楽天証券のトップページに「東京メトロ」株のIPO(新規公開株式)のバナーが設置されました。ブックビルディングへの参加申し込み開始日まで2週間もあるのに、やることが早いですね。さっそく株式売出届出目論見書を閲覧しました(2024.9.24)
目を引く赤地白抜き文字
楽天証券のトップページは、気づいたら下記画像のようになっていました。

赤地白抜き文字の「IPO取扱決定!」がとにかく目立つので、「あれ? ブックビルディング参加初日は10月8日なのに、何か特設ページでも作ったの?」と思ってクリックしました。すると、次のような画面でした。

ここに書いてある情報は東京メトロのサイトで確認していましたが、やはり証券会社のページに掲載されていると便利です。抽選結果がわかるのが「10月21日夕方頃」というのは新情報でしたし……。
手続きがわかりやすい
画面下の赤地白抜き文字の「IPO申込(ブックビルディング参加・購入申込)」をクリックすると、次のような画面になりました。

これだけ詳細に手続きのことが書いてあれば迷うことはないでしょう。さすがUI(ユーザー・インターフェース) で評価が高い楽天証券です。
目論見書の閲覧ができるので、クリックしたところ、下記の2つのPDFが閲覧できる状態でした。

目をみはる営業利益率の右カーブ
特に気になる目論見書をダウンロードして覗いてみました。最初の方で事業環境が出てきます。
当社が事業基盤とする東京は、2030年まで安定的な人口増加、インバウンドによる観光需要の増加等、人流の拡大が今後も見込まれます。

日本全体でみれば東京への一極集中は、地方の過疎化の元凶ですから問題ありですが、こと東京メトロを取り巻く事業環境に限定してみればプラス材料なのは間違いありません。
経営指標もきれいに右肩上がりです。特に営業利益率の右カーブは目をみはるものがあります。

配当性向は40%以上目指す
株主優待の内容は以前の記事で紹介したので割愛するとして、配当政策のページは次のようになっていました。
連結配当性向40%以上の分配を目指し、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針とします。

配当性向が40%以上で、営業利益率が右カーブなら、増配も期待できます。
ちなみに、SBI証券でも東京メトロのIPO受付は行うので、SBI証券のトップページを覗いてみましたが、楽天証券のような目立つバナーはありませんでした(IPOのページまで遷移すれば、東京メトロの目論見書は閲覧できます)
いまから関心を集める東京メトロのIPO。仕組みがいまひとつわからないという方は楽天証券のバナーをクリックしてみてください。手続きをひもとくページに簡単にたどりつけます。
IPOの仕組みは承知しているという方も、まずは目論見書に目を通してみてはいかがでしょうか。
(いしばしわたる)


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