新NISA2年目の1か月の成績:含み益は僅か…でも増配銘柄も

新NISA2年目の1か月の成績:含み益は僅か…でも増配銘柄も

新NISA2年目の1か月が過ぎました。米トランプ政権の先行きなどの不安材料を反映して1月の株価の上値は重く、NISA成長投資枠で買い付けた銘柄の含み益も微々たるものでした。でも増配銘柄もあり、気長に成長を待ちたいと思います(2025.2.1) 

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通期の含み益は20%

わたしと妻名義のNISA口座の現状は下記の図のとおりです(画像1がわたし名義、画像2が妻名義) 

画像1
画像2

わたしの評価損益は+97万3761円で、率にして+19.58%。妻の評価損益は+92万9334円、率にして+18.59%。24年からの通期の含み益は20%弱です。 

1月中はほぼ横ばい

画像下部の折れ線グラフはつみたて投資枠も含んでいますので、成長投資枠だけでみると次のようになります(画像3がわたし名義、画像4が妻名義) 

画像3
画像4

24年の前半は順調に右肩上がりで、8月から一進一退、2年目の買付が可能となった12月からぐんと増えて、1月はわたし名義(画像3)がほぼ横ばい、妻名義(画像4)は1月買付分を反映して上向いていますが、含み益と取得額の傾きはほぼ平行…という値動きがみてとれるでしょう。 

つまり、新NISA元年となる24年のようなロケットスタートとはならなかった、ということです。 

最初の気づき(ヒント)を教えます

24年のロケットスタートぶりは下記記事をごらんください
新NISAがロケットスタートできた理由

下記画像(画像5)をみればよくわかります。上段が24年・25年通期の時価総額と評価損益、下段の赤枠内が25年に買い付けた銘柄に限った時価総額と評価損益です(枠内の上がわたし名義、下が妻名義) 

画像5

これをみれば一目瞭然ですね。わたしの含み益は+8万2100円、率にして+3.43%、妻の含み益も+6万8640円、率にして+2.86%と、どちらもわずかです。 

含み損の最大はMS&AD

個別銘柄で言うと、わたしのほうは野村ホールディングス(8604、1000株)が含み益+8万9000円と貢献しているのに対して、MS&AD(8725、200株)が含み損-3万6800円と足を引っ張っています。 

妻のほうも大和証券グループ本社(8601、1000株)が含み益+9万2500円で貢献、MS&AD(8725、200株)が含み損-3万6800円という結果です。 

どちらもMS&ADの含み損が響いていますが、同社の業績を四季報ONLINEで確認すると、最新の四季報は次のような記述です。 

【増勢】中核損保2社は自動車保険と火災保険の値上げで収支が改善。海外は引き受け強化で収保伸びる。政策保有株の売却を加速させて経常、純利益ともに大幅に拡大。連続増配。26年3月期は政策保有株の売却ペースが前年並みなら純益横ばい圏。 

成長を期待して選んだ銘柄ですし、NISAは長期保有を前提にした仕組みです。評価損益の上下動はあまり気にせず、2月以降の回復を気長に待ちたいと思います。 

年間配当金額は10万円

銘柄選びの基準は以前にも記事にしましたが、高配当と成長期待(≠増配の可能性)です。 

最初の気づき(ヒント)を教えます

銘柄選びの基準は下記の記事をごらんください。 
新NISA成長投資枠…2年目はどうする?  

2年目に買い付けた銘柄の予想配当利回りと受け取る年間配当金額を見てみましょう(数字は四季報ONLINEから) 

 【わたし名義】
野村ホールディングス(8604)1000株
配当利回り:4.51%
配当金:46~50円×1000=4万6000~5万円

MS&AD(8725)200株
配当利回り:4.46%
配当金:145円×200=2万9000円

三井住友トラストグループ(8309)100株
配当利回り:3.73%
配当金:145円×100=1万4500円

三井住友フィナンシャルグループ(8316)100株
配当利回り:3.10%
配当金:120円×100=1万2000円

NTT(9432)200株
配当利回り:3.40%
配当金:5.2円×200=1040円

 【妻名義】
大和証券グループ本社(8601)1000株
配当利回り:4.95%
配当金:56円×1000=5万6000円

MS&AD(8725)
配当利回り:4.46%
配当金:145円×200=2万9000円

三井住友トラストグループ(8725)
配当利回り:3.73%
配当金:145円×100=1万4500円

NTT(9432)600株
配当利回り:3.40%
配当金:5.2円×600=3120円

三菱HCキャピタル(8593)200株
配当利回り:3.86%
配当金:40~42円×200=8000~8400円

わたし名義の年間配当金額は、10万2540円から10万6540円、妻名義の年間配当金額は、 11万0620円から11万1020円となります。 特定口座なら20.315%が税金で引かれますが、NISAは非課税ですから配当金はまるまる受け取れます。

三井住友TGは増配

しかも、さっそく増配の情報が入ってきました。 

わたしと妻がNISA成長投資枠で100株ずつ保有する三井住友トラストグループは、1月31日のリリースで業績の上方修正と配当予想の修正を行いました。

三井住友トラストグループの決算発表資料より

期末で10円引き上げたので、上記受取額はわたしも妻も1000円ずつアップ。特定口座でも200株保有しているので嬉しい限りです。 

この1か月の成績は、評価損益をみる限り「可もなく不可もなく」という評価です。

それでも、成長が期待できる(≠増配が期待できる)銘柄を選んだつもりですから、気長に成長を待ちたいと思います。 

(いしばしわたる) 

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