やっぱり映画館で観るのは最高です。映画公開20周年を記念して4Kデジタルリマスターされた「オペラ座の怪人」を、ミュージカル好きの長女と一緒に観てきました。迫力ある映像と音楽に酔い、ファントムの哀しい愛に泣きました(2024.7.27)
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「オペラ座の怪人」は、アンドリュー・ロイド=ウェバーが自ら最高傑作と称するミュージカルです。日本でも劇団四季がロングラン興行していますし、ミュージカルが素晴らしいのは言うまでもありません。
わたしも劇団四季で観た以外に、コロナ禍前でしたが長女と一緒にニューヨークにブロードウェイ三昧の旅行を計画。なんと最前列の席で、大迫力の「オペラ座の怪人」を堪能しました。
ジェラルド・バトラーに魅了
でも、「オペラ座の怪人」は映画版がかなりよいのです。ファントムを演じるジェラルド・バトラー、ファントムが愛した美の象徴クリスティーヌをエミー・ロッサムが見事に演じています。歌声も本人ですから、ファントムもクリスティーヌもこれほどのはまり役は二度と出てこないでしょう。
個人的にはジェラルド・バトラーのファントムは、彼のせつない表情を見るだけで涙腺が刺激されます。そのぐらい好きです。
19世紀パリ、オペラ座では謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が多発していた。美しく若いオペラ歌手クリスティーヌは、ファントムを”音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長するが、ある日、仮面の下に隠されたファントムの秘密を知ることに。青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムにも心を惹かれるクリスティーヌ……。
ガストン・ルルーの原作をもとに、「キャッツ」「エビータ」などの大ヒットミュージカルを世に送り出した天才作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが、自ら最高傑作と称賛されるミュージカル「オペラ座の怪人」を完全映画化。
わたしはDVDでもブルーレイでも映画版「オペラ座の怪人」を持っていて、何度も家の大画面テレビで観ています。
それでも、映画館で観るのは格別でした。冒頭の競りにかけられたシャンゼリゼが動き出して往時に戻るシーンに流れる「序曲(Overture)」の迫力と言ったらもう! あっという間に物語世界に引き込まれます。
もちろんキャストの歌唱力の真価が問われる「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera )」や「私の音楽のために(The Music of the Night)」は、エミー・ロッサムやジェラルド・バトラーの歌声が本当にすばらしくて……。 家では大音量でかけるわけにいかないので、映画館で観る価値は、彼らの歌声を聴くだけでも絶対にある!と確信します。
そして、ミュージカルでは第2幕の冒頭の「仮面舞踏会(Masquerade)」。このシーンは映画ならではのカメラワークが生きる大迫力で、仮面をつけるキャストたちのキレキレの舞踏に酔わされます。
ユーチューブで本編映像
というふうに、映画版「オペラ座の怪人」の魅力を縷々書きましたが、なんとユーチューブのギャガ公式チャンネルは名場面を公開しています。
3つの本編映像を観て「これは映画館で観たい!」と思った方は、最寄りの映画館で上映中かどうか、ぜひご確認を!
「25周年記念公演inロンドン」もお勧め
ところで、「オペラ座の怪人」の世界にはまったら、ぜひお勧めしたいDVD・ブルーレイがあります。「オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドン」です。
稀代の作曲家アンドリュー・ロイド=ウェバーが生み出した、ミュージカル界に燦然と輝く最高傑作「オペラ座の怪人」。その誕生から25周年を記念した2011年10月、製作のキャメロン・マッキントッシュの手により、ロンドンの荘厳なロイヤル・アルバート・ホールで未だかつてないスケールの舞台が実現。オリジナル版のハロルド・プリンスの演出やジリアン・リンによる振付に、オーケストラとキャストで総勢200名以上の出演者を配し、カーテンコールではスペシャル・ゲストも参加、本作には欠かせない超豪華な舞台衣装も施された。世界中の注目を浴びたミュージカル界最大の祭典ーー、その魅力を余すところなく堪能できる保存版。
カーテンコールでは、初演でクリスティーヌを演じたロイド=ウェバーの元妻、 サラ・ブライトマンが登場するほか、マイケル・クロフォード(初演)ら歴代のファントム役がそろって舞台に上がり、「オペラ座の怪人」や「私の音楽のために」を熱唱します。
このカーテンコール映像を観るだけでも十分に価値がありますし、かなり長尺のメイキング映像では「オペラ座の怪人」の制作過程も余すところなく出てきます。
映画館で「オペラ座の怪人」の虜になったら、ぜひ、「オペラ座の怪人 25周年記念公演inロンドン」も観てみてください。
(しみずのぼる)
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