銀行の振込手数料が「1000円目前」とは!証券口座を活用しよう

銀行の振込手数料が「1000円目前」とは!証券口座を活用しよう

銀行の振込手数料が「1000円目前」という記事を読みました。低金利で利息はしょぼいのに手数料だけ上昇の一途とは、何とも腹立たしいものです。銀行の振込手数料を無料にするには、証券口座の入金・出金をかませればいいです(2025.1.31) 

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みずほが振込手数料引き上げ

このテーマは、三菱UFJ銀行が銀行手数料を引き上げた2023年10月に一度記事にしていますが、存外に銀行手数料を無料にする”裏技”が知られていないようなので、改めて記事にします。 

その前に「1000円目前」の記事を紹介します。Mocha(モカ)に最近配信された「銀行の振込手数料が1000円目前、手数料対策3選」です(筆者は「FPオフィスツクル」代表の内田英子さん) 

大手銀行が相次いで振込手数料の見直しを発表しています。100円、200円ならまだしも、500円以上値上がりするケースも。1回1,000円近くになる場合もあり、気になるところです。今回は、大手3行の振込手数料と見直しの背景、今日からできる3つの対策について見ていきましょう。 

この記事の図は労作で、3大メガバンクの複雑怪奇な手数料を一覧にしていますが、それはオリジナルの記事を読んでいただくとして、記事のきっかけはみずほ銀行の手数料改定でした。 

2025年1月14日、みずほ銀行が振込手数料の見直しを行いました。実は三菱UFJ銀行も2023年、三井住友銀行でも2024年に見直しをしています。 
(略)
銀行が振込手数料を上げると聞くと、「銀行の機械を数分使い、数分の振込作業を代行しているだけなのに高すぎる」。内心こんな風に感じる方も多いのではないのでしょうか。 

ただ、今回の振込手数料の引き上げは、前に述べたとおり、窓口と現金での振込を中心とするものです。代行コストを転嫁した値上げではなく、デジタルの流れを推し進め効率化を図ることと、設備増強の必要性にひもづく資金の確保がねらいと言えます。

ふむふむ、値上げは窓口と現金の振込が中心ね…。でも、ネット銀行は手数料無料のところが多いから、ぜんぜん容認する気持ちになれん! 

手数料対策「3選」と言うが

筆者は、記事の見出しの「手数料対策3選」は何を書いているかと言えば、 

①オンラインバンキングを利用する
オンラインバンキングを利用すれば他行あての振込であっても手数料は100円~200円程度に抑えることができます。

②オンライン送金サービスを利用する
今回あげた3行とも、自前のオンラインバンキングによる振込だけではなく、アプリを使った以下のようなオンライン送金サービスに対応しています。

  • ことら送金
  • J-Coin Pay

いずれもできるのは個人間の送金で、1回あたり10万円を超える送金はできませんが、手数料無料で行うことができます。

③銀行口座の使い方を見直す
給与・年金の受取りやクレジットカード利用、ローン利用など、各行でもうけられた条件は異なりますが、条件をクリアすればオンラインでの他行あて振込手数料が月〇回まで無料になるといったしくみです。他行あての振込が多い方は、各行の優遇内容を確認した上で、銀行口座の使い方を見直してみるといいでしょう。

というものでした。う~ん… 

大手銀行が相次いで振込手数料の見直しを発表しています。100円、200円ならまだしも、500円以上値上がりするケースも。1回1,000円近くになる場合もあり、気…
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わたしが、この中で少しだけ同意するのは③ですが、今回手数料を引き上げるみずほ銀行で言うと、住宅ローンを完済したとたん、他行振込はすべて有料になったので、正直、ハードルが高いように思います。 

何より、ネット銀行なら、預金残高が一定程度あれば他行振込は無料になる回数が圧倒的に多いです。 

住宅ローンの完済で気づいたこと
マンションの買い替えに伴って住宅ローンを完済することになり、先日手続きを行ってきました。そこで気づいたのは、銀行系の経済圏ーー端的に言ってしまえばVポイントは、…
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わたしが勧める”裏技”とは

ということで、わたしは上記「3選」以外で銀行の振込手数料を無料にする方法をお勧めします。 

それは証券口座の入金・出金を使う方法です。以前の記事(銀行の振込手数料を無料にする方法教えます)からポイント部分を再掲します。 

銀行手数料を無料にする方法ーーそれは「証券口座への入出金をかませる」というものです。
以下の画像が楽天証券の「リアルタイム入金」です。

インターネットバンキングを利用し、楽天証券のお客様口座に資金を入金する方法です。
入金手数料無料で入金手続き後、即時で口座に入金金額が反映されます。

と書いてあります。  

銀行の振込手数料を無料にする方法教えます

元記事には、SBI証券も手数料無料で入金できることを記してあります。 

なぜ手数料が無料になるかと言えば、証券会社が銀行に支払う手数料を負担してくれているからです。いわば証券会社間のサービス競争の結果、ユーザーにうれしい手数料無料が実現しているわけです。

楽天証券から楽天銀行への「出金」指示をすれば、あるいはSBI証券から住信SBIネット銀行に「出金」指示すれば、数日中に楽天銀行や住信SBIネット銀行にお金が入ります。「出金」の手続きはもちろん手数料無料です。

そうすれば、楽天銀行なら月3回、住信SBIネット銀行なら月5回、他行への振込手数料は無料で利用できます。三菱UFJ銀行やみずほ銀行から他行振込すれば、インターネットバンキングを使っても1回あたり220~330円かかるところが、証券会社の入出金を介在させるだけで、月3~5回は手数料が無料になるというわけです。

銀行の振込手数料を無料にする方法教えます
銀行の振込手数料を無料にする方法教えます
三菱UFJ銀行が今月から振込手数料を引き上げました。特に他行あての振込は最大990円もかかることになります。給与振込口座を会社が指定しているところも多いため、積…
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1回あたり1000万円入金が基本

楽天証券はわかりやすいページを用意しています。 

上記記事で「ことら送金」と「J-Coin Pay」は1回あたりの限度額が10万円と出てきますが、証券口座経由なら1回あたり1000万円が基本です(9999万円のところもあります) 

いかがですか。この方法がいちばん優れていると思いませんか。 

新NISAの登場で証券口座を持つ人は格段に増えたと思います。銀行の振込手数料が気になる人は、ぜひ証券口座の入金・出金を活用することをお勧めします。 

(いしばしわたる) 

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