半年ごとに貰える株主優待のカタログギフトが嬉しい

半年ごとに貰える株主優待のカタログギフトが嬉しい

3月期決算の企業が多い日本では、12月は中間配当金が入金する嬉しい月です。株主優待制度を採用する3月期決算企業の中には、中間配当に加えて半年ごとに優待を送る企業もあります。その中からカタログギフトを半年ごとに送ってくれる銘柄を紹介します(2024.12.13) 

〈PR〉

【日本旅行】思い出に残る家族旅行を。

大和証券G、USS、ベルーナ

わたしの手元にカタログギフトが現在あるのは、以下の3銘柄です。 

大和証券グループ本社(証券コード:8601)
企業概要:国内2位の大和証券を核に資産運用。ネット銀行等を併営。海外はアジア中心に提携網拡大
配当利回り:4.21%
株主優待:1000株以上で株主優待品カタログ(2000円相当)他

ユー・エス・エス(証券コード:4732)
企業概要:中古車オークション会場の運営で断トツ。中古車買い取り専門店の「ラビット」も。好財務
配当利回り:3.05%
株主優待:1000株以上でカタログギフト(5000円相当)

ベルーナ(証券コード:9997)
企業概要:アパレルやグルメなどを扱うカタログ通販大手、主要顧客は50~60代。不動産事業にも注力
配当利回り:3.70%
株主優待:100株以上で自社取扱の食品またはワインまたは日本酒(1000円相当)他

ヤフーファイナンスより

3銘柄とも保有株数で優待内容は変わりますが、とりあえず、わたしの保有株数の優待内容を記しました。 

この3銘柄は、権利確定日が3月末と9月末なので、3か月ずれて6月と12月に優待が送られてきます。 

カタログギフトを株主優待に採用する企業が少なくありませんが、多くは年1回。3月期決算企業だと6月に集中して届きます。それはそれで嬉しいのですが、半年ごとに送られてくるのはさらに嬉しいものです。 

ベルーナは、今年6月は「フランス赤ワイン」(750ml1本)にしましたが、今回は「梅干し」(南紀の幻 160グラム)にしました。大和証券Gとユー・エス・エスはこれから選びます。 

ホテル経営注力のベルーナ

なお、上記の紹介文で「他」とはしょりましたが、実はカタログギフト以外にも魅力的な優待内容が併記されています。 

大和証券Gなら、ホテル・ゴルフ場の割引(多くが10%割引)や高齢者向け住宅の入居時費用割引(50万円割引)ですし、ベルーナなら、グループ運営施設(ホテル・レストラン)の優待割引券(100株以上は1000円×2枚)がついてきます。 

特にベルーナはホテル経営に注力していて、最近記事にもなっています。 

主とする事業が社会的背景から斜陽となったとき、企業はどう立て直すべきだろうか。カタログ通販で知られるベルーナは、その見本となる事例の1つかもしれない。 

前期(2024年3月期)、約2080億円の売上高のうち、実に262億円をホテル業で稼ぎ出し、右肩下がりの通販事業を支えている。国内外に22施設を所有しており、うち5施設は北海道に。インバウンドの増加に伴い、まだまだ業績は伸びそうだ。 

東洋経済ONLINE – 北海道にホテルを作りまくる「通販会社」の”狙い” 
「定番のアイテムがカタログで安く買える通販会社」。中高年の読者の多くは、ベルーナにそんな印象を抱いているのではないだろうか。筆者もその一人だった。しかし同社は、…
toyokeizai.net

3銘柄とも中間配当を増配

この3銘柄は、業績も好調だったため、いずれも中間配当金が増配となりました。 

大和証券Gの決算資料をみると、「中間配当としては過去最高」の28円(前期は19円)とあります。 

大和証券G本社の「2024年度経営戦略の進捗状況」(11月25日発表)より

USSは25期連続増配

ユー・エス・エスは、累進配当銘柄として有名です。 

ユー・エス・エスは、2025年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2024年8月6日の15時40分に発表した。これにより、ユー・エス・エスの配当利回り(予想)は3.14%⇒3.22%にアップした。この配当予想が実現すれば、”25期連続増配”を達成することになる。 

ザイONLINE – ユー・エス・エス、25期連続の「増配」を発表して、配当利回り3.2%に! 配当額は25年で247倍に増加、2025年3月期は前期比3.5円増の「1株あたり41.2円」 
ユー・エス・エス(4732)が、2025年3月期の配当予想の修正(増配)を発表し、配当利回りが3.22%に! ユー・エス・エスは、2025年3月期の年間配当を前…
diamond.jp

カタログギフトに同封された「株主の皆様へ」というペーパーには、 

当社では今期から2026年度までの3か年において株主還元の方針として、連続配当性向55%以上に加え、自己株式の取得を合わせて総還元性向80%以上といたしました。 

と書いてあります。すごい! 

3銘柄とも「三兎」銘柄

ベルーナも今期中間配当は14円50銭(前期は10円25銭)と増配で、下記のような株主還元政策の拡充を打ち出しました。 

株主の皆様のご期待や当社の経営成績、資本状況などを踏まえ、株主還元の拡充を図るべく、下記のとおり株主還元方針を明示いたします。

  • 株主資本配当率(DOE)1.5%を下限とし、連結配当性向35%を目途に配当実施 
  • 資本効率の改善を目的とした自己株式取得の検討 
2025年3月期(中間期)決算説明会資料(11月29日発表)より

業績もよく増配して、さらに株主優待も充実している「三兎」銘柄と認定して間違いないでしょう。 

「二兎」どころか「三兎」を追う…わたしの考える株主優待株
楽天マガジンで読んだ「ダイヤモンド・ザイ」最新号は株主優待特集。ちょうど優待品も届いたところなので、わたしの考える株主優待株について書いてみたいと思います(20…
hintnomori.com

さあて、大和証券Gとユー・エス・エスの商品は何にしようかな… 

今週末にカタログギフトをじっくり読んで決めたいと思います。 

(いしばしわたる) 

〈PR〉

一休高級ホテル・旅館が最大60%OFF!