6年ぶりの大型IPO(新規株式公開)となった東京メトロ株(証券コード:9023)。23日の上場初日の初値は1630円でした。売り出し価格の1200円から3割以上高くなり、1739円で初日を終えました。わたしも朝9時前からパソコンの前にへばりつき、初値で約定したので、とりあえず上々の滑り出しとなりました(2024.10.23)
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昼のニュースも話題に
それにしても、これほど盛り上がったIPOは久々だったのではないでしょうか。売り出し規模は2018年のソフトバンク以来ということで6年ぶりの大型IPOとあってか、NHKも民放もお昼のニュースで「初値1630円」と報じていました。
東京メトロ株のIPOでは、知人2人と大いに盛り上がり、でも、抽選はわたしを含めて全員落選。そのため23日の上場初日に注文しよう…と情報交換していました。
8時半すぎに証券コードを打ち込んで板をみてみたら、1600円で売り買いが拮抗していると判明しました。

成行注文は選べない(そんなことも知らなかった!)ので、いくらで指値注文するか悩みました。
確実に欲しくて1700円で注文
きのう時点のニュースでは「初値は1500円前後か」と報じられていたので、予想以上に人気があることがうかがえます。

確実に欲しいし、1700円で注文しようか…
そう考えて、わたし名義で200株、妻名義で200株、1700円で指値注文しました。

知人2人にその旨ラインで伝えたところ、知人Aから「自分も1700円で1000株注文した」と返事がきましたが、知人Bは「1200円で利回り3.3%でしょう? そんなに高いと高配当株とは言えないよね」と難色を示し、「自分は1500円で指値注文した。買えなければ、下がるのを待つ」と返事がきました。
10時過ぎにようやく初値
9時に市場が開いて、板をみるとグングン上がっていきます。自分の時計で9時57分に1500円で板が拮抗。10時03分に1600円になりました。

そして10時06分に初値が画面にようやく出ました。待つこと1時間以上です。
無事に初値で約定
すぐに注文画面を確認したら、妻もわたしも初値の1630円で約定していました。


初日の終値は1739円。きょう一日に限れば上々のスタートです。初値の1630円で1000株買った知人Aは、含み益が10万9000円ですから、やはりIPO銘柄で人気のあるものは初値で購入するとよさそうです。
ザイは様子見をアドバイス
ただ、これが正解だったかどうか、それはもう少し様子をみないとわからないでしょう。知人Bのように、あくまで配当利回りにこだわって自分のスタイルを大事にする…というのは、とてもよく理解できます。
実は、きのう楽天マガジンで配信された「ダイヤモンド・ザイ」の最新号(24年12月号)は、東京メトロ株について、ザイのアナリスト小林大輔氏のコメントとして、次のように書いていました。
「直近の大型IPOの傾向から、初値は公開価格から10%程度高くなる可能性はあります。それでも、基本的に鉄道はディフェンシブ株。グイグイ株価が上昇するものではありませんから、初値で上がったところに手を出すのは要注意。株価が調整するのを待ってPER10倍台前半で買うのがいいでしょう」
「ダイヤモンド・ザイ」24年12月号
でも、この記事の次のページは「1か月先の日本株大予測!」という定番記事で、ネット証券のアナリスト4人のうち3人が4万円台回復を予想していました。

4万円台回復も予想される中で、東京メトロ株だけがへこむシチュエーションは考えにくいんじゃないかな…
わたしはそう思って、当初予定通り、初値で注文する方針を貫いたところです。
ただ、株価だけは一喜一憂しても仕方ありません。今回の対応が吉と出るかどうか、今後の株価次第。 あくまで「わたしはこう考え、行動した」程度の情報と受け止めていただければ幸いです。
(いしばしわたる)
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