「ノーリスク・ハイリターンな耳寄りの金融商品がありますよ」とささやかれたら詐欺を疑いましょう。でも、元手がかからない株主優待で暗号資産を受け取り、その暗号資産が暴騰したら? う~ん、こんなこともあるのか!と驚く体験を打ち明けます(2024.12.16)
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優待で暗号資産を配る2銘柄
きょう記事で紹介するのは、株主優待で暗号資産を配布する2つの銘柄のことです。その優待で得た暗号資産が最近急騰して、驚くほどの値上がりをしていた…という話です。
なんか前文をなぞっただけのような文章ですが、詐欺ではないことを強調しておきたかったから、あえて書きました。
暗号資産を株主優待で配布しているのは下記の2銘柄です(ヤフーファイナンスより、配当利回りは会社四季報ONLINEより)
SBIホールディングス(SBIHD、証券コード:8473)
企業概要:国内ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業を志向。証券口座数首位
配当利回り:3.87%
株主優待:暗号資産(仮想通貨)XRPを受け取れるクーポンコード券(100株以上で2000円相当。1000株以上で2000円相当、継続保有1年以上で8000円相当)他SBIグローバルアセットマネジメント(SBIGA、証券コード:4765)
企業概要:金融機関の有価証券運用受託が柱。投信データ販売やセミナー、指数連動投信も。SBI傘下
配当利回り:3.20%
株主優待:仮想通貨(暗号資産)XRP(100株以上で2500円相当。500株以上で1万円相当、継続保有1年以上で1万2000円相当)他
わたしはSBIHDは1000株、SBIGAは500株保有しています。どちらも継続保有1年以上となりました。
この優待ーー暗号資産XRP(リップル)を受け取るためには、SBIVCトレードに暗号資産(仮想通貨)口座の開設が必要となります。優待をきっかけにSBIVCトレードで暗号資産の売買に誘引しよう…という意図がうかがえる優待となっています。
暗号資産は暴落を経験
わたしは以前にも記事にしましたが、楽天ポイントの使い道として楽天ウォレットで暗号資産を購入していたことがあります。
元手がどうせポイントだから、暴落しても痛みが少ないだろう…
そう思って始めたのですが、想像以上の暴落ぶりでした(2022年から23年にかけてのことです)
これなら楽天ポイントの使い道は、楽天証券でオルカンやS&P500の投資信託をスポット購入したほうがずっとマシだな…
と考えを改め、2023年中に暗号資産はすべて円に換金。全額出金後に楽天ウォレットはアンインストールしてしまいました。
優待の暗号資産もすぐ換金
上記2銘柄の株主優待で受け取ったXRPも、クーポンコード券をSBIVCトレードに登録してすぐに円に換金して出金していました。
このことは昨年10月に記事にもしています。円への換金方法はこの記事で詳しく書いたので割愛しますが、記事を見返すと、SBIHDの2000円相当は1428円で換金、SBIGAの1万円相当は14630円で換金しています。
片方は損をし、片方は得をし、トータルで1万2000円相当が1万6058円になったのですから、まあまあ良かった…と思っていました。
換金を忘れてほったらかしに…
今回も2銘柄のクーポンコード券を受け取ってすぐにSBIVCトレードでXRPを受け取りました。
今年はSBIHDが8000円相当、SBIGAが1万2000円相当ですから、合計2万円相当です。
ところが……忙しさにかまけて今年は円への換金手続きを怠っていたのです。最近はSBIVCトレードにアクセスすることもなく、まさにほったらかしの状態でした。
マネフォは暗号資産も連携できる
そんな眠れる暗号資産について「いま、どうなってるんだっけ?」と思ったきっかけは、家計簿アプリの「マネーフォワード ME」でした。
「マネーフォワード ME」についてはこちらをごらんください
人気家計簿アプリが無料で使える…マネーフォワード光に乗り換えました
マネフォは連携した口座の資産が時間差で反映されるようになっていて、資産の欄が「株式(現物)」「預金・現金・暗号資産」「投資信託」となっているのです。
おや、暗号資産も連携できるの? ということは、SBIVCトレードを連携しておけば、いちいちアクセスしないでもXRPがいま円換算でいくらかがわかるわけ?
2万円相当が6万6949円に
そう思ってマネフォの口座連携を行ったところ、下記のチャートになりました。
え、66949円? 2万円相当が3倍以上に?
XRPのチャートを確認すると、最近になって爆上がりしていました。
う~ん、ほったらかしがよかったとは!
優待の暗号資産がちょうどよい
元手が株主優待だと思うと、暴落しても痛みは小さいのは間違いありません。これなら、以前のようにすぐに円に換金するのではなく、暗号資産のまま持ち続けてほったらかしにしておこうかな…と今は思っています。
もっとも、これに味をしめて暗号資産に手を出そう…とは、まるで思いません。
国内株なら、業績などをみて銘柄の優劣をある程度判断できます。でも、暗号資産は何が理由で価格が上下するのか、さっぱりわかりません。
わたしのような臆病な性格の人間には、株主優待で毎年もらう2万円相当のクーポンコード券で暗号資産を受け取る程度がちょうどよいのでしょう。
でも、国内株がわずか数か月で3倍になった経験は過去一度もありません。 優待が元手の暗号資産は、失っても痛まないからノーリスク、上がったら3倍にもなるからハイリターンーーと言って差し支えないのではないでしょうか。
SBIHDもSBIGAも連続増配中
SBIHDとSBIGAはずっと増配を続けている銘柄です。
純粋に国内株投資として考えても有望な銘柄です。加えて暗号資産の株主優待に魅力を感じるなら、保有を意識して株価をチェックしてみてはいかがでしょうか。
(いしばしわたる)
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