8月の大暴落を受けてどんな記述になっているか、その点からも最新号は必読に値します。わたしが唯一、紙の雑誌で購入する「会社四季報 プロ厳選の500銘柄」です(2024.9.18)
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最新号は8月暴落反映した記述
楽天マガジンを愛用する私が、唯一、紙の雑誌で購入しているのが「会社四季報 プロ厳選の500銘柄」(東洋経済新報社)です。そのことは以前にも記事にしました。

特に、先週13日に発売されたばかりの2024年秋号は、8月5日のブラックマンデー越えの大暴落を反映した記述となっています。その点からも大変興味深い記述となっています。
商社株でジリ高は伊藤忠のみ
例えば、5大商社株で、暴落の影響部分の記述を比較してみましょう(銘柄名の後ろの数字は証券コード)
伊藤忠商事(8001)=本命銘柄50「ジリ高」
全体急落にツレ安するも52週線を割り込んだところで調整完了。26週線を回復し下落の全戻し試す三井物産(8031)=期待銘柄200「ボックス」
夏場の急落で年初からの上昇分を吐き出しトレンド崩れる。修復には時間三菱商事(8058)=期待銘柄200「ボックス」
株価は春先から高値モミ合い続いたが徐々に下値を切り下げ。2500円前後下値のレンジ相場丸紅(8002)=注目銘柄250「ボックス」
株価は最高値をつけた後、8月に急反落。反発一服し2500円軸のモミ合いに移行住友商事(8053)=注目銘柄250「ボックス」
株価は夏場の急落で下向きの13、26週線が上値抑える。3500円軸の往来に移行
伊藤忠商事が下落分を戻しつつあり、他の商社は影響を引きずっていることがわかります。
地銀株でジリ高は山口FG
わたしが保有中の地方銀行株の記述もみてみましょう。
群馬銀行(8334)=注目銘柄250「ボックス」
株価は26週線を足がかりに戻り試す展開。保ち合いふくおかFG(8354)=注目銘柄250「ボックス」
株価は急落も利回り下支えるも上値重く往来に百五銀行(8368)=注目銘柄250「ボックス」
株価は下向きの移動平均線が上値圧迫。目先往来。還元強化なら反発も山陰合同銀行(8381)=注目銘柄250「ボックス」
株価は利回りが支えるも一服。26週線付近でモミ合い山口FG(8418)=注目銘柄250「ジリ高」
株価は8月急落で過熱感解消し出直りへ。指標割高感なくジリ高
おなじ地銀株でも、山口FGのようにジリ高のところもあれば、そうでないところもあって、こういう記述の比較をしてみるのもおもしろいです。
新NISA見据えた銘柄探しに
わたしは、11月に資金需要(マンション購入の残債支払い)があり、新規購入・買い増しは抑制しており、11月には一部売却を予定しています。ですので、今回の2024年秋号では、保有銘柄の記述を注視しながら読んでいます。
例えば「ジリ高」に分類された銘柄なら、今後も上昇が期待できるので売却候補から除外する…といった具合です。
もうひとつ心掛けているのが、来年の新NISAを見据えた銘柄探しです。
新NISAの成長投資枠では、1月早々に240万円の枠いっぱい購入するつもりですが、それは同時に240万円分、特定口座で売却することとセットで検討することになります。
現在保有している銘柄を、特定口座で売却してNISA口座で買い直すのがいちばん簡単ですが、特定口座で「ジリ安」「反落懸念」の銘柄を売却して、NISA口座で「ジリ高」「反発期待」の銘柄の購入を探る…ということも視野に入れています。
本格的な検討は12月13日発売予定の24年冬号を読んでからとなりますが、今から頭の体操はしておこうと思い、500銘柄の記述をチェックするようにしています。
もちろん、新規購入の物色にも役立ちますし、高配当銘柄の物色にも役立ちます。資産運用の柱に国内株を組み込んでいるなら、「プロ厳選の500銘柄」は必読といえましょう。
(いしばしわたる)
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