マイナポータルへの「期待」はやっぱり空振りでした 

マイナポータルへの「期待」はやっぱり空振りでした 

以前の記事でマイナ保険証を取り上げて「大いなる不安とちょっとの期待」があると書きました。その「期待」した部分の続報です。結果から言うと、ぜんぜん駄目でした(2024.10.2) 

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固定資産税の引き落とし先は

以前の記事「マイナ保険証に対する大いなる不安とちょっとの期待」から、「期待」する部分についてどのようにどう書いた再掲します。 

もうひとつ、(マイナポータルに)金融機関の連携というのもありました。わたしも妻も「みずほ銀行」で連携していましたが、こちらは「JREバンク」に設定しなおしました。

マイナポータルの設定変更だけで、固定資産税や住民税の支払いがJREバンクに変更されるんだったら、これは便利かも…  

と思いましたが、ちゃんと変更できているかどうかは次の引き落としで確認します(9月末に固定資産税、10月末に住民税の引き落としが控えています)  

マイナ保険証に対する大いなる不安とちょっとの期待
マイナ保険証に対する大いなる不安とちょっとの期待
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hintnomori.com

この部分です。9月末に固定資産税の引き落としがありましたので、JREバンクとみずほ銀行で確認してみました。 

しかし、きっちりと期待は裏切られ、やっぱりみずほ銀行から引き落とされていました。 

固定資産税はみずほ銀行の口座から引き落とされていました

役所のやることだから期待しても無理かも…とは思っていましたが、やっぱり駄目でしたねえ。 

国、都道府県、市区町村と分かれているので、ワンストップで変更できるかも…と期待したほうが甘かった、ということです。 

デジタル庁のHPで確認

しかし、だったら金融機関を登録することの意味は何なのだろう?と思って調べてみました。 

デジタル庁にこういうページがありました。 

  1. 年金関係 
  2. 税関係 
  3. 子育て給付関係 
  4. 就学支援関係 
  5. 障害福祉関係 
  6. 生活保護関係 
  7. 労災保険・公務災害補償関係 
  8. 雇用保険関係 
  9. 職業訓練給付関係 
  10. 健康保険関係 
  11. 介護保険関係 
  12. 災害被災者支援関係 ※現在公開している情報はありません。 
  13. その他 

とあるので、まず「年金関係」を覗いてみました。 

この記述どおりだとしたら、年金受給の時は振込口座がJREバンクになっている…はずです。 

「還付」はできて「振込」不可はなぜ

次に「税関係」を覗いてみました。 

国、都道府県、市町村と分かれていてもできるというのは驚きですが、固定資産税なら「還付」のみです。こちらから振り込むのは市町村に連絡しないと変更できません。 

還付は、国、都道府県、市町村の別なくできるなら、振込だってできておかしくないはずです。しかも、振込は毎年4回もありますが、還付なんて人生で一度も経験したことがないものを「対応します」と言われても、ぜんぜん嬉しくありません。 

所得税還付でリベンジなるか

税関係の一覧には、確定申告の所得税還付があります。 

わたしは不動産収入があるため所得税が毎年還付されます(はしょって書きますが、マンションの減価償却費を経費計上できるため、収入より支出が多くなるのです) 

還付の受取先は、税理士を通じて、みずほ銀行で登録してあります。 

もしデジタル庁の記述が正しければ、マイナポータルでみずほ銀行からJREバンクに変更したことで、所得税の還付はJREバンクに切り替わるはずです。よもや税理士から振込先の変更を伝える必要はない…と信じてよいはずですよね? 

しょせん役所のやることですから期待はしませんが、この結果が出るのは来年春以降になります。

マイナポータルで変更したことで自動で切り替わるかどうか、「来年は必ずチェックしてやるぞ!」と心に誓っています(しつこい性格なんですかね…) 

国民が実感できるメリットを

それにしても、マイナ保険証を含めたマイナポータルは、こんなに中途半端な仕組みで本当に大丈夫なのでしょうか。 

マイナ保険証は予定どおりやるそうですから、わたしは使うようにしています(先日、マイナ保険証をつかったら病院の受付の人に「ありがとうございます」と言われたので、使う人は圧倒的に少数派なのでしょう) 

しかし、以前の記事で書いた90歳の母親は使えないに決まってますし、そういう人には紙の「資格確認書」が交付されるそうです。その手間と費用(われわれの血税)を考えれば、こんなお粗末なDXはめったにないでしょう。 

せめて国民が実感できるメリットを……と願ってやみません。 

(いしばしわたる) 

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