株主優待も導入…「東京メトロ」のIPO申し込みはどうする? 

株主優待も導入…「東京メトロ」のIPO申し込みはどうする? 

東京メトロIPO(新規公開株式)の内容が公表されました。東京メトロの時価総額規模は2018年に株式を上場した携帯キャリアのソフトバンク(7兆円規模)以来だそうですから、6年ぶりの大型IPOとなります。わたしも申し込むつもりです(2024.9.22) 

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ブックビルディングは10月8日から

20日公表された東京メトロのIPOの内容は次の通りです。

  • 会社名:東京地下鉄(東京メトロ) 
  • 市場・コード:プライム・9023 
  • 上場日:10月23日 
  • ブックビルディング期間:10月8日~10月11日 
  • 売出価格決定:10月15日 
  • 購入申込期間:10月16日~10月21日 

IPOの仕組みを楽天証券のページから紹介すると、

株式の新規公開とは、未上場企業の株式が証券取引所に上場することをいい、公開された株式は投資家が市場で売買できるようになります。株式が新規に公開される際、新たに株式発行して市場から資金調達する公募増資、既に発行されている株式の売出が行われたりします。 

楽天証券では新規公開株を随時お取扱いしており、お客様はブックビルディングへのご参加などを通じて、新規公開株式をご購入いただけます。 

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/lp/debut_ipo/

ということで、東京メトロの場合にあてはめれば、10月8日から11日までにブックビルディングへの参加を行います。 

その後、売り出し価格が決まります。東京メトロの場合は10月15日です。 

想定価格は1株あたり1100円ということですが、正式に決まるのは10月15日で、予想ではもう少し高くなりそうです。IPOに関する総合サイト「やさしいIPO株のはじめ方」の予想でも、もっとも多いのが1320~1650円となっています。 

旅客鉄道事業の運営、都市・生活創造事業の運営「東京地下鉄[東京メトロ](9023)」のIPO上場情報を詳しく紹介しています。ネット証券では、SMBC日興証券、S…
www.ipokiso.com

購入申し込みは10月16日から

15日の売り出し価格を踏まえて購入の申し込みをする期間が10月16~21日です。 

その後に抽選となり、当選すれば上場日の10月23日に売り出し価格で購入できる…となるわけですが、結構な倍率となって抽選に漏れるケースのほうが圧倒的に多いです。 

楽天証券・SBI証券も掲載

東京メトロのIPOを扱う主幹事証券は、野村証券、みずほ証券、三菱UFJ モルガン・スタンレー証券(以上、国内区分)、ゴールドマン・サックス証券、BofA 証券(以上、海外区分)ですが、楽天証券とSBI証券も東京メトロに関するIPO申し込みがすでにサイトに掲載されています(各サイトページの赤枠部分) 

株主優待は200株以上から

東京メトロ株は株主優待があります。権利が発生するのは200株以上からで、株主優待乗車券のほか、次のような内容となっています。 

  • EC サイト「メトロの缶詰」300円引きクーポン券 :1 枚(3,000円以上お買い上げの際、1年間何度でも利用可能) 
  • 「地下鉄博物館」無料招待券:5 枚 
  • 「そば処めとろ庵」かき揚げトッピング無料券 (350円以上ご利用の方に限る):3枚 
  • ゴルフ練習場「メトログリーン東陽町」入場無料券 (平日限定):5枚 

株主優待乗車券は、持ち株数によって付与される枚数が異なります。 

https://www.tokyometro.jp/index.html 「株主優待制度の導入に関するお知らせ」より

わたしの場合、株主優待のことも意識して、わたしと妻名義で200株購入しようと思っており、まずは10月8日にブックビルディングへの参加手続きを行うつもりです。 

抽選に漏れたら上場初日に注文

とはいえ、相当な倍率でしょうから、IPOで購入できないことも想定しておかないとなりません。 

その場合はどうするか。わたしは上場日である10月23日に買付注文するつもりです。指値で買えるならラッキーですが、やはり成行注文するしかないかな…と、現時点では思っています。 

一般的に言われるIPO株投資は、上場当日に売却してしまいます。たとえば「やさしいIPO株のはじめ方」は次のように書いています。 

IPO株投資とは、上場する前に投資家に配られる“株を買う権利”を抽選で手に入れ、上場後にはじめに付く株価(初値〔はつね〕)で株を売ることで利益を出すことです。
もっとわかりやすく言うなら、「上場する前にその会社の株を手に入れて、上場後にすぐ売る」という作業です。たったこれだけで利益が出るのがIPO株投資です。
(略)
例えば、2023年は「96社」が新規上場をしましたが、公開価格(上場前に手に入る株価)と初値(上場日に初めて付く株価)の関係を見ると、「67勝26敗3分」でした。IPO市場が不調の年でしたが、それでも圧倒的に上がった銘柄が上回っています。

https://www.ipokiso.com/basic/index.html

わたしの場合は、上述のようなIPO株投資としてではなく、純粋に魅力的な銘柄と思って長期保有する目的で購入しようとしています。 

それでも、IPOで当選して購入できれば相当割安で手に入りますし、東京メトロ株の場合は「初値が最高値で、あとは下がる一方…」ということも考えにくいでしょう。以上の理由から、10月23日の上場初日に買付注文しようと思っているわけです。 

東京メトロの利用者でなければ株主優待は魅力ではないでしょうし、銘柄への見方も人それぞれです。ですから、あくまで「わたしはこうするつもり」ということですが、今後のスケジュールやIPOの申し込み方法などは参考にしていただけれたらと思います。 

(いしばしわたる) 

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