株主優待のリンゴで「三兎」銘柄のありがたさを嚙みしめる

株主優待のリンゴで「三兎」銘柄のありがたさを嚙みしめる

果物はお好きですか。いまの季節なら柿がイチバンだと思いますが、スーパーに行くとリンゴも多く並んでいます。折しも株主優待でリンゴが届きました。会社の成長と増配、そして優待と「三兎」を追う銘柄の典型として紹介します(2024.10.24) 

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「エスリード」の株主優待

きのう届いたのは「エスリード」の株主優待です。 

エスリード(8877)
企業概要:マンション企画開発、販売が柱。近畿圏での供給戸数トップ級。森トラストの連結子会社
配当利回り(予想):3.66%
株主優待:100株以上で3000円相当のフリーチョイスギフト(カタログ掲載の商品ー季節の旬の食材や全国各地の特産品から1品目選択)

ヤフーファイナンスから 

関西に土地鑑はないので、株主優待のムックで目に留まり、優待の権利が発生する100株を保有することにしたのだと思います(ずいぶん前のことなので記憶で書きます) 

株主優待ムックの常連銘柄

楽天マガジンで配信中の株主優待系のムックを見返してみました。 

「完全ガイド383 株主優待完全ガイド」
「安くて良い株主優待ベストセレクション」

4月に配信された「完全ガイド383 株主優待完全ガイド」(晋遊舎刊)では、カタログギフトで2位になっていて、 

ペンギンさん(株主優待ブロガー)「かなりフルーツが充実したカタログです。毎回楽しみな優待品です」 

藤原久敏さん(ファイナンシャルプランナー)「PERは1倍を大幅に下回り、PERは7倍程度と、株価は非常に割安な水準です」 

と書いてあります。 

8月に配信された「安くて良い株主優待ベストセレクション」(晋遊舎刊)では、カタログギフト部門の5位で、 

ぐでりんさん(個人投資家)「柿や梨、キウイなど、季節の果物が魅力的なカタログギフトです」 

田嶋智太郎さん(経済アナリスト)「都市型デザイナーズアパートの拡販で注目を集めている会社です」 

と書いてあります。 

株価がジリ高に注目

ちょっと注目は株価のところです。4月配信のムックは32万3000円、8月配信のムックは44万5000円。そして直近の株価(10月23日終値)は4615円ですから、ジリジリと上がっています。配当利回りも4月配信のムックは4.65%、8月配信のムックは4.04%、そして現在が3.66%。 

「利回り4%以上じゃないと高配当株と言えないよね」みたいな意識で購入対象から除外してしまうと、エスリードのように株価が上昇して利回りが下がっている銘柄が零れ落ちてしまいます。利回りだけでスクリーニングする危うさを感じさせる銘柄です。 

ちなみに、わたしが100株購入した時点での株価は1726円でした。30万円近い含み益をたたき出している優良銘柄です(売却する気はサラサラないので含み益は関係ありませんが) 

四季報は増配予想の記述

将来の業績予想も立派なものです。最新の四季報をチェックすると、売上高、営業利益とも過去3年増収増益、25年・26年予想も増収増益で、1株あたりの利益は 

  • 22年 351.8円 
  • 23年 398.4円 
  • 24年 487.3円 
  • 25年 563.9円 
  • 26年 583.3円 

と増加しています。その結果、1株あたりの配当金は 

  • 22年 40円 
  • 23年 90円 
  • 24年 150円 
  • 25年 170円 
  • 26年 170~180円 

と増配予想の記述となっています。単なる優待目当ての銘柄ではないんですね。 

届いたシナノスイート

そんな魅力的な銘柄の優待が届いたわけですが、わたしが選んだのはリンゴです。箱に大玉のリンゴが5つ入っていました。 

エスリードの株主優待で選んだのはリンゴです

品種は「シナノスイート(長野県産)」で、こんな説明文が添えてありました。 

シナノスイートは日本で人気の「ふじ」と「つがる」を交配してできたりんごです。果汁が多く、甘さも強く、香りも良く、甘酸適和で食味のよいりんごです。表面がベタベタしていることがありますが、シナノスイートは熟すと表面がろう物質でベタベタしやすい品種です。熟して甘いという目安です。 

この説明文を読んだだけで、唾液腺が刺激されますね。今朝さっそく妻と一緒に「おいしいね~」と言いながら味わうとともに、近くに住む長女にお裾分けしました。 

「三兎」銘柄を探そう

株主優待の銘柄については、以前の記事で、 

やっぱり銘柄選びの”一丁目一番地”は会社の成長であって、それが株価の上昇に結び付いて、株主還元意識の高い(≒増配が期待できる)銘柄の中で、株主優待があるところを探す…ということではないでしょうか 

「二兎」どころか「三兎」を追う…わたしの考える株主優待株

と書きました。会社の成長と増配の「二兎」を追うことに株主優待を加えた「三兎」を追うことを心がけよう…という発想です。 

「二兎」どころか「三兎」を追う…わたしの考える株主優待株
楽天マガジンで読んだ「ダイヤモンド・ザイ」最新号は株主優待特集。ちょうど優待品も届いたところなので、わたしの考える株主優待株について書いてみたいと思います(20…
hintnomori.com

エスリードは、まさに「三兎」銘柄の代表例です。 

株主優待ムックを入口に銘柄探しを行った時は、四季報で業績予想も合わせてチェックするーー。そんなひと手間が「三兎」銘柄との”出会い”につながるように思います。 

(いしばしわたる) 

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