トランプショックの乱気流…うまく波に乗れましたか? 

トランプショックの乱気流…うまく波に乗れましたか? 

今週の株価は、トランプ関税をめぐる混乱が惹き起こした”乱気流”に巻き込まれたかのように激しく乱高下しました。その前の週で余剰資金を使い果たしたわたしは眺めているだけの1週間でしたが、なんと娘は下落時に欲しい銘柄を仕込んだそうです(2025.4.11) 

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日経平均株価は乱高下

最初に日経平均株価を振り返りましょう。 

週初めの7日の終値は、前週末の4日比で2644円00銭(7.8%)安の3万1136円58銭。約1年5か月ぶりの安値となり、下げ幅は歴代3番目でした。 

ところが、10日は大幅に反発、終値は前日比2894円97銭(9.13%)高の3万4609円00銭。3万4000円台をつけたのは3日以来。上げ幅も歴代2番目。 

そして11日は再び急落、終値は前日比1023円42銭(2.96%)安の3万3585円58銭でした。グラフをみても激しい上下動となった週でした。 

4月7日から11日までの日経平均株価

10日の大幅反発は、トランプ大統領が中国以外の相互関税の90日停止を打ち出したこと、11日の再急落は中国が報復関税を打ち出したことが主な要因とされています。まさにトランプ関税に振り回されています。 

ということは、このような株価の激しい上下動は来週以降も続く可能性が高いでしょう。世界中を翻弄するトランプ政権にはウンザリですが、この災厄はまだ始まったばかり…と思っていた方が無難でしょう。 

先週4日で余剰資金が枯渇

今週は、わたしは何もせずに株価の上下動を眺めて過ごしました。理由は先週の4月4日の急落で三菱UFJFG(証券コード:8306)を買い増して、余剰資金を使い果たしていたためでした。 

4月4日だって結構な下げっぷりだったんです。日経記事もこう書いています。 

取引時間中に心理的節目の3万4000円を割り込んだのは2024年8月7日以来8カ月ぶり。 

東証プライム市場は9割の銘柄が下落するほぼ全面安の展開だった。 

日本経済新聞 – 東証前引け 日経平均、大幅続落 米株急落で8カ月ぶり3万4000円割れ

週明け7日にさらなる急落が待っていようとは……。残念至極です。 

以前の記事で、個人投資家ヘムさんの新刊本「「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!」(KADOKAWA刊)を紹介しつつ、このように書きました。 

ヘムさんは「多くの投資家が合理的な判断ができなくなったこのタイミングこそ、優良銘柄が安く買える『千載一遇のチャンス』と言えます」「買い向かえる投資家になることが成功への近道です」と指摘します。そのうえで、  

普通の投資家が暴落を乗り切るために必要なことは、1にも2にもキャッシュポジションの確保です。

そうなんだよなぁ…。昨年8月5日は1日と2日にキャッシュを使い切って何も出来なかったからなぁ…  

よぎる「昨夏の急落」? 暴落への心構えを再確認しよう 

昨年8月とまったく同じで、直前の下落でキャッシュを使い切ってしまったわけです。同じ過ちを繰り返すとは…… 

7日に欲しい株を購入した娘

ところが、1987年のブラックマンデーに次ぐ戦後3番目の下げ幅となった7日に欲しい銘柄を物色して購入していた人物は身近にいたのです! 

なんと長女が7日の日に以下の銘柄を買い付けていました。 

三菱UFJFG(8306)
企業情報:国内最大の民間金融グループ。銀行、信託、証券、カード、リース等。米州、アジアでの展開進む
配当利回り:3.65%

住友商事(8053)
企業情報:住友系の総合商社。油井管など銅管は強大。CATVなどメディアも強い。資源は非鉄が軸
配当利回り:4.06%

FPG(7148)
企業情報:税繰り延べメリットのオペリース商品主軸。不動産小口化商品が第2の柱。海外不動産も展開
配当利回り:6.19%

だって10%のバーゲンセールみたいだったんだもの… 

さすが!としか言いようがありません。 

ヤフーファイナンスの1週間チャート図をみれば、娘の言うとおり、7日はバーゲンセールみたいな下げっぷりです。 

1週間チャート図

1か月チャート図をみても、ヘムさんの言うとおり「優良銘柄が安く買える『千載一遇のチャンス』」だったのは間違いなさそうです。 

1か月チャート図

もしかして、きょうの急落でもどこか買ったの? 

きょうは三井物産を買ったよ~ 

なかなか立派な娘に育ったものです。 

含み益の上下動は気にしない

もっとも、わたしも含み益の上下動は気にせず、ひたすら年間配当金額に着目するスタンスは変わっていません。 

以下は7日、10日、11日の「配当管理」アプリのスクショ画面です。 

4月7日
4月10日
4月11日

赤枠のとおり、時価評価総額は約1000万円の値幅で上下動していますが、年間の配当金額はむしろ微増しています(銘柄は増やしてないので、どこか増配したのでしょう) 

トランプ関税をめぐる混乱はまだまだ続くでしょう。わたしのように含み益の上下動は気にしない…という方法もあります。 

でも、手持ち資金があれば、娘のように「下がった時に買う」が鉄則です。 

わたしも手元資金ができたら、今度こそ3度目の正直ーー昨年8月と今週のような「手持ち資金がなくて…」とならないように頑張りたいと思います(でも、2度あることは3度あるとも言うからなあ…) 

(いしばしわたる) 

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