30日(月)の大納会を前に日経平均株価が4万円台を回復しました。株価上昇の要因のひとつはNISA2年目のスタート日だったから…という分析もあります。わたしも相場の格言どおり(?)「株を枕に」年を越そうと思って、NISA成長投資枠はほぼ枠を埋めた格好です(2024.12.27)
〈PR〉
資格不要で稼ぐなら「クラウドワークス」4万円台回復の一因にNISA?
終値で4万円台は7月19日以来ほぼ5か月ぶりですが、その要因の分析はNISA2年目との関連が指摘されています。 日本経済新聞の「日経平均、5カ月ぶり4万円台 実質新年入りで個人始動」はこう書いています。
この日の取引から受け渡し日が2025年になる実質的な新年相場となった。新NISA(少額投資非課税制度)の25年分の非課税枠で買える初日でもあり、個人投資家が買いに動いた。
日経平均、5カ月ぶり4万円台 実質新年入りで個人始動
株式投資情報の「日経平均700円高、NISAの来年枠を利用した買いも活発の見方、「新年渡し」に入る」もこう書いています。
NISA(少額投資非課税制度)の来年(2025年)の枠を利用した買付ができる初日のため、個人投資家の買い注文が活発との見方が出ている。
昭和から平成にかけての相場では、年末ギリギリまで売買するのはその年あまり儲かってない証拠、などと揶揄する見方もあったが、一方では「株を枕に越年」と、新年渡しになってから意中の銘柄を買いつける動きも少なくなかった。NISA制度は、「株を枕に」の発想にも好適な制度と評価する声があり、年末ギリギリに注目銘柄を買いつける動きを促す素地を形成しているようだ。
日経平均700円高、NISAの来年枠を利用した買いも活発の見方、「新年渡し」に入る
「株を枕に年を越せ」の格言
株式投資情報の記事が面白いと思ったのは、
NISA制度は、「株を枕に」の発想にも好適な制度
の部分です。
「株を枕に」とは、相場の格言のひとつ「株を枕に年を越せ」のことです。
12月の相場は餅つき相場といわれ、相場は大きく動く傾向にあり、投資家は年末に換金売りや処分売りをしておきたい心理が働くが、新年相場はその反動で、垢が落ちて軽くなっている上に祝儀相場で上がり易いという意味の格言。
株を枕に年を越せ – 投資用語集
年明けは祝儀相場で株価が上がりやすいから年末のうちに買っておけ…というのが本来の意味なのでしょうが、わたしとしては、
念入りに銘柄を選んだのに、年末年始モヤモヤした気持ちで引きずるのは嫌だな…
という気持ちが勝って、きょう一日で成長投資枠をほぼ埋めました。格言の本来の意味とは違うと思いますが「枕を高くして年を越したい」という心理が働いたと言えそうです。
NISAは年末に「好適」な制度
12月の自分の投資行動を振り返ると、わたしも「NISAは確かに年末に『好適』な制度かもしれないな」という気がします。
12月の投資行動を箇条書きで書くと、
- 節税を狙って損切りを行う
- 損切りの結果、NISA成長投資枠の240万円分を資金を確保する
- NISA成長投資枠初日となる年末に欲しい銘柄を買い付ける
という流れでした。
損切り・損出しと節税の関係は以下の記事をごらんください
年末の恒例行事…「損切り」「損出し」で50万円の節税をしました
成長投資枠は240万円。妻の分も合わせると480万円と結構な金額が必要となります。
どの銘柄なら高配当と成長性の「二兎」を追えるだろうか…と熟慮するのは当然としても、年末のスタート時に手元資金がなければお話になりません。
それだけに、12月に入って損出しを行ったのは、本来は節税が目的でしたが、NISA成長投資枠の資金確保という点でも、とても意義があったと思います。
この流れはスムーズでいいな! 来年以降もそうしよう!
いまはそんなふうに考えています。
きょう約定した銘柄
2年目の成長投資枠で買付注文を行い、約定したのは以下の銘柄です。
【わたし名義】
野村ホールディングス(1000株)
MS&AD(200株)
三井住友トラストグループ(100株)
三井住友フィナンシャルグループ(100株)【妻名義】
大和証券グループ本社(1000株)
MS&AD(200株)
三井住友トラストグループ(100株)
選んだ理由は下記の記事をごらんください。
新NISA1年目の成績はいかがでしたか?
きょう27日現在のNISA成長投資枠は次の円グラフとなります(楽天証券のスマホアプリ「iGrow」より)
上記の画像はまだ2024年の成長投資枠なので残額ゼロとなっていますが、25年の成長投資枠は、私の残額が3万9300円、妻の残額が30万2900円です。あとは候補の銘柄の株価を見ながら埋めていこうと思います。
来年のNISAのことなのに、24年中に大きな荷物を降ろせてホッとしています。12月に入ってから「25年の成長投資枠は何を買おう」とずっと考えていたためでしょう。
24年のように含み益を大きく増やすことができるかどうかーー。こればかりはフタを開けてみないとわかりませんが、楽しみに待ちたいと思います。
(いしばしわたる)
〈PR〉
21万名の作家さんによる260万点の作品が集まる国内最大級のハンドメイドマーケット≪minne(ミンネ)≫