イオンモール株はすべて売却しました…代わりにJ-REITを買い増し

イオンモール株はすべて売却しました…代わりにJ-REITを買い増し

「売却か、保有か」迷うと先週末に書いたイオンモール株。結局、100株ずつ持っていたわたし名義も妻名義も売却しました。その資金で分配金利回りの高いJ-REIT不動産投資信託)を購入する資金に充当したほうがいい…という判断です(2025.3.3) 

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方針変更してすべて売却

イオンモール(証券コード:8905)は、先週のイオン(8267)との株式交換による完全子会社化の発表を受けて、週明けは値上がりが予想されていました。 

先週金曜までは次のような方針で臨むつもりでした。 

株式交換の割合が決まるのは4月ですし、実際の株式交換は7月ですから、まだしばらく猶予があるので、週明け以降のイオンモール株の値動きを見ながら「売却か、保有か」を考えようと思います(現時点の方針は、わたし名義はそのまま保有、妻名義は週明けに売却のつもりです)  

イオンがイオンモールを完全子会社化:「売却か、保有か」どうする?
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イオンがイオンモールを完全子会社化すると発表しました。株主優待目当てでイオンモール株を保有する我が家も無関係ではいられません。週明けの値動きを注視したいと思いま…
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わたし名義を「保有」のまま7月を迎えたら、株式交換の結果、イオン株になるので(株式交換の比率次第で買い増しは必要でしょうが)イオンの株主優待ーー100株で買上価格の3%キャッシュバックのオーナーズカードのホルダーになろう…と考えていたわけです。 

しかし、それを思い直して、結局、妻名義の100株だけでなく、わたし名義の100株も売却してしまいました。売却価格はこの日の最高値に限りなく近い2532円(最高値は2532.5円)。1740円台で購入したので、ふたり合わせて15万円超の実現益となりました。 

わたし名義も妻名義も約定価格は2532円

利回りで損得を判断

なぜ、方針転換して全売却を選択したのか。 

理由は、つまるところ株主優待を含む総合利回りの低さにありました。 

イオンの1株あたりの配当金は40円(配当利回りは1.05%)。優待は先述のとおり、3%キャッシュバックです。 

我が家は先週末の記事でも書いたとおり、わたしと妻名義でイオン北海道(7512)を200株ずつ、イオン九州(2653)を100株ずつ保有しています。両銘柄の株主優待を合わせると、合計3万円分の株主優待券を毎年受け取れます。 

ですから、イオンでは食品を中心に年間3万円は買い物をしようと思いますが、3万円の買い物で3%キャッシュバックされても、わずか900円です。配当金と合わせても、年間4900円にしかなりせん。 

イオンモールの1株あたりの配当金は50円(配当利回りは2.04%)で、優待はイオンギフトカード3000円分ですから、年間8000円になります。つまり、株式交換でイオン株になると、今のイオンモールよりも損をしてしまう計算です。 そのため、

イオンモール株が高値で売却できるなら、それを原資に高配当銘柄を買ったほうが全然お得だな… 

と思い改めたわけです。 

利回り6%前後のJ-REIT

選んだのはJ-REIT不動産投資信託)の3銘柄でした(夫婦とも、いずれも買い増しです) 

わたし名義の約定画面
妻名義の約定画面

スターアジア不動産投資法人(3468)
債権投資ファンドとして発足した総合運用会社に成長を遂げたスターアジアグループをスポンサーとする総合型J-REIT。格付けは、JCRから「A+」、R&Iから「A」を取得する
1株あたりの分配金:3106円(分配金利回り5.92%

ザイマックス・リート投資法人(3488)
オフィス、商業施設、ホテルを中核用途とする総合型REIT。スポンサーのザイマックスは、不動産マネジメントのリーディングカンパニーを標榜し、多様な用途の不動産マネジメント実績やJ-REITのオフィス、商業施設、ホテルに係わるプロパティマネジメント受託実績は国内NO.1としている。
1株あたりの分配金:6802円(分配金利回り5.99%

インヴィンシブル投資法人(8963)
外資系運用会社フォートレス・インベストメント・グループをスポンサーとするJ-REIT。ポートフォリオ構成はホテルが9割を占め、英領ケイマンの島のホテル2件を保有する。格付けはJCRから「A」を取得
1株あたりの分配金:3951円(分配金利回り6.17%

ヤフーファイナンスより

この3銘柄を1口ずつ、夫婦そろって買い付けました。予想分配金はどれも6%前後。受け取る分配金は合計で1万3859円となります。 

イオンモールと比べても、6000円近く増えますし、イオンだったら、仮に年間3万円の買い物をしても、配当金含めて4900円にしかならないので比較になりません。 

J-REITは昨年1年間でかなりの下落幅を記録し、今年に入って若干復調したものの、依然として割安圏にあると判断したことも、J-REITの買い増しで対応した理由です。 

わたしが軟調過ぎるJ-REITを保有し続ける理由
不動産投資信託(J-REIT)は「激安な今こそ狙い目」という記事を読みました。わたしも常々「J-REITはどうしてこうも不人気なんだろう?」と不思議に思っていた…
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そもそもイオン株を23年暮れに手放したのも、総合利回りの低さが理由だったよな…。初心忘るべからず、だなあ…

わずか数日で方針転換となったイオンモール株。方針転換の理由をきちんと書かないと不親切と思い、訂正かたがた記事にまとめた次第です。 

(いしばしわたる) 

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