で書いたとおりです。
長期保有スタイルなら、結局は企業の業績、特に成長性や収益性を重視することがいちばん大切ではないでしょうか。
そのうえで、配当利回りや株主優待の魅力で銘柄を選ぶーーこの順番をたがえないことだろうとわたしは思っています。
日経平均「5万円」時代でも、基本に忠実にコツコツと保有銘柄を増やしていきたいと思います。
(いしばしわたる)
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